パドヴァはイタリア、ヴェネト州にある人口21万人の都市。シェークスピアの『じゃじゃ馬ならし』の舞台設定でもある。(それにしても、『じゃじゃ馬ならし』とは、なんとキャッチーな邦題であろうか・・・)ヴェネツィアの西30kmにあり、1405年から1797年にヴェネツィア共和国が滅亡するまで、400年近くこの支配を受けた。(その後、オーストリア帝国による支配を経て、1866年にイタリアに併合)位置的にはこ . . . 本文を読む
コロナに沈んだ昨年。2020年の生活における、数少ない個人的な僥倖。それは『未来神話ジャーヴァス』との30数年ぶりの邂逅であった。正確に言うと、『ジャーヴァス』そのものではなく、そのオープニング画面のBGMとの再会である。うーん、ジャーヴァスって何?■未来神話ジャーバス(タイトー/1987年6月30日発売)ファミリーコンピュータ用のRPG。発売当時、友人に借りてプレーしたものの、これが目を覆いたく . . . 本文を読む
7月某日。ちょっと自分的に不思議なことが起きたので、メモを残したい。あくまで日記なので、エヴァンゲリオンそのものにフォーカスした文章でない点はご容赦を。++++あれは、今年3月でしたっけ?NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』の庵野監督の回を見まして。翌月、再編集版の『さようなら 全てのエヴァンゲリオン』もBSで見て。苦労を重ねたスタッフの皆さんが、完成試写でようやく自分を解放している姿を見て、 . . . 本文を読む
コロナ禍において、数少ない良かったことは、朝食をちゃんと食べるようになったことだ。アイスコーヒーを注いで、パンにチーズをのせて焼くだけで十分美味しい。オーブンで溶けたチーズは太陽のようだ。そして小生には秘密兵器がある。友人にもらったハバネロソースである。これをチーズの上に垂らす。本来、数滴で十分ホットなのだが、なにぶん目を覚ましたいという目的もある。「あかん、おかしなってまう」思わず関西弁になるほ . . . 本文を読む
■某月某日「アイ・アム・レジェンド」どうしてもリモートでは片付かない仕事があり、東京駅へ。丸の内の街はほぼ無人。こんなに人が居ない東京駅も珍しい。と言うか、ほとんど『アイ・アム・レジェンド』の世界だ。無人の東京駅を見るのは20年ぶりだ。今の、平日も週末も人で溢れる丸の内しか知らない人には意外かもしれないが、20年前の丸の内は週末になると閑散としていた。開いている路面店はブルックス・ブラザーズと高級 . . . 本文を読む
■某月某日「トーキョーブルース」本格的な巣篭りの日々が始まった。今、飲むべきビールはこれだろう。TOKYO BLUESは、文久3年創業という石川酒造のクラフトビール。小生はこの白いラベルのセッションエールをよく飲む。ブルースは元々、米国南部のワークソングが発展して生まれたと言われるが、日本でブルースというと、どうしても一瞬淡谷のり子先生が脳裏をよぎってしまう。■某月某日「季節外れの大雪」寒ッ!今日 . . . 本文を読む
■某月某日『バレルから僕へ』まあ、酒量は減ってるね、家の外で一切飲まないんだから。ニッカのWhisky from the Barrel。折からの国産ウイスキーブームで一昨年くらいは流通がすごく減ってた気がするけど、今は普通にあるみたい。コレを生(き)でゴクゴクいって「タハッ、おもちろい!」とか言ってると、じきぶっ倒れます。モルト原酒とグレン原酒のブレンデットなんですが、瓶詰する時の割水をだいぶ抑え . . . 本文を読む
■某月某日「不幸中の幸い」3月に巣ごもり生活に入った時、個人的にあまり不満を感じずに過ごせた。その理由の一つに、2月のまだ動けるうちに会いたい人にだいたい会っておけた事がある。当時はまだ、ダイヤモンド・プリンセス号での感染事例が報じられ始めた頃で、その後の社会の変容を想像した人は少なかった。コロナによって巣ごもり生活を強いられる近未来を自分だけ予見できていた、という訳では勿論ない。小生は昨年から会 . . . 本文を読む
昭和41年から小説現代の紙面をかざったリレー形式の連載『酒中日記』。
豪華作家陣が酒を巡るエピソードを日記形式で書き継いだこの連載。
これに触発された夜間飛行氏がコロナ禍で飲みにもいけないで、それを逆手に取って(?)、ただ家でじっとしてるだけ、という地味な日記を書いてみたのが、この『渦中日記』。
そっか、ずっと家にいるから『家中日記』でもあったんだね。 . . . 本文を読む
米シリコンバレーにある、アップル・パークへ。ここは2017年に完成したアップルの新本社で、生前のスティーブ・ジョブズが関わった最後のプロジェクトと言われています。5bnドル(5,400億円)を投じて建てた、ドーナツ型宇宙船みたいな本社社屋を見たい人は、後ほどプロがドローンで撮った動画でご確認ください。今回は、本社の脇にあるVisitor Centerの話。オリーブの木の向こうに、まずカフェが現れる . . . 本文を読む
ここを訪れるのは、だいたい一軒目でノドを潤した後、二軒目か三軒目といった頃合いで。混んでるから、無理言って席を作ってもらうんだけど。酔いざましにレモンサワーなどを頼む。すると、猫がカウンターに飛び乗って隣まで来る。お酒と料理をチラリと見る。そして、俺の顔は絶対に見ない。(この辺はニャンコの矜持というモノでしょうね)相変わらず目ツキの悪いヤツだ。(でも、お酒はやらないぜ)突然だが。先日、森高千里の『 . . . 本文を読む
どーでもいい話ですがブログ開始から4,200日だって、今日で(笑)なんの努力もせずにダラダラ続いてるだけだけど、でもわりとスゴい時間ですね。4,200日ったら11年半かな?小学3年生だった人が成人しちゃうくらいの期間。・・・と思うとさすがにちょっとビビるなァ(笑)++++そんで、相も変わらずジンギスカンの話。もともと羊は嫌いじゃなかったんだけど、トルコ住んでる間にますます好きになりました。向こうの . . . 本文を読む
夏日になって。みんなで東京タワーまで歩いて。この暮れなずむ空とタワーの感じが好きだ。わいわい言いながらタワーの上まで登って。何をするかと言いますと。おら、肉食う。最近になってジンギスカンが好きになった。そしてニクはみんなで食べる方が美味しい。ハイボールで乾杯!氷モリモリも屋外のジンギスカンなら許せます。いや、むしろ好ましい。帰る頃にはちょうど良い夜空で。風が気持ちいい。屋上はガヤガヤしてたんだけど . . . 本文を読む
『ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代』国立西洋美術館 本館[主催]国立西洋美術館、ル・コルビュジエ財団、東京新聞、NHK
5月吉日。ふーい、間に合って良かった。20世紀建築の巨匠、ル・コルビュジエ(1887-1965)。個人的にコルビュジエに最も強く惹かれていたのは確か2000年頃で。その頃はコルビュジエが残した集合住宅の傑作であるユニテ・ダビタシオンに住みたくて住みたくて。(今 . . . 本文を読む
シティライツ・ブックセラーズ & パブリッシャーズ。この度、念願叶って訪れる事ができました。サンフランシスコの北東部。チャイナタウンの北、ノースビーチにあります。トランスアメリカピラミッドの辺りから坂を登って行くといいでしょう。割と急な坂を、ちょうど登り切ったところ目指す書店はあります。店に入ってから自らの空腹に気づくようなヒヤリハットは避けるべきです。息切れしないように、坂の下の中華で適当に腹を . . . 本文を読む