The Pleasure Dome

道楽家・幻彩が音楽好きの方々に執筆

CyberLink MediaShow 6 の“ 2D から 3D 画像/動画”は自然な立体感

2013年06月08日 10時43分55秒 | 立体映像

LG CINEMA 3D MONITOR を使用している 3D 対応 PC 環境ならば
3D 撮影機能が無いデジカメとビデオカメラで撮影した普通の 2D 画像を
「 3D 化」して楽しめます。… 2D 画像の 3D 化はインチキだ…と
苦言を呈する人が少なくありませんが、実は映像プロの世界である
映画作品においても「 3D 化」は必然的に行われています。

最近話題になっているのが「 YouTube の 3D 化サービス」。
“ 1080p ”の HD 画質でアップロードされているコンテンツには
上図のように「 3D 変換」のタブが付いているものがあります。



「 3D 変換」をクリックすると見事に 3D 動画が表示されます。

YouTube のサーバで処理される3D変換は複数の手法を組み合わせたもの。
2D 動画の色や空間レイアウト、動きなどの分析からデプスマップ (奥行き情報) を
生成する点は一般的な 3D 変換と同じですが、YouTube では日々アップロードされる
「3D 動画」から機械学習し、2D 動画の奥行き推測に役立てているそうです。





私は…CyberLink MediaShow 6 の“ 2D から 3D 画像/動画”…を
活用しています。コンサートなどの収録では JVC KENWOOD GS-TD1 を 4 台使用して
いますが、サブに使用したカメラが SONY HDR-SR12 のように 2D 画像のみの
場合に、その画像を“ 2D から 3D 動画”で 3D 化しています。





全体に 3D 作品として仕上げたコンテンツに“ 2D から 3D 動画”で 3D 化した画像を
混在しても違和感がありません。CyberLink MediaShow 6 の“ 2D から 3D 画像/動画”は
処理が速いので重宝しています。立体感の補正は Movie Studio Platinum 12.0 (64-bit)の
「ビデオ イベント FX」に装備されている“ステレオスコピック 3D 調整”を適用します。

CyberLink MediaShow 6 の“ 2D から 3D 画像/動画”で 3D 化した画像は
画像の左右に黒い縦帯が付いているので、これを「トリミング」で画像外に追い出します。







CyberLink MediaShow 6 は話題の「 4K サイズ画像」にも対応していますが
現在は「 4K サイズ画像を 1920 x 1080 ピクセルの HD サイズ」に変換するのみです。

CyberLink PowerDirector 11 は「 1920 x 1080 ピクセルの HD サイズを 4K サイズ画像に変換」
する機能が装備されています。もちろん“超解像化処理”が適用されます。
しかし、 4K 動画の編集は 次世代 CPU を搭載したハイ・パワーの PC でなければ不可能です。

4K 動画は 55 型以上の大画面テレビで威力を発揮するもので 40 型以下の
テレビでは無用のものと私は感じています。



***** 本日はここまで *****

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