Final Judgement

ヤオ判定に怯えるボクシングファンのひとりとして
採点に特化し備忘録かわりに作成します

ワルーエフvsホリフィールド(2008年12月20日スイス・チューリヒ)

2008年12月23日 | ヘビー級
△ワルーエフ 114-114 ホリフィールド△  

1R ホリフィールド10:9(ワルーエフ9:10ホリフィールド)
2R ホリフィールド10:9(ワルーエフ18:20ホリフィールド)  
3R ワルーエフ10:9(ワルーエフ28:29ホリフィールド)
4R ホリフィールド10:9(ワルーエフ37:39ホリフィールド)   
5R ホリフィールド10:9(ワルーエフ46:49ホリフィールド)  
6R ワルーエフ10:9(ワルーエフ56:58ホリフィールド)   
7R ワルーエフ10:9(ワルーエフ66:67ホリフィールド)  
8R ワルーエフ10:9(ワルーエフ76:76ホリフィールド)
9R ワルーエフ10:9(ワルーエフ86:85ホリフィールド)  
10R ホリフィールド0:9(ワルーエフ95:95ホリフィールド)
11R ワルーエフ10:9(ワルーエフ105:104ホリフィールド)
12R ホリフィールド10:9(ワルーエフ114:114ホリフィールド)   



<Official>
◎ワルーエフ MD ホリフィールドX

ピエルイジ・ポッピ(イタリア)116-112
ミカエル・フック(スウェーデン)115-114
ギルレモ・ペレス・ピネダ(パナマ)114-114



1R ホリィがワルーエフを軸に周りながら間合い計って出入り。右クロスや左フックを好打してRを奪う。
2R アクションに欠けるR。強いて振り分けるなら左フックを当てたホリィか。
3R 左フック一発以外この回は特にホリィ周ってただけの印象。右クロスも浅く当てたワルの前進の方に。
4R 離れてダブルジャブ、接近したら右アッパーを狙う王者だが効果はあがらず。不正確ながらも右クロスから連打を見せたホリィ。
5R 体力使う接近戦を極力控えサークルしながら隙を見て打ちかかっては離れる。自重がきいて頭脳的な今日のホリィ。
6R さすがにこのままじゃマズイとワルーエフが圧力強めてきた。小突くような右も当ててリード。
7R サークルしてたのがだんだんバックペダルを踏むようになってきた。ヒット数は互角だがペース支配で王者。
8R 王者がワンツーを連発して攻勢。ボディから上に返すなど細かいところも見せる。ホリィはロープに追われることも多くなった。
9R ホリィが足止めて打ち合いに応じるシーンも。微妙なRだがわずかに王者の積極性が上回ったか。
10R ほぼ互角の情勢ながらホリィがクリーンヒットした右フックの印象がいい。
11R ワルーエフがダブルジャブで攻める。ホリィはその攻勢を足でかわすが自分の攻撃がお留守になってた。
12R ホリィコールの中ワルが攻めホリィは周る展開は変わらず。前回よりワルの攻撃は効果をあげない。序盤のホリィの右2発が上回ったか。

・年齢のことを考えないでいうとホリィに勿体無い試合。もう少し手を出せば勝ってた。
・試合自体は微妙なRも多くどっちに転んでもおかしくない内容だったとおもう。
・アメリカのサイトでいうほど酷い判定ではないとおもった。フォアマン・シュルツみたいなもん。地元が強い。
・王者はもうボクサーとしては老境にあるホリィとこんな試合してちゃね。スイスの観客も判官贔屓にはしるのもむべなるかな。
・もっと圧力をかけて密着戦み持ち込んでホリィを失速させることもできたろうに。
・前に出ながらも戦意の薄い、消極的な試合運びだったのは残念。ホリィがうまかったにしろ。
・逆にホリィはいつものダーティーさを見せ付ける接近戦をさけ、体力使うクリンチもなるべくしないように戦ってた。
・疲れはあったにしろ後半のホリィはティト戦のデラホーヤのような計算違いがあったとおもう。
・ワルーエフはやはり油断があったようにおもう。負けでもおかしくない試合を拾ったのだから次は締めてほしい。

コメントを投稿