Final Judgement

ヤオ判定に怯えるボクシングファンのひとりとして
採点に特化し備忘録かわりに作成します

徳山vsペニャロサ第1戦(2001年9月24日横浜アリーナ)

2009年04月30日 | スーパーフライ級
◎ペニャロサ115-113徳山X  

1R ペニャロサ10:9(徳山9:10ペニャロサ)
2R 徳山10:9(徳山19:19ペニャロサ)  
3R ペニャロサ10:9(徳山28:29ペニャロサ)
4R ペニャロサ10:9(徳山37:39ペニャロサ)   
5R 徳山10:9(徳山47:48ペニャロサ)  
6R 徳山10:9(徳山57:57ペニャロサ)   
7R ペニャロサ10:9(徳山66:67ペニャロサ)  
8R 徳山10:9(徳山76:76ペニャロサ)
9R ペニャロサ10:9(徳山85:86ペニャロサ)  
10R 徳山10:9(徳山95:95ペニャロサ)
11R ペニャロサ10:9(徳山104:105ペニャロサ)
12R ペニャロサ10:9(徳山113:115ペニャロサ)   


<Official>
◎徳山 UD ペニャロサX

チャック・ハセット(アメリカ) 115-113
ジョン・キーン(イギリス) 116-113
チャック・ウィリアスム(アメリカ) 115-113



<memo>
1R 体格で大きく上回る徳山だが意外と打ち合いに応じる。ペニャロサの右フックを評価。
2R 徳山はトリッキーに動く。両者クリーンヒットは少ないが手数で徳山か。
3R ペニャロサのワンツーがいい。
4R 徳山のパンチはほぼ腕と肩で殺されてる。
5R ペニャロサのボディ攻撃と打ち逃げのような徳山の右。地元だし徳山か。
6R ペニャロサの踏み込みガやや甘くなったか徳山のアウトボックスが上回った。
7R バッティングで出血も終盤の攻勢でペニャロサ。
8R 前半徳山後半ペニャロサ、微妙だけど序盤の徳山の左フックが印象いい。
9R バッティングで出血ひどくなるもボディ連打で徳山失速。体が流れ足も怪しい。ドクターチェックで休めて助かった。
10R ともに有効打は少ないが徳山のロングからのパンチの方が見映えがよかった。
11R 左ストレートをクリーンヒットした中盤以降ペニャロサが有効打を重ねた。そこでまたもドクターチェック。
12R ガス欠の徳山は一発当ててクリンチにいこうとするがそこをペニャの右フック、左ボディでしたたか打たれた。

・判定はややペニャロサに不運か。抑えたRは比較的明確だったのに対し失ったRは微妙なものが多かったので印象はペニャロサのほうが良かった。
・116-112ペニャから115-113徳山まではありか。地元だしジャッジ構成が欧州と米国だったのも良かったかも。
・ペニャロサ追い足がないのが勿体無い。川島戦時インパクトを受けた踏み込みの強さもそう感じられなかった。徳山のやりにくさも考慮すべきなんだろうけど。
・徳山はジャブがうまく当てられずいつも以上にバランスの悪さが感じられた。右から入って左フックというパターンも腰が引け気味で有効とは言い難い。
・しかしボディで明白に失速しピンチを凌いだ次のRでカムバックしてきたのは見事。結果的にこのがんばりがタイトル防衛につながった。
・徳山の終盤の失速は序盤に敢えて打ち合いに応じて消耗したことも一因だろう。鬼塚vsカストロみたいな戦略で。
・だが中盤までにポイントを抑えることに成功して勝利を収めたわけだから結果的に陣営の作戦は正しかったと言えるんだろう。

コメントを投稿