Final Judgement

ヤオ判定に怯えるボクシングファンのひとりとして
採点に特化し備忘録かわりに作成します

アルセvsアンコタ(2010年1月30日メキシコシティ)

2010年01月31日 | スーパーフライ級
◎アルセ 59-55 アンコタX  

1R アルセ10:9(アルセ10:9アンコタ)
2R アルセ10:9(アルセ20:18アンコタ)  
3R アンコタ10:9(アルセ29:28アンコタ)
4R アルセ10:9(アルセ39:37アンコタ)   
5R アルセ10:9(アルセ49:46アンコタ)  
6R アルセ10:9(アルセ59:55アンコタ)

<Official>
◎アルセ UD アンコタX

58-56
60-54×2


<memo>
1R アンコタはスイッチヒッターのようだが対アルセ用か主に左で戦う。ガタイで勝るアルセがコーナーに詰め連打。ともにそう有効打はない。
2R 変則のアンコタに対しアルセは体力でコーナーに詰めて逃がさず左ボディからのコンビ。だがアンコタもいい角度の右アッパーを何度も打ち抜き抵抗。
3R この回も同じ展開。アンコタは敢えてコーナーに詰められ放題にしてるのかも。攻められつつもこの回はインからいい右フック、アッパーを決めた。
4R またも終始青コーナー近辺での攻防。この回のアルセは3Rの反省からか大振りを控え防御にも心を配ってるようにみえる。
5R ロープやコーナーを背にすると柔らかい体を利したディフェンスや危険なアッパーで抵抗できるがリング中央だとただの逃げ腰クリンチャーなアンコタ。
6R 地元だし中央で待ってればもっと楽に戦えそうなもんだが誘われるとやっぱり行ってしまうのがアルセらしい。終盤反撃も浴びたが攻勢でアルセ。
7R さすがに劣勢を意識したかリング中央へ出てきたアンコタ。だがやはり冴えない。バッティングでアンコタ右目上をカット。負傷判定へ。

・アルセが初の世界タイトルを獲得したのは1998年。このファイトスタイルでこれだけ長くやれるのはすごい。
・今日もやはり腰高でバランスも崩しがち、年齢と60戦を超えるキャリアの疲れは感じさせた。
・ピーク時のアルセならまずは前半で終わらせてただろう。でも今日は12Rまでいっても倒せそうな雰囲気はなかったようにおもう。
・ロープアドープをやってるときのアンコタはさすがなものを見せた。軟体動物みたいな上半身の動きや思い切りのいいアッパー、上下のタフネスもなかなか。
・でもリング中央ではダメダメ。キャリアの崖っぷちなんだしアルセがボクシングすればもっと楽に勝てたとおもう。
・しかし本当に切羽詰らないとそれを選ばない、選べないのがアルセか。人気の源でもあるんだろう。辰吉とダブるかんじ。
・軽量級屈指のビッグネームの割りに今のアルセは世界を名を売るにはかなりリーズナブル。日本人選手と絡んでほしい。今なら充分手が届くだろうし。


アルセvsデビッド(2008年5月17日メキシコ)
  

1 コメント

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王様扱いウマーw (キングダム)
2010-02-03 13:44:32

まさかオ ナ ホをあんな風に使ってくるとは思って無かったぞ( ̄0 ̄)w

一日経ってもまだ下半身ヒクヒクしてるし(;´▽`A
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