Final Judgement

ヤオ判定に怯えるボクシングファンのひとりとして
採点に特化し備忘録かわりに作成します

アグベコvsゴンサレス(2008年12月11日アトランチックシティ)

2008年12月14日 | バンタム級
1R アグベコ10:9(アグベコ10:9ゴンサレス)
2R ゴンサレス10:9(アグベコ19:19ゴンサレス)  
3R アグベコ10:9(アグベコ29:28ゴンサレス)
4R アグベコ10:9(アグベコ39:37ゴンサレス)   
5R アグベコ10:9(アグベコ49:46ゴンサレス)  
6R アグベコ10:9(アグベコ59:55ゴンサレス)   
7R アグベコ10:9(アグベコ69:64ゴンサレス)  
8R ゴンサレス10:9(アグベコ78:74ゴンサレス)
9R アグベコ10:9(アグベコ88:83ゴンサレス)  
10R ゴンサレス10:9(アグベコ97:93ゴンサレス)
11R ゴンサレス10:9(アグベコ106:103ゴンサレス)
12R アグベコ10:9(アグベコ116:112ゴンサレス)   



<Official>
◎アグベコ MD ゴンサレスX

ラリー・ロゼット(アメリカ)116-112
ラリー・レイトン(アメリカ)116-112
トム・カツマレク(アメリカ)114-114



<memo>
1R 久々の試合だが王者の動きはいい。主にボディ狙いのゴンザレスの大きな左に素早い右をリターンで当てる。終盤ローで休憩あり。
2R まるで4回戦でもあるかのように挑戦者が仕掛ける。王者の的確さを手数でやや上回ったとみる。
3R 早くもゴンサレスにスローダウンの兆候がうかがえる。王者がプレッシャーをかけ始めた。
4R 挑戦者が中途半端なジャブを打つとカウンターする左フックが良くあたる。ゴンサレスは左目上をカット。
5R 序盤荒く攻め立てる王者にゴンサレスの左ストレートがカウンターで直撃も特にダメージは無いよう。いきなりの右で追い上げた王者に。
6R 王者の厳しい攻めに挑戦者の手数が減る。苦しいゴンサレスはゴングの後にローブローというダブルバイオレーションで注意される。
7R 体力で勝る王者が挑戦者を追いつめる。挑戦者の大きなパンチをもらうこともあるがさして効かないよう。
8R 流れは変わらないがこの回はゴンサレスの右フックの正確性が勝っていた印象。
9R ゴンサレスは戻ってきた感じ、力強い右フックをあててチャンスをつかみかけたがそこで逆に左フックをカウンターされダメージを受けた。
10R 王者が体力に任せて打ち合いを挑むが後半ゴンサレスのボディ連打で初めて効いた素振りを見せた。意外な弱点か?
11R 挑戦者は開始早々ボディに絞って攻める。中盤攻撃に逸った挑戦者に王者のワンツー、効いた。接近したRだが前半の挑戦者の攻撃を。
12R 楽に構えてスピーディーな左右を打ち込んでくる王者に挑戦者は後手に回り効果的なパンチを打ち込めず。


・小差かも知れないが勝者は明らかにみえた。これでドロー採点は少し気の毒だ。
・挑戦者はジョニー・ゴンサレス戦から変わっておらず相変わらずスローで強いパンチを振り回してた。
・ジョニー戦ではそれが当たったけれど今日はスタートダッシュかけたのに引き離せず中盤までは傷もあってストップ負けが見えてたのだが。
・10Rに見せた失速、ボディ耐性、決定力、意外にもらうディフェンスなど久々の試合ということもあったがアグベコの欠点もみえた。
・アグベコはどのアングルからも打ちたいパンチを即時に繰り出すことができる。
・しかし反応のよさに反しディフェンスはやや甘く直撃弾をもらうことも少なくない。
・でありながらダメージを感じさせないところみると打たれても強そう。
・あるいは中盤以降は相手のパワーが落ちたと判断して少々の被弾をには構わなかったんかもしれない
・しかし10Rのボディは疲れもあって明白に効いていたようにみえた。
・戦い方としては最終回のようなスタイルが一番長所を生かしてるとおもう。
・いいジャブをもっているのにやや出し惜しみしてるのも勿体無い。
・粗い面も見せたがそこが伸びしろのようにも感じられるし次の試合が楽しみ。実力者との試合を見たい。

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