今日は全幕通しをしましたが、通すことによって見えてくる部分がたくさんあります。(もちろん台本に全て書かれていることなのですが)
特に前半30分は登場人物のオンパレードですし、それぞれの関係性や位置づけ等、かなりの情報が観客に与えられます。
ルヴォーの言葉で印象的だったのは、その前半部分は一つのフレーズなんだと言っていたことです。
それに伴い、役者は動き続けていなければならないと。(踵で立たないという表現を使っていました)
もちろん、ここでいう動きとは物理的な動きではなく、心の動きであり、役として生きるということに他なりません。
「君たちが舞台上でその役割を果たすだけじゃつまらない、観客は信念を見にくるんだ」という、初日に受けた言葉を改めて思い出しました。
ルヴォーはこうも言います。
「乗客になってはいけない」
自分達が物語を作っていくという、主体性、能動性をフルに発揮して、これからもこの作品と向かいあっていきたいと思いました!
さて、前置きが長くなりましたが、今日はM5からです。
M5“美しき戦争”
“恋愛と戦争は同じ。女性が主導権を握り、あらゆる武器を使って敵を陥落させるのよ”というラリッシュ・マリー・女性アンサンブルによるナンバー。
全体的にマットな雰囲気の漂う本作で、唯一スカッとしたある意味最もミュージカルらしいナンバーです。
シリアスな中にこういう曲をポンといれてくる所に、センスの良さを感じさせられます。
M6“マリーのテーマ(運命の人)”
いつか、この世界を変えるような運命の人に出会えることを信じて歌う、マリーのショートナンバーです。
M7“踊れワルツを”
ドイツ皇帝ウィルヘルム二世の歓迎舞踏会で、ワルツを踊りながら歌われる優雅な一曲です。(数名、踊ってない人もいますが…)
M8“ポルカ”
歌はないインストナンバーです。M5“美しき戦争”のモチーフが使われている中、ポルカを躍ります。
M9“マリーのワルツ”
舞踏会で運命の出会いを果たしたルドルフとマリー。まだその事には気づいていませんが、M6“マリーのテーマ(運命の人)”のワルツアレンジによって、観客には運命の出会いを果たした事は伝わっているのです。
M10“踊れワルツを(リプライズ)”
きっとまた会える…そんな確信のような予感を抱きながら二人は別れ、リプライズの歌が流れ舞踏会は終わりを迎えます。
M11“それ以上の…”
「ただのロマンスじゃない、夢でもない。あなたはそれ以上…」
二人の心は舞踏会で出会ったお互いの事でいっぱいです。
離れているのに心がシンクロしている、そんな演出にも注目していただきたい素敵なデュエットです。
M12“栄光への道”
ターフェが自分の理想を思い描き歌うショートナンバー。
実はこのモチーフはルドルフが二幕で歌う“明日への道”のモチーフなんです。
前回ご説明した逆リプライズがここでも登場というわけです。
M13は転換の曲なので、次回はM14から再開です(*^_^*)
特に前半30分は登場人物のオンパレードですし、それぞれの関係性や位置づけ等、かなりの情報が観客に与えられます。
ルヴォーの言葉で印象的だったのは、その前半部分は一つのフレーズなんだと言っていたことです。
それに伴い、役者は動き続けていなければならないと。(踵で立たないという表現を使っていました)
もちろん、ここでいう動きとは物理的な動きではなく、心の動きであり、役として生きるということに他なりません。
「君たちが舞台上でその役割を果たすだけじゃつまらない、観客は信念を見にくるんだ」という、初日に受けた言葉を改めて思い出しました。
ルヴォーはこうも言います。
「乗客になってはいけない」
自分達が物語を作っていくという、主体性、能動性をフルに発揮して、これからもこの作品と向かいあっていきたいと思いました!
さて、前置きが長くなりましたが、今日はM5からです。
M5“美しき戦争”
“恋愛と戦争は同じ。女性が主導権を握り、あらゆる武器を使って敵を陥落させるのよ”というラリッシュ・マリー・女性アンサンブルによるナンバー。
全体的にマットな雰囲気の漂う本作で、唯一スカッとしたある意味最もミュージカルらしいナンバーです。
シリアスな中にこういう曲をポンといれてくる所に、センスの良さを感じさせられます。
M6“マリーのテーマ(運命の人)”
いつか、この世界を変えるような運命の人に出会えることを信じて歌う、マリーのショートナンバーです。
M7“踊れワルツを”
ドイツ皇帝ウィルヘルム二世の歓迎舞踏会で、ワルツを踊りながら歌われる優雅な一曲です。(数名、踊ってない人もいますが…)
M8“ポルカ”
歌はないインストナンバーです。M5“美しき戦争”のモチーフが使われている中、ポルカを躍ります。
M9“マリーのワルツ”
舞踏会で運命の出会いを果たしたルドルフとマリー。まだその事には気づいていませんが、M6“マリーのテーマ(運命の人)”のワルツアレンジによって、観客には運命の出会いを果たした事は伝わっているのです。
M10“踊れワルツを(リプライズ)”
きっとまた会える…そんな確信のような予感を抱きながら二人は別れ、リプライズの歌が流れ舞踏会は終わりを迎えます。
M11“それ以上の…”
「ただのロマンスじゃない、夢でもない。あなたはそれ以上…」
二人の心は舞踏会で出会ったお互いの事でいっぱいです。
離れているのに心がシンクロしている、そんな演出にも注目していただきたい素敵なデュエットです。
M12“栄光への道”
ターフェが自分の理想を思い描き歌うショートナンバー。
実はこのモチーフはルドルフが二幕で歌う“明日への道”のモチーフなんです。
前回ご説明した逆リプライズがここでも登場というわけです。
M13は転換の曲なので、次回はM14から再開です(*^_^*)