今日 職場に着いて 準備をしていると ある利用者さんの残念な情報がありました
体調を崩され入院されていて 復活されたばかりの優しい老紳士でした
お手伝いをさせて戴くと 必ず「ありがとう」と声を掛けて下さる方でもありました
現役の時は重職をこなされ 誰もが頭を下げる・・・でも終盤は尿臭漂う老紳士
入浴のお手伝いをさせて戴いた時 上がり湯なので少し熱めで・・と声を掛けると
「細やかなお心遣いありがとう」と。。。それが最後のお手伝いになってしまいました
心よりご冥福をお祈りいたします 
優しいお声掛けを戴いたこと感謝して忘れずに お仕事頑張りたいと思います
そしてもう一人 お若い頃一生懸命頑張って子供達を守ってこられた老婦人が
重篤な状態で通って来られている。先日この方の入浴のお手伝いをさせて戴き
亡くなった姑を思い出しました。 あの時は心が壊れそうになる位大変でしたが
今となれば その母を看てきたことが自信となり 今の仕事に大きく役立っている
何だかスイスイと体が動き 体に負担をかけないように配慮しお手伝いが出来た
自分が受けた心の痛みが今度は周りの方への気配りとなり 自分の心が育つ
懐かしい思いで振り返る事が出来た そう辛かった事も過ぎてしまえば「今も昔」
初心を忘れずに いつが最後になっても後悔のないお手伝いをしたいと思う 
