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オキノテヅルモヅル

考えている事 感じた事を 文章にしてみる事
最近もゲームとアニメな日々

border installation ver. 青山スパイラル

2017-04-23 14:29:45 | 博物館 美術館 演劇 映画 イベントetc.
毎週土曜日は仕事で青山に行っているのですが、打ち合わせの後に良く行く場所の一つが青山スパイラルホール。
いつも様々なイベントが催されていて、なかなかに刺激的です。 しかも基本概ねタダ!!(何度かカフェ的なイベントで飲み物有料というのは有り)

今回のイベントは「体験型ダンス作品『border』から派生して制作された作品でダンサーが登場しないインスタレーション空間」・・・との事。
インスタレーション空間というのはまぁ不思議空間だよってくらいの意味だと思います、解釈適当。

具体的にはどういう事かと申しますと、ヘッドセット型VR(バーチャルリアリティ)ディスプレイを付けてインスタレーション空間を眺める事で、VRとリアルを重ねて鑑賞できると言った物。

リアルでは宙に吊るされて動かないバルーンが、VRでぐにょんぐにょん動きます。
CGのエフェクトが交錯する空間に、普通に順番待ち(15分待ちくらい)をしている人達や向かいのカフェで談笑している人達がいると言った塩梅。

視点を動かしたらどれくらいVRが追随するのか試すのが面白くて、頭をぐるんぐるん回す変な人になっていた気がします。
体感だけど画角で90度ないくらいでした。横向いたらCGは消えちゃう。

でも並んでた時眺めてたら皆じっと鑑賞してる人ばっかりでした。それだとVRの意味はあまりないのではないでしょうか・・・。



この後、スパイラルの5Fにある「櫻井焙茶研究所」へ
テーブルは満席の事が多くしかも高額ですけれども、ここにはカウンターで立ち飲みという選択肢があって10種類のお茶が一煎400円で楽しめます。
長居はできませんがお店の人のお茶の話を伺いながら、それぞれに個性的なお茶の香りや味を堪能できてとても良いです。










ミュシャ展

2017-04-12 13:25:07 | 博物館 美術館 演劇 映画 イベントetc.
アウトドア派ではないんですが、とにかく色々見て回るのが好きで毎週どこかしら出かけています。
小さなイベントだとそのままスルーしてしまったりもするんですけども…印象に残ったものはやはりブログに書き留めたい。

という訳で、国立新美術館のミュシャ展です。

ミュシャと聞いてすぐに思い出されるのはパリ時代のあの美しいアールヌーヴォーなポスター。
私もそうだったんですが、今回の展覧会でちょっとイメージが変わりました。
晩年のミュシャにとってパリ時代の絵はあまり好ましくない物になっていたんですね~。

今回のミュシャ展は、パリを後にして祖国チェコに戻り、そこで亡くなるまでの19年の間に描かれた『スラヴ叙事詩』の一挙公開です。
スラヴとチェコの歴史を描いたこの連作には、パリ時代にはなかった祖国への愛がこもりまくり。

トルンカ、シュワンクマイエル、ドヴォルザーク、スメタナと、私の好きな芸術家の多くが何故かチェコの人だったという経験があるんですけども、彼らの多くはとても愛国心が強く作品にもそれが色濃く表れていたりします。

トルンカは「チェコの古代伝説」を製作してますし、ドヴォルザークの「スラヴ舞曲集」スメタナの「わが祖国」とか凄い有名。
ミュシャもチェコ人だと聞いて、なるほどな~と思った次第であります。

展示のメインである『スラヴ叙事詩』は20点もの絵画から成る連作ですが、特筆すべきはどの絵ももの凄く大きい事。
手前に描かれている人物は実物大以上。
絵の前に立つと、その場にい合わせているかの様な臨場感です。(しかもこう言っちゃなんですけどどの絵もFFのワンシーンっぽいw

20点のうち数点は写真撮影可のコーナーに置かれていて、私はそこで少し離れて写真を撮ったのですが。

絵を鑑賞している人達が絵の中の人物みたいになってます。
このスケールの絵が20点ですよ・・・私は結構美術展に足を運ぶ方ですが、こんなの初めて。
この展覧会は本当にお勧めです。こんな機会はもうないんじゃないかなと。

そして美しいルミール。

未完に終わった「スラヴ菩提樹の下で宣誓する青年たち」の一部分、ミュシャの娘がモデルになった彼女もほぼ実物大です。
まるで実際に居る女性の記念写真を撮るみたいな気分で写真撮りましたよ(*‘ω‘ *)






大英自然史博物館展

2017-04-08 15:13:03 | 博物館 美術館 演劇 映画 イベントetc.
なにやら私好みなイベントだったので行ってきました「大英自然史博物館展」

イギリスの大英自然史博物館は博物学好きにはメッカみたいな場所ですが、今回はそこから370点ほどが国立科学博物館にやってくるとの事。
なんともまぁ、ありがたいお話であります。

今はもう学問分野としては残っていない博物学。それゆえにともすれば古めかしくて骨董品みたいなものになりがちですけども。
美しい展示物からは、宗教的見解が自然科学に大きな影響力を持っていた時代に、世界のありのままを知ろうとしていた人達の心意気が伝わってきます。

同時にそれでもそこにほんのり漂う魔術的な雰囲気が…美しい筆記体の手書き文字のラベルとか歳月の流れを感じさせる木箱とか…とても魅力的。


チャールズ・ライエルの「コケムシ化石」 
火山島の形成が地学的に長い時間を要した事を証明する為の標本なんだけど、意味とか判らなくても可愛い。


ヘンリー・ベイツの日誌
5年にわたるアマゾン探検の間につけられたアマゾン川流域の昆虫に関する詳細な記録。もう魔術書の風格。

  
左はエンデバー号の航海で採集されたヒメセミエビの標本。 ほんかわ。
エンデバー号って聞くだけで心はアーサー・C・クラークなんですけど。

真ん中はチャールズ・ダーウィン「種の起源」手稿。お~~。
ダーウィンと言えばビーグル号、ビーグル号と言えばA・E・ヴァン・ヴォークトですね。

右はチャレンジャー号の航海で採集された微生物のスライドボックス。カッコイイ!!
チャレンジャー号って聞くと爆発事故を思い出す><


今回の目玉のひとつ、始祖鳥の化石標本。なんども本の写真で見たコレ。本物だ~~。
本で見たコレっていうのは他にもドードー鳥の模型とかメアリー・アニングが発見した魚竜化石とか色々ありましたけど、ガラスケースに入った大きな標本は写真に撮るのむつかしい;;ジブンガウツリコム


有名な化石標本の隣にはCGでの復元映像が流れていて、これがまた良くできててカッコイイの。


微化石のクリスマスカード

アーサー・アーランドが同僚のエドワード・アレンに贈ったクリスマスカード。
この板は顕微鏡のスライドガラスサイズだから肉眼だとあまり文字には見えないけれど。

AE(アーサー・アーランド)XMAS1912 って描いてある。おちゃめ。


美術館と違って、フラッシュをたかなければ写真撮り放題なのが博物館の良い所。
もうカメラ片手に撮影しまくり、それがまたとても楽しい。
今回も時間ぎりぎりまで居てしまった、国立科学博物館。
駆け込みで見た全球型映像施設「シアター360」も面白かったですん。

おまけ

いつ見てもカッコイイ、常設展示されてるアーケロン・イスチイロス。


アリスと林檎と河川敷

2016-07-24 22:37:02 | 博物館 美術館 演劇 映画 イベントetc.
一緒に仕事をさせてもらっている美術デザイナーの人から、今やってる映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』をお勧めされたので見に行くことに。
二子玉川のIMAXは前から5列目のE列でもスクリーン大きすぎて字幕がほとんど視界に入ってこない。
アクションシーンは字幕を追わずにフィーリングで見てました、でも面白かった。
CG技術凄すぎ。 あと美術も色々やってて興味深かったです。アルチンボルドぉ。

でも個人的には最後に流れるおまけの紙絵風アニメが一番好きだったり。

お話は邦題そのままの時間ものなのですが、家を出るのが遅れてバスも遅れてもしかしたら映画の冒頭部分は見れないかも~~
という状態で映画館に向かったので主人公達に妙な親近感を感じましたw
かろうじて間に合いましたが…時間大事、本当に。

そういえばタイムの件、キャラクター達や物語にイギリスのアリスよりもアメリカのオズっぽさを感じてしまった。
人間味があるし不条理感はあまりないし。
やっぱりアメリカ人にとっての少女の幻想冒険譚というとオズになっちゃうんだなぁと。


帰りは例によって自宅まで徒歩です。多摩川沿いに5km程の道のり。
道すがら、土曜日に青山スパイラルで受け取った林檎を撮影して遊びました。「りんごのドット柄」というインスタレーション作品への参加です。





本物そっくりですが陶器製の林檎です。
無料配布されている番号のついた陶器製の林檎を持ち帰り、各々が写真に撮ってSNSにアップしていくという作品。
一つ一つ手作りの可愛い林檎を貰えるだけでも参加できて嬉しい。

河川敷は今日も空が綺麗でした。

紋白蝶も居ましたよ。


昨日は12405歩 今日は19427歩 2日で3万歩以上歩いて流石にちょっと疲れました~。







神代植物公園

2016-07-11 05:56:06 | 博物館 美術館 演劇 映画 イベントetc.
うちから5km程離れた場所に深大寺と神代植物公園があります。
季節ごとに色々な見所があって大好きな場所なのですが、5月にそこの大温室がリニューアルされて綺麗になったのでまた行きたいな~と思っておりました。
往復10km 川沿いの道なのでウォーキングには最適です。

という訳で行ってまいりました神代植物公園。 今回のメイン、バラ園と大温室。

暑い日だったからか日曜日なのに人がいない^^;
でも木陰は涼しいんだけどな~~。

大温室の中の花と食虫植物。
  

同じく大温室のスイレン色々。
     

大温室はランのコーナーも。
  

ベゴニアのコーナーもあります。
   

外ではダリアが満開。
     

百日紅の大木。 ヒマラヤスギの大きな松ぼっくり。カブトムシ発見。柘榴の花。
   


おまけ 川沿いの道には飛ぶ練習をしているカラスの若鳥が電柱にとまって居ましたよ。



園内2周くらいしたから往復とあわせて歩いたのは12kmくらい。
歩数は23159歩でした。