こんばんは。
昨日、勢い余ってアーデルハイト2012をポチってしまいましたが、ここで後ろ向きな考えばかりしていても建設的ではないので、考えるようにしよう。
それに、これはボクだけのことではなく、出資された方やファンの方、これから出資しようとする方もいるのですから、やはり、デビューするまでなら希望を持ちたい。
さて、チチカステナンゴが失敗種牡馬と言うのはどうなんでしょう?
確かに初年度から散々な結果です。
SS系の一流牝馬を相手にしながら散々の内容。
しかしながら、実績のあるSS系の牝馬に付けられていたかどうか。
競争実績はあるが、繁殖実績があるSS牝馬にはあまり付けられていません。
ダイワスカーレットと言えども、繁殖実績があった訳ではありません。
SS系の若い、繁殖実績が無い牝馬にチチカス。
チチカス2年目の産駒の成績は単純に出走頭数の多さが勝ち星に繋がっています。
勝率は1割を遥かに下回るモノ。
でも確かに一瞬ではありましたが中山競馬場だけでなく、各地で勝ち上がりました。
ここで考えたいのは、競走馬の資質は繁殖牝馬からの遺伝がベース。
それに加えて、自分の特質を良くも悪くもプラスするのが種牡馬。
種牡馬は「自分より優秀な遺伝子は残さない」だろうという推測。
あれ?と思いますか?
自分より優秀な遺伝子は残さないのが種牡馬、というくだり。
これは確かだと思っています。
だって、自分より優秀な遺伝子を残そうと思っているのなら、ディープインパクトからは毎年3冠馬が産まれます。
繁殖牝馬も同様。
ならば、名馬が産まれる条件は何か。
突然変異。
ああ、そんなオチねww
誰もが思うでしょうが、多分その通りです。
例えば、パシフィカス、ダンシングキィ、ビワハイジ、名馬を複数産んでますが、全部が全部名馬ではありません。
ただ、繁殖牝馬牡馬の質が高ければ、突然変異を起こす確率が・・・・高くなりません(笑)
優秀な繁殖牝馬と優秀な種牡馬が掛け合わされれば、能力が高くなる確率は高くなります。
それは、競馬という歴史が証明しています。
ならば、ボク世代でおなじみの名馬、ルドルフ、オグリ、ナリブー、オペラオー、デジタル、ディープ、ダスカ、ウォッカ、ブエナ、オルフェ、ジェンティル…
賛否両論あると思いますが、きょうだいは名馬の場合があるけれども凄まじいきょうだいと同等ではありませんでした。
ナリタブライアンの兄はビワハヤヒデ、ダスカの兄はダイワメジャーなど、きょうだい一流馬である場合もありました。
しかし、圧倒的にきょうだいの成績が良ければその下もそこそこ走る。
きょうだいがダメならその下のダメ。
種牡馬によって、例えばSSやディープによって重賞上級馬になっても一時的なもの。
一時的なモノの関しては説明がしやすいと思います。
その世代の多くが同じ種牡馬によって占められているので、同世代の中では平均的でも、同じことはその他の繁殖牝馬でも起きているので、平均的に種牡馬のごとの能力プラス繁殖牝馬の能力対決の構図です。
で、革命的な競走馬はその大多数か、レアな中から生まれた馬と言うことになり、結果として、父か母を大幅に超えた能力を持った競争馬となります。
種付け頭数が多くなれば優秀な競走馬や、突然変異的なスーパーホースも生まれるけど、数少ない種付けからも間違いなく産まれています。
分母が大きいか小さいか。
結局、スーパーホースが産まれるには奇跡的な変異が必要でしょうけど、コンスタントに「走る」馬を生み出すのは数に支配されると言うことです。
その数を維持するのは、種牡馬のちょっとした能力差なのでしょう。
優秀な母は、種牡馬が変わっても良い子を出します。
優秀な父は、繁殖牝馬が変わっても良い子を出します。
しかし、スーパーホースは変異と言う確立によって生まれる。
結果として、たくさん種付けしたほうが変異を起こしやすい。
グダグダ書いて訳わかんなくなりましたが、優秀な繁殖牡馬牝馬からは、普通に競争の力が高い仔が生れやすいけど、多数種付けされた馬も少数の馬も、変異は突然やってくる。
ただ、見た目に、多数の種付けを行えば、その変異はその種牡馬にもたらされたと見えやすい。
まとめ。
アーデルハイトに言えることは、良い牝馬に、数多く付けた種牡馬だった。
しかしながら、繁殖実績の無い若い牝馬が多かった。
種牡馬としての能力が足りなかった。
母の力で勝ち上がった産駒である。
まだ、変異起きていない。
血統的な側面からは、アーデルハイト2012は、能力は母から母以下の能力のみ伝えられ、父が伝えるのは背の低さと体の緩さと硬さの両極端。
母アーデルハイトがどれほどの能力があったのか。
変異は起きているか。
馬体は悪い意味でもチチカステナンゴの遺伝。
潜在能力は母次第。
変異は神のみぞ知る。
1、アーデルハイトが能力を持っていたなら普通に勝ち上がれるでしょうが、その上に行くにはチチカスの血では妨げでしかない。
2、アーデルハイトに能力がなければ勝ち上がれない。
3、アーデルハイトに能力があっても大物になるには変異でしか可能性がない。
4、アーデルハイトに能力があり、チチカスの血は妨げになっていないので、OPまでは行ける。
さて。
どの選択肢があるのでしょうか。
答えは来年の今頃に出ます。