私が小さい頃
近所に美味しいすし屋さんがあった。
当時はもちろん回転寿司などなく
カウンターと小さな席が二つほどの狭い店内
時々そこに連れて行ってもらってた私は
いつも決まってまぐろの赤身のお寿司ばかり食べていた。
それがどうしてなのかはいまだに思い出せない。
そこの大将も、お酒を私の父とよく飲み交わしながら寿司を握ってくれた。
人情味溢れるにこやか顔。
その大将も肝硬変、肝癌で亡くなり、もうその寿司を食べることは出来なくなった。。
もう何年になるだろうか。。
料理にはその時々の自分の気持ち、その人情が込められてるように思う。
それは一杯の味噌汁にだって、一粒のお米にだって。。。
人気blogランキングへ 人間はいつも だれかに支えられ。。。 tetty
いかにして美味しく見せるか、市場の素材を美味しくさせるにはどうしたらいいかなどは、科学であり、アートだと思っています。
(高い食材を使えば誰もが美味しく作れる料理は私にとっては、いつか食べたくても、料理にはならないと思ってます)