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「水俣病、不当な線引き」

2024年07月06日 12時13分03秒 | 一言
共産党議員発言取り消し動議
チッソ系・自民議員など可決
熊本・水俣市議会

 熊本県水俣市議会は4日、日本共産党の平岡朱市議の水俣病被害者救済を求める質問中の発言の取り消しを求めた動議をチッソ系議員や自民党などの賛成多数で可決しました。

 取り消されたのは平岡氏の6月25日の一般質問。水俣病問題について「国が水俣病特措法で被害地域とそうでない地域を一方的に分けたことは、まさに不当な線引きだ」としたうえで、線引きにより救済から取り残され苦しんでいる被害者のあたう限りの救済に向け、早急な不知火(しらぬい)海沿岸地域の健康調査を実施するよう市から国に働きかけることを求めたものです。

 動議を出したのは最大会派「真志会」の真野頼隆市議。真野氏は議会運営委員会で、救済地域の線引きは「特定の団体との協議が行われ、一方的なものではなく事実に反する」として、取り消しを求めました。

 これに対し平岡氏は改めて「発言取り消しには応じない」として、「協議は言葉通り『特定の団体』と行われたものであって、自分はすべての被害者の立場を伝えたかった」と意見を述べました。

 動議への反対討論に立った日本共産党の高岡朱美市議は、水俣病問題の全体を見たときに、できるだけ救済範囲を狭めようとした国の姿勢が被害者に、裁判する道しか与えなかったこと国が全体像をつかむ調査をせずに、地域を分ける作業をしたこと被害者を特定する作業を国など「加害者側」の主導で行ってきたこと―などを指摘し、「被害地域の議会としてその救済を求める主張こそすべきだ」と述べました。


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