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安心できる居場所があるか

2024年09月02日 16時03分25秒 | 一言
 わが子に繰り返し伝えていることが二つあります。「お金に困ったら借金をする前に親を頼って」「死にたいほどつらい時は一人で抱え込まず、話を聞かせて」。親の思いが届いているといいのですが。
 
 長い夏休みが終わるこの時期。学校に行くのがつらい…と悩み苦しみ、自ら命を絶つ子が多くなります。報道に触れるたび、心が痛みます。
 つらさを抱える子は「死にたい」「でも生きよう」と葛藤を繰り返し、なんとか生きている。しかし逃げ場がなくなると、何かのきっかけで限界がきてしまう。追い込まれる過程でいかにSOSを発してもらえるか、周囲が変化に気づけるかが大切だ―と、あるスクールカウンセラーは言います。
 「学校に行きたくない」と言われると理由を聞きたくなります。「死にたい」と言われると、思わず「そんなこと言わないで」と止めようとします。でも「それでは子どもの気持ちを否定してしまい、本音で相談できないと思わせてしまう」と聞きハッとさせられました。
 こども家庭庁の調査でも「寄り添ってほしくて相談するが、返ってくるのは解決しようとする言葉で、寄り添ってくれない」との声が。「話してくれてありがとう」と伝え、話をさえぎらずしっかり聴き、苦しみを受け止める。そんな姿勢が大切なのだと気づかされます。
 いざという時に話したいと思える人がいるか。安心できる居場所があるか。子どもが生きる道を選べるように、その先に希望が見えるように。おとなの構えが問われます。


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