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基地あるがゆえに脅かされる県民の命と生活

2024年04月28日 18時26分48秒 | 一言
 そこは生い茂る草木に覆われた暗い場所でした。山中を抜ける県道脇に捨てられていた遺体。どんなに恐ろしく、つらく、無念だったか。恋人と幸せに暮らしていた日常が突然絶たれました。
 8年前のこの日、沖縄県うるま市の女性が元海兵隊員の米軍属に20歳の命を奪われました。ウオーキング中に襲われ、変わり果てた姿に。当時、犯人は乱暴する相手を探していたと供述しています。
 被害者は自分だったかもしれない―。くり返す恐怖や痛みの共有は沖縄の苦難の歴史に重なります。いまも占領者のようにふるまう日米地位協定のもと、基地あるがゆえに脅かされる県民の命と生活。叫びつづけてきた魂の飢餓感です。
 きょうは、72年前に沖縄が日本から切り離された「屈辱の日」でもあります。本土決戦を遅らせるための捨て石とされた沖縄戦の多大な犠牲。米軍に土地を強奪され、圧政にあえいできた戦後。「屈辱」には悲惨な歴史とともに平和への強い思いが込められています。
 痛ましい事件が起きたうるま市で今月、画期的な出来事がありました。ゴルフ場の跡地に計画された陸上自衛隊の訓練場を、県民ぐるみの運動で断念に追い込んだのです。ふたたび戦場にさせてはならないと。
 大軍拡に走る岸田政権は米軍と一体となって沖縄を軍事要塞(ようさい)化する企てを加速させています。日米の両政府に対し、基地負担の軽減に向けて積極的に協議するよう求める玉城デニー知事。6月の県議選は知事を支え、平和な沖縄をつくるたたかいです。



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