小学校で・・

ビジュアル的にばばは・・・髪は赤茶色目は茶色パッチリと大きい（痩せていただけなんですが・・）
と言う訳で『外人の子あっちへ行け』ととんでもない事を言われ違うと言っても・・・子供は辛らつです
同じクラスの子とはそのうち仲良くなりましたが
怖いのは年上の知らない男の子
帰り道、関所のように、仁王立ちになって二人組が待っています
ランドセルを引っ張って倒されたり・・・暴力をふるうのです、日本人だってば・・と言っても信じてくれない
毎日毎日待っています

午後からの授業は気が気ではありません
そのうち、ランドセルを置いたまま、帰宅
お風呂の中へ隠れていました　２度ほど先生も訪ねてきましたが・・そのうちだれも気にかけません
ランドセルはみんなが帰ったころ取りに行っていました

仮に家でその悩みを言ったところでだれ一人話を聞いてくれる家ではないのです
そのうちその子たちは卒業したのかいなくなりました
安心して午後の授業を受けました

外人の子といじめられることはしょっちゅうでしたが
家でのいじめに比べれば・・・ハハハなんてことはないわさ

3年生の頃新しい母の連れ子のお兄ちゃんが中学入学とともに同居することになりました

ご飯炊き、お風呂炊き、家の掃除はばばとお兄ちゃんの仕事です
姉たちはクラブ活動や遊びで何もしません
あるときお兄ちゃんが言います『僕は連れ子だからいじめられてもしかたないけど、〇ちゃんはここの本当の子なのになんで僕と一緒なの？』
お兄ちゃんは不思議だったそうです

そしてばばはそのころから、味方が一人増えました
『今日は僕が全部してあげるから〇ちゃん遊んできていいよ』
お兄ちゃんは学校で習ったちぃさなボートを桶で走らせるおもちゃを作ったり
様々な事をみせてくれました
楽しい日々でした

でも大人になったら都会へ就職していなくなりました・・・家に味方なし　孤軍奮闘の日々がまたはじまりました