goo blog サービス終了のお知らせ 

じじばばの暮らし

我が家は今日もまったりと

幼稚園

2020-07-02 21:06:50 | 日常
立派な家に住んで、幼稚園はキリスト教の幼稚園に通いました
今でもわががままを捨ててひ~~とびとをあいし~~
と・・そのころの歌がつい口をついて出ます
わがままと言う所をわががままと、が、が一つ多く入ってしまうのです

お昼はお弁当がいるのですが、おばあちゃんに苛め抜かれていた母は、寝込んでいることが多く
朝、お弁当の作ってもらえないばばは、幼稚園のおばあちゃん先生とお弁当を家に取りに帰る毎日でした
おかずの卵焼きに砂糖が入っているので・・食べられなくて、お塩だけのたまごやきつくって~~~と毎日お願いしていたのを思い出します
毎日砂糖が入った卵焼きでした
おむすびが大好きで、作ってと頼んでも作ってもらえません
母は私の願いを聞くことはおばあちゃんの機嫌を損なうと思っていたのか
後に腹違いの姉が思い出話に・・いつもおむすび作ってと言っていたよね
おむすびくらいつくってあげたらいいのに、と思っていたと言っていました

姉たちは仕立てたおそろいのワンピースをおしゃれに着て
ばばはガタガタの服、雨傘も折れているし、雨合羽も敗れたものを着せられていました
とてもあの立派な家の子供には見えません、女中さんの子供以下です

幼稚園の発表会の時、当時はお金持ちの子は主役をします
勿論、声がかかりましたが、ばばは
『先生、私はピンクのセーターを持っていないのでその役は出来ません』
『あら、作ってもらったらいいでしょ』
『ダメです、でも黄色のセーターなら持っているので、そっちの役をします(主役ではありません)』
家に帰って聞くまでもなく、無理だと知っていました。おむすびでさえ作ってもらえない身分なのにセーターなんて・・

そんな幼稚園時代でした
別れた母は、母の兄夫婦と暮らせるよう父が家を建てて、タバコ屋さんを自活できるようにしてあげていました
ここは何度か母と行ったことがあるので、そこの子供達とは仲良しでしたが、別れてからは訪ねて行くことはしませんでした。

小学校へ入る前、又突然の引っ越し・・・今度は信じられないくらいの小さなボロ家です
なんだこれは雨漏りとかそれはないけど今までの家からするとぼろです
父が人の保証人になって、借金に苦しむ日々が始まりました
そしてまた一人新しい家族が突然増えます・・・弟です
母が寝たきりが多く親戚に預けていたというのです。突然の事にビックリです。

後々父はいつも言っていました
どんなに大切な人でも、保証人にだけはなってはいけないよ・・・と
ぼろ家に移って又また、家族が増えました
育ての母です・・実際この時点で我が家は8人家族になりました

ひーとりふたり、3人来ましたと言うインデアンの歌がありますが
そんな調子でだんだんと家族が増えて行くのです
小学校4年生の頃、又一人増えました
母の連れ子のお兄ちゃんです
高校へ進学と同時にこちらで暮らすことになりました
9人家族です・・・どひゃ~~~

おばあちゃんのいじわるはまだまだ続きます
新しいお母さんに希望を持ったばばでしたが・・・つづく・・かも