鬼を殺す男
人を愛すると鬼になる女
今度こそ・・・最後までイカセテくださいますネ
元禄時代っぽい雰囲気に、大好きな宮沢りえさんが鬼女の役となれば、
興味津々♪
鬼殺しの役は市川の染五郎ちゃん。
染ちゃんも、好き(笑)
演技においては、十分すぎるほどの密度♪
しかも、見てみたら、音楽は大好きな菅野よう子さん☆
美しい古風な和の色彩の着物や、背景の中、
鬼と人とがからみあい、その血の飛び交う世界を、どこか哀しい菅野さんの
音楽と歌がさらに彩る・・・。
全体的に暗めの照明がまた、歌舞伎や絵巻物のような雰囲気でよし。
なんか、たけし映画の世界の色合いに近かった。
鬼殺しの染ちゃんは、歌舞伎役者の役でもあったから、
歌舞伎のシーンやセリフも多数、映画に織り込まれていて、
さすがの技て魅せてくれた。
後からオーディオコメンタリーを見たら、
折々に、鷺娘や弁天小僧など、歌舞伎の衣装をまとっていて、
いろいろ意味があったんだって。
こう、女と初めて出会うシーンでは、鷺娘の衣をまとっていて、
鷺娘も最後は死んでしまうので暗示・・・とか。
劇中劇の形で歌舞伎の舞台を見れたのもうれしかった。
なかなか、歌舞伎ってアップとかで見る機会ないから、
じっくり見ると、やっぱ御曹司は違うなあと・・・。
こう、もともと阿修羅城の瞳は、劇団☆新感線の舞台だから、
舞台っぽい演出とか、芝居っぽいセリフまわしとか
見せ方が多かったんですが、
それがまた絵になるからよかった!
染ちゃんの殺陣は、決まりすぎる~!
刀の扱いとか、もう、惚れ惚れ!
歌舞伎っぽいセリフや、色気のあるこましセリフなんかも、
まあ、ハマりすぎるほどで、これだけで一見の価値あり。
宮沢りえさんも、染ちゃんとガップリ四つで組めるので、
この、どちらも手を抜けない緊張感が、
鬼と人、人と鬼、愛と憎しみ、この色っぽさ、情念を
まさに炎(ほむら)のごとくに感じさせてくれて、
いっそ、気持ちいいんだなあ。
うん、情って感じ。
それでも、エロにならずに色気で止まるのは、
やっぱ、りえさんと染ちゃん自身にどうしても品があるのと、
背景や衣装の色彩の美しさ。
菅野さんの音楽が、そんな美しくも醜い世界で、精練な音を奏でるから
だろうなあ。
挿入歌の二曲も、相変わらず民族的な香りの、見事な二曲でした。
クライマックス前に、愛する女との殺し合いを前に、
髪をすき、衣服を整え、男っぷりをただす男のバックに
弦楽器の伴奏の物悲しい歌・・。
(コメンタリーのよると、モンゴルの馬頭琴だったらしい。)
そして、阿修羅城にて、鬼たちを斬りまくり突き進む男のバックに
打って変わって呪歌のごとくの歌。
続けて聞けるのですが、名シーンに名曲でしたね♪
最後、クライマックス。
破壊神・阿修羅として目覚めた女と、
彼女を愛と殺意で阿修羅とした男の殺し合い
(てか、なみのベットシーンより、よっぽど色っぽかったけど)
のシーンは、ひたすら、りえちゃんの女っぷりと、
染ちゃんの色男っぷりに、惚れておりました・・・。
阿修羅として覚醒した、りえちゃんは美しかった・・・。
白い羽のような衣をひるがえし、微笑みながら
愛した男に剣をふるう・・・。
綺麗だったわ・・・。
うん、金払った価値はありました!
瀬をはやみ 岩に裂かるる滝川の
割れても末に 会わんとぞ思う
人を愛すると鬼になる女
今度こそ・・・最後までイカセテくださいますネ
元禄時代っぽい雰囲気に、大好きな宮沢りえさんが鬼女の役となれば、
興味津々♪
鬼殺しの役は市川の染五郎ちゃん。
染ちゃんも、好き(笑)
演技においては、十分すぎるほどの密度♪
しかも、見てみたら、音楽は大好きな菅野よう子さん☆
美しい古風な和の色彩の着物や、背景の中、
鬼と人とがからみあい、その血の飛び交う世界を、どこか哀しい菅野さんの
音楽と歌がさらに彩る・・・。
全体的に暗めの照明がまた、歌舞伎や絵巻物のような雰囲気でよし。
なんか、たけし映画の世界の色合いに近かった。
鬼殺しの染ちゃんは、歌舞伎役者の役でもあったから、
歌舞伎のシーンやセリフも多数、映画に織り込まれていて、
さすがの技て魅せてくれた。
後からオーディオコメンタリーを見たら、
折々に、鷺娘や弁天小僧など、歌舞伎の衣装をまとっていて、
いろいろ意味があったんだって。
こう、女と初めて出会うシーンでは、鷺娘の衣をまとっていて、
鷺娘も最後は死んでしまうので暗示・・・とか。
劇中劇の形で歌舞伎の舞台を見れたのもうれしかった。
なかなか、歌舞伎ってアップとかで見る機会ないから、
じっくり見ると、やっぱ御曹司は違うなあと・・・。
こう、もともと阿修羅城の瞳は、劇団☆新感線の舞台だから、
舞台っぽい演出とか、芝居っぽいセリフまわしとか
見せ方が多かったんですが、
それがまた絵になるからよかった!
染ちゃんの殺陣は、決まりすぎる~!
刀の扱いとか、もう、惚れ惚れ!
歌舞伎っぽいセリフや、色気のあるこましセリフなんかも、
まあ、ハマりすぎるほどで、これだけで一見の価値あり。
宮沢りえさんも、染ちゃんとガップリ四つで組めるので、
この、どちらも手を抜けない緊張感が、
鬼と人、人と鬼、愛と憎しみ、この色っぽさ、情念を
まさに炎(ほむら)のごとくに感じさせてくれて、
いっそ、気持ちいいんだなあ。
うん、情って感じ。
それでも、エロにならずに色気で止まるのは、
やっぱ、りえさんと染ちゃん自身にどうしても品があるのと、
背景や衣装の色彩の美しさ。
菅野さんの音楽が、そんな美しくも醜い世界で、精練な音を奏でるから
だろうなあ。
挿入歌の二曲も、相変わらず民族的な香りの、見事な二曲でした。
クライマックス前に、愛する女との殺し合いを前に、
髪をすき、衣服を整え、男っぷりをただす男のバックに
弦楽器の伴奏の物悲しい歌・・。
(コメンタリーのよると、モンゴルの馬頭琴だったらしい。)
そして、阿修羅城にて、鬼たちを斬りまくり突き進む男のバックに
打って変わって呪歌のごとくの歌。
続けて聞けるのですが、名シーンに名曲でしたね♪
最後、クライマックス。
破壊神・阿修羅として目覚めた女と、
彼女を愛と殺意で阿修羅とした男の殺し合い
(てか、なみのベットシーンより、よっぽど色っぽかったけど)
のシーンは、ひたすら、りえちゃんの女っぷりと、
染ちゃんの色男っぷりに、惚れておりました・・・。
阿修羅として覚醒した、りえちゃんは美しかった・・・。
白い羽のような衣をひるがえし、微笑みながら
愛した男に剣をふるう・・・。
綺麗だったわ・・・。
うん、金払った価値はありました!
瀬をはやみ 岩に裂かるる滝川の
割れても末に 会わんとぞ思う