花立毛鈎工房

テンカラを中心とした『お外遊び』のブログです。

野生の王国!?

2009年05月05日 | Weblog
 ひさびさにホームへ。天気は快晴、先行者もなし。うきうき気分で野牧小屋に着いたが、直前の車内でS画伯が語っていた映画「リバー ランズ スルー イット」のストーリーが気になり、昼食を食べながらビデオ上映会開始。昼から飲むビールの酔いも手伝って、良い気分になり、釣りを忘れて、まったりしてしまいました。
 川に降りても人の足跡はなく、じゃんけんのチョキ・マークばかり。野牧のおばあちゃんに聞くところによると、今年は鹿が多く、食害もひどいようです。
 連休も終わりにさしかかり、釣り人に散々いじめられたのか、魚は出るものの、ひどく神経質で、鉤先をつついて帰って行く子が多い。出てものらない。そんな連続。それでも画伯は6匹、自分は2匹だけ。この差はやはり腕????
 熱くなって周囲を見る余裕もなくなりかけていた頃、何となく、説明はできないが、微妙な違和感。何だろうと辺りを見回したとき、足下にこの画像の代物が・・・・。最初は何が何だか分からず、鹿の死体だと分かるまでかなりの時間を要しました。
 この日の帰路は動物オンパレード。車に飛び出す鹿、狸、兎・・・・。まさに野生 王国でした。S画伯、ハードな運転ご苦労様でした。

覚悟の不足

2009年05月05日 | Weblog
 石徹白で使ったのは雉毛鉤。釣り人の側からすると視認性が良く、魚の視点では柔らかいハックルの動きが良い気がする。前後に入っていたフライマンの毛鉤と比べるとかなり大きい#10でも、かなり良い反応だった。活性が低い状態では誘える毛鉤だから良かったのかも知れない。ミッジのような小さな毛鉤が良い日もあるのだろうが、#10より大きい毛鉤で遜色ない気がする。
 本当はyo-ちゃんのように#6以下は使わないというような潔さを求めたい気もするが、そこまでの覚悟ができていない。#10で相手にしてもらえないと、つい#16くらいまでサイズを落とし、結果だめなままということも多い。今年は#10以下は使わないように、できれば#8くらいまであげていきたいのだが・・・・。だって師匠の鉤、でかいもんなぁ。

生かされていること

2009年05月05日 | Weblog
 師匠からメールが来ました。転載します。

 餌釣り禁止になりましたか。まじめな餌釣り師もいるのに残念です。まだ餌釣り師の大多数の人が、C&Rの意義、意識が芽生えていないようですね。魚が居るから楽しいことも、また我々が逆に魚たちに生かされていることも解っていないようですね。石徹白川のC&R区間は、後世まで残すように努力しましょう。鬼 榊原 正巳

 中学生の頃から餌釣りでアマゴを釣っていたので、「餌釣りの気質」?が染みこんでいて、最初は魚籠が重くなることが喜びであったり、数が目的でどんなに小さな魚を釣ってもそれは1匹とカウントしていたり、(ごめんなさい、それがすべての餌釣り師の気質ではないでしょうが、自分の周りはそうでした)という考えをぬぐい去るのにずいぶん時間がかかったのを覚えています。
 石徹白だけでなく、多くの川を残したいです。師匠の「我々が逆に魚たちに生かされている」という言葉を、自分自身、もう一度よく考えてみたいです。

待てば海路の日和

2009年05月01日 | Weblog
 ようやく釣りの話。この日の石徹白は雪! 季節外れに小雪の舞う、極寒の日。午前中、本流に入るも何の反応もなし。昼すぎに出会ったフライマンから峠川は人も多いながら若干の反応があると聞き、C&R区間へ。それでも3時までは魚もほとんど見えず、毛鈎をちょんとつついた魚が1匹いただけ。これはだめだなぁ、としょげていたら、気温が上がり始め、3時から好反応。5時までの間に9匹のイワナと1匹のアマゴ。24㎝が2本、22㎝が3本、20㎝が3本、あとは18㎝が2本。前日も寒く、ようやく暖かくなり、空腹の魚が何のためらいもなく、素直に出た感じ。#10の雉毛鈎がよく働いてくれた。実際、途中で#16まで落としたけれど、#10の方が反応が良かった気がする。

「禁止看板」に思う

2009年04月29日 | Weblog
 今回の遠征先に石徹白を選んだのは、4月23日の中日スポーツ(新聞)の釣り欄に石徹白の文字を見つけたからです。C&R区間で魚を持ち帰る釣り人(記事では餌釣りに限定されていたのが気になりましたが・・・・)が後を絶たないため、峠川が餌釣り禁止になったと書かれていました。
 漁業法の規定で、C&Rには罰則規定を設けられず、漁協から釣り人へのお願いという形でしか規制できないということを、テンカラサミットの講演で知りました。お願いでしかなく、何の強制力もないと考えた釣り人がいたのでしょうか。入選料を払ったのだから、魚を持って帰らないと「もとがとれない」と考えたのでしょうか。他のエリアならいざ知らず、C&R区間だけになんだか寂しい気がします。
 余談ですが、この日、本流で餌釣りのおじさんと出会いました。あいさつしても無視されたのは、わかりませんが、きっと何か私が失礼なことをしたのでしょう。もしそうであるなら、申し訳なく思います。これを理由に「餌釣り師は・・・・」などとひとくくりにして論ずるつもりはありません。餌釣りが悪いわけではなく、マナーを大切にし、同じ川に入る見ず知らずの釣り人を仲間と思って声をかけてくれる餌釣り師もけっして少なくありません。また、他の釣り人は絶対に魚をリリースするかというとそうではないかも知れません。本流で出会ったルアーマンは、(C&R区間ではないので何の問題もないのですが)びくを腰に下げていました。今回の一件が魔女裁判のように餌釣り批判に成らなければいいなと感じました。
 ちなみに、この日出会ったフライマンはどなたも気持ちの良いあいさつをしてくださったし、そのうちのお一人は、このポイント、いいですよ、少なくとも大物が2匹はいますというように声をかけてくださいました。楽しい気分にさせてくださり、休日を充実させてくださったことに感謝し、自分もそういう人になりたいと思いました。

Have you ever seen the rainbow?

2009年04月29日 | Weblog
 久々の釣行を経て、ようやく更新ができました。昨シーズン末に石徹白に出かけ、よい思いをさせてもらったので、そのことを思い出し、出かけました。休日千円の高速道路利用料値下げの恩恵を被れるかと思っていたのですが、4月27日月曜日にポカッと仕事の空きができ、休みがもらえたため、平日の釣行となりました。幸い最寄りのインターから白鳥までは100㎞圏内であったため、通勤割引1550円で出かけることができました。
 インターを抜けると、正面の山に虹が架かっていました。しかも自分が記憶する限り、あんなに低い位置に架かっていたのを見たことがありません。なんだか幸せな気分になりました。サンデーアングラーにとって、仕事をかいくぐり、家族の許しを請うての釣行は何にも代え難い幸福です。
 あんなに低い虹と大はしゃぎしましたが、ふと考えてみると、仕事に追われ、ゆっくり空を見上げたこともあまりなかった気がします。もしかするとこれより低い虹がこれまで何度も視界に入っていたのかも知れません。意識できなかっただけなのかも・・・・。そう思うと、自分の心の余裕のなさにぞっとしました。
 うちの榊原師匠はどんなに真剣に釣りをしていても、周囲の自然と正対し、自然と対話してみえる気がします。カバ兄も、自分と同じように川を見ていたはずなのに、釣り終わったあと、どこどこの淵の山吹の黄色い花が綺麗だったなぁなどと自分に話しかけ、何も見ていなかった自分は返答に窮することがあります。
 まだまだ学ぶことが多くあります。修行、修行です。

瞬間最大風速

2009年04月11日 | Weblog
 先週日曜日の、わがブログへの来訪者が過去の最多記録を出した。シーズンが始まったにもかかわらず、あまり釣りに行けず、更新もおさぼりしていただけにびっくりしている。gooブログの中だけのことだが、「5304 位 / 1209581ブログ」。う~ん、すごいのか、すごくないのか、あまりぴんと来ない中途半端な記録。私らしくていいのかも。
 そういえば、シンキチ兄さんからいただいた宝くじ、これも瞬間最大風速。1等1億5千万円のくじと、もちろん組は違うが、番号は25番違い。「組違い賞」というのかな、(すみません、宝くじを買ったことがないので・・・・)10万円のあたりまで25番違いということですよね。おし~い! シンキチ兄さんのパワーで追い風が吹いたものの、自分の運のなさで惜しくも失速、って感じだった。プレゼントに宝くじって、意外といいものだなぁ、と再確認。

ガレてますっ!

2009年04月05日 | Weblog
 いくつものブログを覗いていて、ホームの川に来ている餌釣り師の多さに驚きます。そんな人たちの情報でホームの川で土砂崩れが起きていることを知ったけれど、仲間が実際に出かけ、詳細情報が入ってくるとかなり大変なことが起こっていることが分かりました。車が通る道路が寸断されていること、川沿いの測道が崩落していることなど、いろんな情報が入ってきます。
 今回、実際に出かけてみて、やはり自然の力の恐ろしさに驚かされます。久々に崖をへずらざるを得ない状況もありました。
 ホームの山はかつては全て国有林だったそうです。それが大手の製紙会社に売り払われ、木々が大量に伐採されたことが悲劇の始まりのようです。はげ山のようになった土地に、資産価値を考え、杉が植林されたのですが、針葉樹は根の広がりが浅いのか、広葉樹林に比べ、土砂崩れが多いのだそうです。
 現在、ホームの山は1シーズンに何度も崩落があります。上流に入った後に崩落が起きたら・・・・、日帰りの釣行の場合、たいした予備の食料ももたないため、いったいどうなるのだろうと不安になります。実際、もし移動が5秒遅れていたら、直径1.5mの岩の下敷きになっていた、という恐怖体験もしました。
 本当に怖いのは自然の力ではなく、自然を食い物にし、自分の欲を満たしている、自分を含めた人間(の欲深さ、浅はかさ)なのかも知れません。

誕生日鍋

2009年04月05日 | Weblog
 ホームの極寒の夜、野牧さんの小屋でS画伯がキムチ鍋を作ってくれて、おっさん二人だけの誕生日会をしました。シンキチ兄さんの料理のようにはいかないけれども、お酒の進む、美味しい料理でした。しかし、この日の、寒風吹きすさぶ中での、厳しい釣りに疲れ、ビールが数本倒れた頃には二人とも撃沈。夜中にカバ兄さんがモンキーを駆って、プレゼントを届けに来てくれたけれど、ほとんど意識がなく、申し訳ないことをしました。

ホームは雪

2009年04月05日 | Weblog
 3月末、毎年恒例の、お誕生日釣行。喜び勇んでホームの川に出かけるが、途中の茶臼山は雪、雪、雪・・・・。ホームについても気温・水温ともに低く、前々日までの暖かさがウソのよう。急な冷え込みで、魚の活性も低く、厳しい釣りになった。
 とはいうものの、毎年、この釣行で坊主はなく、画伯と二人、今年も小さいながら何とか1匹ずつ釣ることができた。
 ティムコ104SPに、長すぎる雉毛をハックルに巻いたものだが、活性が低いときには効果があったように感じた。