花立毛鈎工房

テンカラを中心とした『お外遊び』のブログです。

行く年

2008年12月26日 | Weblog
 平成20年がもうすぐ終わります。今年は実り多い年でした。シーズン中の釣行日記のつもりで始めたこのブログも、ブログを通しての多くの出会いがあり、その方たちとのつながりを絶やさぬよう、シーズンオフも、よしなしごとを書きつづるようになりました。テンカラでは、引っ込み思案な私ですが、榊原師匠を通してのつながりで人脈が広がり、今後も一生つきあっていただきたい、そんな仲間(仲間なんて言い方はおこがましいので兄弟子とさせていただきます)が増えました。仕事の上でも、多忙多難を極めるこの2か年の19・20年度も、残すところ95日となり、次年度への展望もわずかですが開けてきた感があります。支えていただいた多くの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
 今朝、庭先で久しぶりに雉を見ました。夏頃の記事で、親子連れの雉のことをブログに載せましたが、その子どもたちも大きく育ち、立派な大人の姿となり、どれが親なのか分からないほどになっていました。月日の経つのは早いものです。あの雉たちと同様に、私も大きく成長したいと思う今日この頃です。丑年の1年が成長の年となるように、精進していきたいと思っております。
 次年度の抱負を述べたいと思います。今年は、まったく釣りをしたことがないという人たちを誘い、テンカラの魅力を伝えたのですが、3名がテンカラウィルスに感染しそうです。次年度は魚を釣ること以上に、新たなテンカラフリークを釣り上げたいと思っています。また、自分の釣りでは、「漁師見習い」徹ちゃんが島から内地へ戻って来るため、画伯も交えたテンカラトリオで各地に遠征に出かけることが第二の目標となります。今年はyo-ちゃん情報をもとに木曽方面に初めて出かけ、長野県奈川にまで足を伸ばしましたが、まだまだ良い川がいくつもあり、新しいエリアの開拓を目指したいと思います。第三に、これが最大の目標ですが、師匠の釣りをもっと理解できるようになりたいと思います。今年は何度も師匠に直接付いていただいての釣行があり、まだ「釣れてしまった」ケースがあまりにも多いということが分かりました。あのポイントに魚がいるからそこに流せば釣れる、という釣りから、どのタイミングで、どの筋をピンポイントで流し、思い描いたように釣り上げる師匠の釣りの一端でもつかめたらと考えています。
 課題は大きいほど良いといいます。叶えるために精進あるのみです。
 それでは末尾ながら、皆様方のご多幸をお祈りいたします。平成21年が皆様にとって実り多い年となりますように・・・・。

彫刻

2008年12月21日 | implements
 フィギュアを集めていると、だんだん自分でも作れそうだと勘違いしてしまう。勢いで岩魚を作ってみたが、どうにも不格好。それでも着色前はそれなりの作品だったが、色を塗るのがどうにも難しい。春日先生やS画伯のようにはいかない。手先の器用さの違いもあるが、こつというか、技法があるようだ。仕上がりの違いは歴然で、詳しくはS画伯のブログを見ていただきたい。画面左側、「鬼の釣り」をどうぞ!

2008年12月21日 | implements
 魚のフィギュアを集めていると、家族も気をつかってくれるようになり、コンビニで飲み物にフィギュアがおまけで付いていると必ず買ってきてくれるようになる。そのうちに気をつかいすぎて不思議なものまで集めてきてくれるようにもなる。この蟹もそんな経緯で我が家にやってきた。それにしても精巧すぎる。気持ち悪いくらいだ。夢に出てきそう・・・・。

幻の魚、イトウ

2008年12月20日 | Weblog
 シーズンオフによく行く平谷湖だが、通い始めてもう何年になるだろう。石垣先生に連れて行っていただいた頃にはイトウが池の中にいた。「釣り吉三平」世代の自分にとってはあこがれの魚だ。やち坊主と三平がルアーで巨大なイトウを釣り上げるシーンは何度も読み返した。魚偏に「鬼」、この字面も心を惹かれる。
 前出の「淡水魚」フィギュアのシリーズの中にイトウがあり、これもタイイングデスクの上に置いてある。いつの日にか、北の大地でイトウを釣り上げてみたいという秘かな夢もある。それまで絶滅してしまわないことを祈っている。

フィギュア

2008年12月19日 | implements
 これも何かの飲み物についていたフィギュア。どうです、オタク心をくすぐられるでしょ!? 世の中に渓流釣りファンはそれほど多いわけではないと思うのだが、それなのに時々、何かの間違いのように渓魚のフィギュアがおまけに付いたりする。そうなるともういても立ってもいられず、コンビニに日参することになる。店員に顔を覚えられ、「変なおじさん客」のレッテルを貼られることも厭わない!

寝不足の素

2008年12月18日 | implements
 愛知県エリアでは、東海テレビで「24」のシーズンⅥが放映されている。毎晩録画しているが、ハードディスクの容量を考え、また続きが気になり、毎晩見ている。若干、寝不足気味。
 このクマさんは、数年前にペプシについていたフィギュア。男42歳、この世代はおまけ付きに弱い。本当はコカコーラ教信者なのに、おまけにつられてペプシを買ってしまった・・・・。

オタク心を刺激される・・・・

2008年12月17日 | implements
 他の地区ではどう呼ぶのか分かりませんが、愛知の三河地区では小銭を入れてダイヤルを回すと中から小さなおもちゃが出てくる機械を「ガチャガチャ」と呼んでいます。機械の表には6種類くらいのおもちゃの写真が載っているものの、何が出てくるか分からないところがわくわくします。30年ほど前には、この「ガチャガチャ」で出されるスーパーカー消しゴム、キン肉マン消しゴムを収集するのが子どもの間での流行でした。最近は海洋堂などのモデルを作る会社の活躍により、かなり精巧な小さなおもちゃ、フィギュアと呼ぶに相応しい作品が景品になっています。
 私がはまったのは、たしか「原色淡水魚図鑑」というような名前のフィギュアでした。アマゴ、ヤマメ、虹鱒、イトウ、鮭などの魚の精巧なフィギュアが景品でした。最初に見かけたのは近所のショッピングアーケードのゲームセンターの中。娘が一緒だったので気にすることなく買えました。あけて見て、思った以上に精巧なので、ぜひアマゴが出るまで買い続けようと決め、再びアーケードに出かけると、すでに景品が変えられており、もう手に入らなくなってしまいました。それから「ガチャガチャ」を見かけるたびに、子どもたちに混じって、1台ずつ景品をつぶさに見るようになりました。これが結構恥ずかしいのです。「何、このおじさん?」という周囲からの冷たい視線に耐えながら探索を続けること半年、ようやくこの「ガチャガチャ」に巡り会えました。東海北陸自動車道の川島SAにある、河川環境楽園の水族館の中に何台もこの「ガチャガチャ」が設置されていました。うれしい出会いでした。この日は小銭をかき集め、アマゴが手に入るまで買い続けました。周囲からの冷たい視線は少しも気になりませんでした。苦労の末、手に入れたアマゴのフィギュア、大事に大事にタイイングデスクの上に飾ってあります。

続 ラニヤード

2008年12月16日 | Weblog
 拡大写真です。エスニックなテイストをねらって、骨のように見える素材を使ってみました。娘のリクエストでターコイズの石も使ってみましたが、革紐と同じ色なのであまり目立ちませんね。
 自分用のラニヤードは、黒い革紐に銀色の金属パーツを使って、「大人」仕様にしてあります。スナップの数も増やし、吊すものに応じて大きさも変えています。中央のスナップからはラインを吊せるT字状の金具を下げています。これは加藤毛ばりさんで購入。他にはフロータント、メジャー、リリーサー等を吊して使っています。
 自分のスタイルに合わせて作り替えていけるから、何作もつくっているうちに使いやすいものができあがってきます。最近はいろんなペンダントトップも手に入るので、パーツさえはずせば街でも首にかけていられるものを作れますょ!

ラニヤード

2008年12月15日 | implements
 娘が釣りを始めたとき、真っ先にプレゼントしたのがこれ。ラニヤード。嫁がビーズアクセサリー作りに凝っていて、パーツは家の中に売るほどある状態。そこで少し拝借して、革紐に通すだけで完成。娘の好きな色、好きなイメージを聞き、それに合う革紐、パーツを選んで通していくだけという簡単な作業で好みにあったカラフルな作品が作れるので、娘は大喜びでした。

年末に、こんな1冊はいかが?

2008年12月14日 | printed works
 先週の訪問者数380人、閲覧数857。ありがとうございます。このところ忙しく更新をさぼっていたけれど、更新すればみんな寄ってきてくれることが分かり、頑張ろうと心に決めました。
 本棚すごいじゃん、という友達の声を受け、実はそんなにたいした本を読んでないことを告白します。
 すきな本は、釣り以外ではこんな感じ(やべぇ、またパクっちゃった!)。アーロン・エルキンスの「骨」シリーズ。骨に詳しい法医学者が旅先で事件に巻き込まれ、解剖学の知識で犯人を追い詰めていくというシリーズ。主人公はスケルトン探偵、などと呼ばれ、困惑しながらも事件にのめり込んでいくという流れ。もう何冊も出されています。
 最近流行っているアメリカのドラマ「ボーンズ」はこの本をもとに考えたんじゃないの? なんて詮索してます。
 民俗学とか文化人類学の学者になりたいと真剣に考えていた時期があったので、この本にははまってます。ぜひご一読を!