介護・・・天使になれない・・・。

今 介護されている方どうか その人のためだけど、自分まで疲れてしまわないように。1人で背負わないで…。

CO 2 ナルコーシス

2007年12月08日 22時07分53秒 | 介護って・・・。
11月20日 午前9時からの

胃癌(術前2期)の胃2分の1切除の 手術。

朝 義父の 病室に 義母と主人 主人の弟が集まり
手術前の 義父に緊張をほぐすため、いろいろ会話をしていると
看護士さんが、
「さあ、手術室にいきましょうか?」と、みんなで歩いて手術室へ
入り口で 分かれて・・・心の中で皆祈りました。
無事 手術が成功しますように・・・・・・。

12時半過ぎに、看護士さんより 控え室に、
「手術が終わりました。取った物の標本をお見せしますから説明室にどうぞ・・・」

息を呑んで、説明室に・・・
主治医の先生が、
「これがお父さんの取った部分の胃です。この部分が癌です。」
と、私の横で義母が・・・
「主人は癌だったんですか・・・」
心配性の義母には、悪性の腫瘍としか言ってなかったもので・・・医者は・・・
「お母さん知らなかったんですか?」
主人は携帯で写真を取りました。
事前に医師から写真撮る人いますからどうぞと言われていたので
でも 私は撮る気持ちになりませんでした・・・。
採った牛タンみたいな胃と、丸いリンパのようなもの コロコロと・・・
気持ち悪くって・・・

医師は、最初の診断は 2期と言いましたが、
実際は3期bでした。リンパにも転移してました。と・・・
家族はつばを飲み込みありがとうございました・・・
だけを言い、無言で 病室で 義父が処置を済ませて部屋に来るのを
待っていました。
30分位してベットに横たわり白い顔した義父が戻ってきました。
麻酔も少しさめかかっていて、軽く会話が出来ました。
付き添いはいいといわれたが、私だけ残ることにして、
4時ごろ皆 帰ることになった。

4時半 5時・・・6・・・7時・・・
4時過ぎしゃべった後 大きないびきを立てて眠ったようだった。
5時過ぎ 主治医が来たときも大きないびきで起きなかった。
7時ごろ 傷のガーゼ交換したり オムツをはずしても起きない・・・
ふっと私はいやな予感がした・・・
副婦長さんに ちょっとおかしくないですか。何しても起きないし
以前 脳梗塞したことありますし・・・

大丈夫でしょう。麻酔でしょう。

と、言われたけど心配で、モニターをずっと見ていた・・・
9時半ごろ、ピピピ・・・血圧が141 161 180・・・
「看護士さんすぐ来てください。血圧が!!!」
私は叫びました。
「絶対おかしいです。医師を呼んでくださいーーー」
一人の看護士が、義父の目にライトを当て、
看護士「意識レベル・・・・・」
看護士「先生に連絡」
看護士「○○さん起きてくださいーーー」

義父は 手も足もぶら~ん。目は動かない・・・
私は「先生はいつ来るのーーー」

看護士「30分はかかります」
私「先生は帰っているんですか。か 家族に連絡は・・・」

看護士「先生が来てからに」

私「そ そんなーーー。」
待っていられるわけないので、すぐ主人に
私「義父さんが 動かない・・・すぐ来てーーー」

医師が到着。
私「先生なんで起きないんですかーーー」

医師「んんん。考えられるのは麻酔の性だと思います。
全身麻酔と背中に入れてある麻酔とで聴きすぎているのだと。」

私 主人 義弟「このまま 朝まで置いたらおかしくなっちゃう。
検査してーーー。CTと血の検査ーーー」
主人と義弟も来ている。みんなお葬式のことを考えていた・・・

ということで、無理やり検査をしてもらったら 血液検査に
CO2 ナルコーシスの症状が・・・↓

http://www13.plala.or.jp/thoraco/homework/0025.html

息が出来なくなり危篤状態に・・・すぐに ICU室に搬送。
義父の兄弟も義母も夜中に呼んで夜中の11時50分くらいに到着。
ICU室の前で待機・・・やがて 義父は酸素吸入器を付けて一命をとりとめた。
少しだけの面会が出来た。

死にそうな顔の義父。。。

よかった・・・死ななかった。。。

みんなみんな 涙して喜びました。。。