次にギタースタンドです。ギターを載せるとこうなります。
真横から見ます。
いかにも倒れそうですが、ギター自体の重さでかなり安定します。
ところでこのギター、専門の職人さんに製作してもらった世界に1台だけのギターです。製作してもらった経緯というと・・・。
退職してまもない頃、秋田市でギターの展示会が開催されました。その会場に行くと丁寧に説明してくれる人がいて、色々お話を伺うと、その人は秋田市でギターやウクレレを製作する工房を構えているとのことでした。ちなみに製作費を訪ねると?十万円位とのこと。
帰ってから、「現在のギターに不満はないが、自分へのご褒美にもう一台作ろうかな!」、「私は手が小さいから、ギターも少し小さいのがいいかな!」、「自分だけのために作られたギターを手にするのっていいな!」などと考えているうちに、「よし、作ろう!!!」という気持ちになってしまいました。
そこで、妻と二人(妻も是非行ってみたいと言うので)で工房に伺い、私の要望で弦長63㎝(普通は65㎝)のひと回り小さなギターを製作してもらうことにしました。
製作に半年ほどかかりました。完成が待ち遠しかったのですが、製作過程は逐一ブログに掲載されておりましたので、毎日のようにそれを見ておりました。また、ダウンロードして製作の全過程のファイルを記念として手元に残しております。
ギタースタンドの話に戻ります。スタンドも折りたたむことができます。
両側の板をつないでいる上と下の板は、両端と真ん中にちょう番を付けてあるので、山型に折ることがきます。このような形をしたスタンドを、工房に完成したギターを受け取りに行った時に見かけたので真似をしてみました。ただ、見かけたスタンドは両側の板を革でつないでおり、それを木製にするためにだいぶ考えました。
もう一度、全体の写真をご覧いただきます。
椅子の上に載っているのがギターレスト。金具の方を上にしてギターのボデーを載せてに固定します。椅子にすわって、左足の腿にフェルトの部分を載せます。普通はそれだけで演奏しますが、私の場合はギターのネックが少し低くなってしまう(椅子が少し高いため)ので、折りたたんだ足台に左足を載せます。
譜面台の上には古びた楽譜を置いてみました。
これで道具は全部揃いました。従って、演奏の腕前もかなり上がりました、とはならず、十年一日の如く、ほとんど上がっておりません。楽譜の同じところを長い間弾いているばかりで、なかなか前に進めないでいる状況ですが、何と無しにギターを手にしたくなるから不思議です。
(終わり)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます