コード溜め

備忘録的コンピュータ日記

[linux]FS-Cache(cachefilesd)

2007-03-25 23:17:56 | Unix/Linuxコマンド
NFSなどのネットワークファイルシステムのアクセスをキャッシュするカーネルモジュール&デーモン。fedora core 6, RedHat EL 5(互換OSのCentOS5にも含まれる)から加えられた仕掛け

利用方法
1. "cachefilesd"パッケージをインストール(パッケージマネージャでは"一覧タブ"から選ぶ)
2. キャッシュ先を置くディレクトリを作るファイルシステムのユーザー定義拡張属性を有効にする。
tune2fs -o user_xattr /dev/hdxX(ファイルシステムのあるデバイス)
またはマウント時のオプションとして
mount /dev/hdaX /var/fscache/ -o user_xattr

3. /etc/cachefilesd.confをチェック
dir /var/fscache <- がキャッシュを置きたいフォルダであることをチェック。
ファイルシステムはExt3であれば特に問題はないみたい。

4.デーモンの開始
service cachefilesd start
ついでに自動起動設定もしておく
chkconfig cachefilesd on

5. NFSサーバのディスクをマウント時にキャッシュを使うように指定
mount fred:/ /fred -o fsc

 "-o fsc"の部分がキャッシュ使用オプション

以上で使えるはず

6. キャッシュサイズのコントロール
/etc/cachefilesd.confで次の値を設定
bcull(またはfcull)
キャッシュ先デバイスの使用可能容量がこの%を下回るとculling(キャッシュの整理)開始
(fcullの場合使用可能ファイル数)

bstop(またはfstop)
キャッシュ先デバイスの使用可能容量(またはファイル数)がこの%を下回るとキャッシュの整理が進んでこの値を越えるまでキャッシュを増やさない。

brun(またはfrun)
キャッシュ整理中、使用可能容量がこの容量を超えるとキャッシュ整理を停止

0 <= bstop < bcull < brun < 100 という大小関係になるはず。

コメントを投稿