リサ、まっしぐら!

劇団扉座所属、鈴木里沙が日々書き綴っていきます。。

岡田達也、渡海す。

2008-11-20 22:54:40 | 稽古日記。。
リ「昨日の『白い生き物は縁起がよい』で思い出したんですけど」
有「ん?あぁ、ワシのうんちくは、話半分とは言わんけど、7、8割で聞いといてや」
リ「なんでですの?」
有「大雑把やし、うろ覚えやったりするし・・・・」
リ「はぁー、そーなんすか」
有「で?何思い出したん??」
リ「あぁ、白うさぎの話ってあったなぁって・・・・」
有「ほうほう」
リ「イナバの白うさぎ・・・・・・でしたっけ?」
有「それも鳥取関係やな」
リ「そうなんすか」
有「イナバっていうのは、『因幡』と書くんや」
岡「余談だけど、俺の通っていた自動車教習所の名前は『イナバ自動車学校』だよ!」
リ「おっと、いきなり参入ですね。いやしかし、鳥取ってトコはイナバさんって人が多いんですね~」
有、岡「は??」
リ「因幡あきらさんって歌手の方もいましたしねー。知ってますよぉそれぐらいは!」
岡「いや、リサどん・・・因幡というのは人じゃなくて」
有「国の名前なんやな」
リ「は?どちらのお国??」
岡「だから、鳥取の昔の呼び名でね」
有「そや」
岡「♪~尾張名古屋は城でもつ」
有「♪~人間様は尻でもつ」
リ「・・・・・なんすか、いきなり。しかも尾張て」
岡「名古屋辺りが昔は尾張の国って呼ばれてたのは知ってる?」
リ「それは知ってまっせ~」
有「それそれ。伯耆の国と因幡の国を合わせたのが、今の鳥取県ということになる」
リ「ほー」
岡「愛知県は、尾張の国と三河の国ですね」
リ「なるほど、なるほど」
岡「今も、鳥取には『因幡の白うさぎ』の舞台になった『白兎海岸(はくとかいがん)』ってのがあるよ」
有「ワシらが鳥取へ帰る時に利用する特急は『スーパーはくと』っちゅうねん」
リ「ほー。で、そのお話は海辺のお話なんですね」
岡「まぁそうだね」
有「うさぎが隠岐の島ってトコから因幡び国に渡ろうとするんや」
リ「海の上を?」
岡「で、鰐を騙して海上に並ばせて橋を作る。と」
有「ところが、最後の最後に騙したのがバレて、全身の皮をはがれる。と」
岡「そこへ、現れたのが大穴牟遅の神で、治療法を教える。と」
有「うさぎが最後のツメを誤ってるのは『うさぎとカメ』みたいやなー」
岡「あぁ、昔話ってのはそういう共通点があったりしますねー」
リ「こらこらこらこらこらぁーーーーーっ!!!!」
有、岡「なんやねんな」
リ「さっきから黙って聞いてりゃ兄さん方よ」
有、岡「??」
リ「おかしいでしょーよ、その話し!」
有、岡「え?」
リ「あのねぇ、『海にはワニはいません』」
有、岡「あぁ」
リ「あぁ・・・じゃないよ!そのお話は出だしからおかしいっす!」
岡「リサどんそれはね、『鰐』って書いて『サメ』の事なんだよ」
リ「サメ???」
有「まぁ、サメの背をうさぎが渡るってのもムチャな話やけどなぁ」
岡「『エルマーの冒険』っていう童話に同じ様なエピソードがありますねー」
有「うん、似たようなワニ絡みの話は、インドとかアジアの昔話にも多いらしいなぁ」
リ「・・・・・・」
有「まぁ、『因幡の白うさぎ』は古事記に載っとる話やから」
岡「神様達が沢山出て来て、なんかスケールがデカイですよね」
リ「・・・・・・」
岡「どした?リサどん」
リ「兄さん方の話を聞いてるうちに・・・・」
岡「?」
リ「お腹空きません??」
有、岡「・・・・・・・・・・・・・・」
リ「だって、夕方こんなの見せられたからー」




有「結局、最後は空腹かいな」
リ「お!今日は5個っすねー!!いただき・・・・・」
有「やらんは!アホ!!」
岡「リサどんは話聞いてたのかな・・・・・・・・」

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1 コメント

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鳥取ツアー (こばこ)
2008-11-21 20:37:43
鳥取薀蓄おもしろいです。

『有馬兄さんとおかたつ兄さんとゆく鳥取ツアー』
とかあったら参加してみたいな~
ね?行きたい~

バスの中では、あのおいしそうなおにぎり
食べたいな。
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