アヒルの飼い主 別館

mixiで書いてた旅日記をこっちに引っ越しさせます。 旅、って言ってもほとんど列車にゆられてるだけですが・・・。

ヨーロッパ旅行記 VOL9 ~オーストリア連邦鉄道~

2010年02月03日 | 旅行
前日、イタリアはヴェネチアから乗った夜行列車で8:28にウィーン西駅に到着。
今日の宿はこの駅から徒歩圏内でしたが面倒だったので2ユーロで使えるコインロッカーに荷物を預けて駅をカメラ片手にブラブラ。
その後、9:20発のEC(ユーロシティー:国際特急列車の意)162列車でザルツブルグに向かいました。
この列車はスイスのチューリッヒ行きで、最後部にはスイス国鉄所有の一等車の展望車が連結されていました。



この車両、日本の列車に当てはめるとスーパービュー踊り子によく似ていました。
その他食堂車含めて10両ほどの編成をオーストリア国鉄の最新鋭電気機関車が重連で引っ張って行きます。


2等車はオープンサロンとコンパートメントの車両が連結されており、この列車ではコンパートメントの車両を選びました。

車内は平日だったからか比較的空いていましたが、乗客の半数くらいがスノボやスキー板を持った人たち。

列車は時折複々線になるになるオーストリア国鉄の幹線を走って行きます。頻繁に旅客列車だけでなく貨物列車ともすれ違いました。
途中、リンツ中央駅など停車する大きな駅は高架化されて新しくなったであろう駅が多かったように思います。
途中から悪天候のためか速度を落として運転して行ったためザルツブルグには10分ほど遅れて到着。

駅構内は工事の真っ最中でゴチャゴチャしており、乗り場があちこちに散らばっていている状態でした。

ベートーベンのの故郷であるこの街に来たのは単に列車に乗りたかったから。
最初は少し観光してみようと思ったんですが、天候が大荒れだったので諦めました。

駅で昼食を済ませた後、RJ65列車でウィーン西駅へ帰りました。
この列車番号の「RJ」は「Rail Jet」の略で、この列車に使用される車両は2008年に出来たばかりのオーストリア国鉄の新型車両。


ドイツのミュンヘン~オーストリア~ブダペストを結ぶ高速列車に充当されています。
乗った列車はミュンヘン発ブダペスト行きです。

編成は2等車が4両、

1等車が3両(半室ビストロ車が1両)、


そしてこの列車の目玉である一等車の上のクラスにあたるプレミアムが1両(半室)繋がれています。
新型車両だけあって内装はかなりきれいで、プレミアムと1等車は革張りシート。
車両には新型NEXのようなディスプレイが設置されており、RJのPVや到着予定時刻や遅れ等の運転状況、現在の速度が表示されて、停車駅が近づくと各方面の乗り換え列車と発車番線が表示されます。

車内放送も自動で三か国語(英語以外はわからん)が流れて来ます。

車内販売もあり、日本のワゴンより二回りくらいデカイ(ワゴンを押している人の顔が見えない)ものが回って来ます。


メニューや値段は駅弁が無いほかは日本と大して変わらない様子で、ユーロとHufの2種類の通貨で支払い可能です。

列車は発車してしばらくは普通の在来線と同じような速度で走っていましたが、郊外に出てくるとスピードを上げて来て今のところの営業最高時速である200キロ近く出るようになりました。

スピードが出ても快適な乗り心地で、背もたれが高いのもあってか、オープンサロンにいるにもかかわらず個室にいる気分でした。

日が傾きかけた15:42にウィーン西駅に到着。
RJの写真を一通り撮った後、隣のホームにICEが入線しているのを確認。




どうやら手持ちのパスで乗れるらしかったので1区間だけ乗ってみる事に。


内装はRJと似ていたのでおそらくRJがICE3-Tをモデルにしたんではないかと思われます。

折り返しで快速列車で西駅まで戻り投宿。

夕食は泊まったホステル宿泊客向けに割引があるトルコ料理店へ。
ケバブはうまかったんですが他が・・・。

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