流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

2軸式ターボポンプのロケットエンジンのポンプ廻り設計と性能流体解析シミュレーションモデル

2018年04月27日 | 宇宙航空産業機械

タービン駆動2軸式ターボポンプを用いたロケットエンジンのポンプ廻り設計と性能流体解析シミュレーションモデルが次です。

ケロシンターボポンプからのケロシン吐出配管、再生冷却ノズルスカート、燃焼室とケロシンの流れるシミュレーション用の流体部は出来ています。

液体酸素ターボポンプからの液体酸素の吐出配管、燃焼室頂点の液体酸素ノズルブロックの流体部は出来ています。

この液体ロケットエンジン設計では、ケロシンターボポンプと液体酸素ターボポンプは回転数が異なり、それぞれに主軸を持つ2軸式のタービン駆動ターボポンプとなっています。

ターボポンプを駆動するタービンは、ポンプ主軸の必要軸動力が流体解析シミュレーションで正確に求められることから、それに合わせた駆動力を持つタービンはこれからの設計となります。

次は、流体設計が出来上がった液体酸素ポンプの流体部形状です。

次図の右側がケロシンターボポンプ、左側が液体酸素ターボポンプとなります。

液体酸素ターボポンプの羽根回転方向が逆なのに今気付きましたので、これから修正となります。

<今日の流れ>

今日はプレミアムフライデイで連休の前日なので、ソフトのメンテナンスや残り作業の実施などで過ごしています。

明日はIST様MOMO2号機の打ち上げなので、MOMO2号機が宇宙に到達することを願っております。