流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

MOMO2号機の飛行時流れ解析の不足している飛行状態点を解析計算継続中

2018年04月24日 | 宇宙航空産業機械

MOMO2号機の飛行時流れ解析の不足している飛行状態点を解析計算継続中です。

先週の金曜日に提出した飛行時流れ計算結果データはIST様に参考になったとの連絡をもらえましたので、まだ解析計算を行っていなかった迎え角が大きい範囲での計算をなるべく短期間で終わるように続けています。

先週金曜日まではMOMO2号機飛行状態解析のために最大5台の解析マシンを使って流体解析シミュレーションを行っていましたので短期間で多数の飛行状態点の解析値を出すことが出来ましたが、しかし先週末からは他の開発設計業務の解析シミュレーションの急ぎの計算のバッチ処理を進めたことで、現在は解析マシン2台のみをMOMO2号機飛行時解析の残点のバッチ処理計算に使っています。

そのバッチ処理の画面が次ですが、そろそろこのシミュレーションバッチ処理も迎え角12度での最終計算ケースとなっています。

よって本日中には迎え角12度までの全計算結果データをまとめた解析結果報告を出せるように担当者と今打合せをしています。

迎え角12度まで計算をすると次の解析モニタリング画面のようにロケット機体廻り流れはかなり乱れている状態となるようです。

この解析計算結果では直接に機体の揚力値、抗力値、モーメント値が出るので、その値を直接に機体制御のパラメーター値として使ってもらうことが出来ますが、今後のためにも揚力係数、抗力係数としてまとめる作業も今後行います。

<今日の流れ>

今日は、明日の大分大学での工学部大学院生170名の前で行う講演のためのパワーポイントデータを作成する作業となります。

途中にはMOMO2号機飛行時流れ解析結果データのまとめ方についての担当者との打合せが入ります。