音楽と映像の日々

50オヤジがバンドと映像制作にどっぷりハマってる日々の備忘録

Logicの最新バージョンにご注意!

2021-10-31 12:11:42 | aDrums
最近、Logicが10.7にバージョンアップしていたのは知ってたけど、
どうもかなりイジられてるみたいで、「INDIVIDUAL MIDIが機能しない」との
連絡が入ったので、ドラムを接続して試したら確かにチャンネルが分かれない!!
 
よくよく確認してみると、録音設定の中で「チャンネルごとにデミックス」という項目のチェックが
勝手にリセットされていて、「重複データを消去」と日本語訳が変わってる!
どうもそうではなく、そもそも「チャンネルごとにデミックス」という項目が無くなってます!!

これにチェックを入れ直すも症状変わらず。→それはそうです。その機能じゃないから。
 
 
そこで各トラックのMIDI入力設定を見直すことに。
これまでは入力デバイスも入力チャンネルも設定上は「すべて」で問題なく動作していたが、
これを試しに、入力デバイス、入力チャンネルをきちんと指定してみると直った!!
 
そうなんです、チャンネルごとに自動で振り分けていたのを、ちゃんとチャンネル指定してあげないといけなくなりました(2021.11.8現在)
 
全てのトラックを指定し直してあげれば大丈夫です。

この時にMIDI出力ポートは再生時のループバックを避けるために「オフ」にしてください(2021.11.8現在)
 


このBlog経由でデータを受け取った人は、ぜひ試してみてください。
 
【2021.11.8追記】

どうもこのバージョンアップでMIDIスルーをカットするMIDIエンバイロメントが
リセット(破壊?)されてしまうようです。
さらにMIDI出力ポートもオフにしないと二度なりしてしまうことがわかりました。

エンバイロメントも作り直しました。
 
テンプレートファイルをダウンロードできるようにしました。
これはあくまでも、Logic ver.10.7に対応したものです。
このテンプレートファイルをダウンロードして解凍してLogicで開いてもらうと、そのままINDIVIDUAL MIDIレコーディングができる(はず)

何か問題があれば、コメントください。
 

Studio One 5.3が出たので、INDIVIDUAL MIDIを試してみた。

2021-07-07 16:51:45 | aDrums

Studio Oneが5.3にバージョンアップしたので、あらためて試してみた。
結果からいうと。。。

・ハイハットの開閉はモジュレーションで制御しているので、Studio Oneでも記録できる。
 しかし、MIDI THRUを切ろうと、Studio Oneのモニターボタン(各トラックの青いボタン)を
 外すと、モジュレーションの記録がずれて記録されます。なので、aD5のMIDI LOCAL OFFに
 して二度なりをキャンセルすることになる。⇨それでもできるだけOKか。

 

・シンバルのチョークに関しては、ポリフォニックアフタータッチには対応しているらしいが、
 残念ながら記録はされませんでした。

 

同じようなデータをLogic Proの画面で確認すると、

ポリフォニックアフタータッチのデータが「68」というデータで入っていることがわかります。
Studio Oneではどうも1データ入ったのちに同じ値で入力される時は記録しないのではないかと
思われます。

惜しいところまで来てるんだけどねぇ。

ま、シンバルチョークなんてそうそう使わないから、そこだけ手入力するということもできますね。

なんとか対応して欲しいものです。


aDrums/D5のMIDIを何とかしてモノにしたい!

2020-08-04 14:50:01 | aDrums

2020年のうちのバンドは活動がほとんどできず、現在レコーディング中。
とは言え、集まることなく、できるだけ自宅で何とかしようという感じ。

そこでそれをコンテンツに「ゲートラ・レコーディング・アワー」という番組を立ち上げた。
メンバーそれぞれが自宅できる範囲で、レコーディングをしてみようという流れ。

「ゲートラ・レコーディング・アワー」

①ドラムレコーディング編
 文字通り、ATVのaDrumsを使ってMIDIレコーディング。
 ドラマーのRYOUJI がほぼ1発録りのプレイ炸裂!

OGPイメージ

ゲートラレコーディングアワーVol.1 「aDrumsでMIDIレコーディング編」

50TRK'sが自宅レコーディングのA to Zを解説する「ゲートラレコーディングアワー」その第一弾はドラムレコーディング! 今回は、ATV...

youtube#video

 


②ドラムMIDIデータエディット編
 1日目で収録したドラムのデータ。修正が多くあるので、コツコツと修正。
 特にハイハットはかなり細やかに解説しています。
 aDrums/aD5ユーザーは必見です!!!

OGPイメージ

ゲートラレコーディングアワーVol.2 「ドラムMIDIデータエディット編」

50TRK'sが自宅レコーディングのA to Zを解説する「ゲートラレコーディングアワー」その第二弾は前回のドラムレコーディングで収録したM...

youtube#video

 

ここまでは公開済み。
この後は、ベース、ギター、ボーカルを重ねます。

どんな仕上がりになりますか?!

 


Logic Pro XでaD5やaDrumsのINDIVIDUAL MIDIレコーディングをするためのTIPS

2018-01-08 17:41:19 | aDrums

仕事がらみだけど、ここで解説しちゃいます!

Logic Pro XでaD5やaDrumsの
INDIVIDUAL MIDIレコーディングをするためのTIPS

Logic Pro XはいいDAWアプリなんですが、意外と設定が難しい部分があります。
特に難しかったのは、MIDIスルーをオフにすること。
MIDIエンバイロメントという機能を使わないとできないなんて面倒極まりないです。
aD5のINDIVIDUAL MIDI機能を使いこなすにはこれをクリアするしかありません。

そのためのテンプレートになるような環境づくりを解説します! 

まずaD5の最新リファレンスマニュアルがATVのWebサイトにアップされていますので、こちらをまずはお手元にダウンロードしてください。

http://www.atvcorporation.com/products/drums/ad5/file/820/aD5_rg_ja06.pdf

 

INDIVIDUAL MIDIの記述は上記リファレンスマニュアルのP.40に記述があります。まずはこれを元にMIDIのチャンネル設定を「INDIVIDUAL」に設定しておいてください。

INDIVIDUAL MIDIは各パッドに個別にMIDI chを1〜10まで割り当てることで、MIDIのマルチトラックレコーディングを行うという方法になります。

aD5をUSB接続していただいた状態でLogicを起動しますと、自動的にMIDIデバイスとして認識します。

MIDIトラックを10個作ります。それらにaD5のMIDI chを1〜10まで設定します。
※最新のLogic 10.7では、MIDI出力だけでなく、各トラックのMIDI入力デバイスと入力チャンネルを指定しないと
正常に動作しなくなりました。1トラックには入力MIDIチャンネルを1で指定するだけ。
それを10トラック分指定してください。

 

それぞれのトラックをレコーディング状態にしてください。その状態で録音メニューから録音設定を開きます。

 

そのメニューの中で、「マルチトラック録音時に自動的にチャンネル毎にデミックス」にチェックを入れます。
※最新のLogic 10.7では「マルチトラック録音時に自動的にチャンネル毎にデミックス」が無くなっています(2021.10.31確認)


また、同じ画面のMIDIボタンを押して、MIDI設定を開きます。
ここでは、「入力フィルタ」のタグを押して、「ポリフォニックアフタータッチ」のチェックが外れていることを確認してください。これで設定は閉じてOKです。

 ※録音詳細ツールを表示できない場合は、下図のように、設定をしてください。
   環境設定→詳細ツール→詳細ツールを表示にチェックしてください。

 

 

次にMIDI THRUをフィルターする設定をしましょう。aD5から入力されたMIDIデータはDAW(PC)を経由して、MIDIデータがaD5に戻って音源が2度鳴りしないようにMIDI THRUをカットする必要があります。

ウィンドウメニューから、MIDIエンバイロメントを開く。

 MIDIエンバイロメントウインドウのレイヤーからMIDI音源を選択。

 

新規プルダウンから、マルチインストルメントを選択。

 

マルチインストルメントのアイコンをクリックして、

ポート:OFF
MIDIチャンネル:すべて  に設定する。

 

次に新規メニューから、フェーダー:テキストを選択する。

 

フェーダーアイコンの中の数字を0に設定し、

スタイル:番号順
フィルター:スルー に設定し、マルチインストルメントアイコンの▷をクリックしながら、フェーダーアイコンへ接続する。

 

 

新規メニューから、マップドインストルメントを選択する。

 

 

マップドインストメントのアイコンをクリックし、

ポート:すべて
MIDIチャンネル:すべて 

と設定し、フェーダーアイコンと接続する。

 

これですべての設定が完了しました。ソングデータファイルとして保存しておきましょう。

またテンプレートファイルとして保存しておけば、aD5を使った楽曲制作時に呼び出すことで面倒な設定をする必要は無くなります。
このLogicの難しい設定を全て施したテンプレートファイルがここに貼りたいところですが、
goo blogではファイルを貼れないんで、欲しい方はコメントでリクエストしてください。

 

<2018.1.31追記>

この設定でMIDIレコーディングした後に各パートをオーディオにする際に、このままSOLOボタンやMUTEボタンを押すと全トラックがSOLOになったりしますが、オーディオトラックを追加すると1トラックだけ選択できるようになりますのでご安心ください。

実は私もやってて、何故こんな変な仕様なのかはまったく理解できてません。

<2020.7.8 追記>

「Studio One」がメジャーバージョンアップでVer5.0になりました。
そしていよいよ待望の「ポリフォニックアフタータッチ」に対応しましたが
残念なことにリアルタイムレコーディングするとズレるというバグがあります。
そのうち対応すると思います。
ちなみにSTUDIO ONEとの接続はこのサイトがわかりやすいです。

Studio One の使い方メモ
https://unko.kpop.jp/studio_one/20180103-4-midi-setting.php

 

[2018.4.18追記]
実はStudio Oneという人気のDAWでの対応をよく聞かれます。しかしStudio Oneではハイハットのオープンクローズをやシンバルのチョークを記録するMIDIメッセージ「ポリフォニックアフタータッチ」に対応していないことが判明しました。
残念ながら現時点では使えないソフトなんですが、ローランドもヤマハもこの方式でハイハットのオープンクローズを記録しているので対応した方が売れると思うんだけど、、、日本の代理店の偉い人にか掛け合って来ます!

 

#LogicProX , #MidiThruOff , #aD5 , #aDrums , #IndividualMidi