明るく楽しく教師修業

子供の事実と腹の底からの実感を大切にして。

検定・学習会

2009-06-28 22:44:20 | 研修
 I氏企画の検定・学習会があった。
 Y氏、U氏が来県してくださった。
 他県からも受験者が3名いた。
 他県からくる姿勢がすばらしいと感心した。
 県内の受験者は、昨夜まで毎日のように練習していた。(と思う。)
 各サークルに顔を出し、練習を披露した。
 学生の二人も受験。
 二人とも現役教師と同じ級を取得した。
 将来が楽しみな教師の卵だ。
 若い人が伸びていく姿を見るのは、どこかうれしい。
 うかうかしてもいられないのだが。

 私自身も学びが多い1日になった。
 Y市、U氏からは、講座はもとより、昼食時も懇親会でも教えていただいた。
 明日からも直にできる方法もあった。
 「学ぶことが楽しい」と思える至福の時間でした。
 やはり、TOSSはいい!
  
 


 

水中ゴーグル

2009-06-27 06:42:04 | 授業
 家で顔を洗うのが嫌いな子ども、面倒がる子ども。
 シャワーを頭から浴びられない。
 水が恐いのである。
 そういう子供の水泳指導をどうするか。
 水中ゴーグル着用から始める。
 それだけで、「目があけられる」からだ。
 目が開くと、不思議と恐怖心が和らぐ。
 体に入る無理な力も少しやわらぐ。
 子どもには、いいことだらけだ。

 昨日は、水泳指導3日目。
 T先生、N先生のおかげもあって、前述の実態の子どもが、2名とも「頭全部」を潜ることができた。しかも、ブクブクと息を吐き出すこともできた。
 おおいにほめた。
 A君、B君も喜んでいた。
 毎日、上達していくのがうれしいようだ。
 
  

 

簡単や、楽勝!

2009-06-26 05:54:52 | 授業
 タイトルは、C君が算数の時間に言った言葉である。
 単位量あたりの学習をしている中で突然言った。
 自分の正答率に自信をもったのか。
 単位量あたりの問題は、6年生の学習でも難しい。
 それを、C君は「簡単だ」と言って、解いて正解した。
 その方法は、面積図である。
 面積図を使うと、簡単にできた。

 数直線では、情報が多すぎて、分からない。
 以前、担任したADHDの子どもも、面積図だと簡単に解いた。
 今回は、クロス面積図だ。
 C君を見ていると、こちらのほうが、より簡単にできる感じがする。
 面積図はすごい!
 

金メダル効果

2009-06-24 05:27:08 | 学級運営
 給食は、ランチルームで全学年が食べる。
 私の周りには、クラスの子どもと1年生が座る。
 給食を残さずに食べたら、「金メダル!おめでとう!やったね」とほめた。
 握手したり、手を高くかかげたり、頭をなぜた。
 4月から、毎日続けた。
 一人もいない日があった。
 それでも、続けた。
 すると、おかしな現象が起きた。
 周りの子どもたちが、全部食べるようになってきた。
 その割合が多くなってきた。
 時間内に食べられなかったS君は、食べ終わるようになった。
 私のところへ、「あと○○だけ」と言いに来るようになった。
 ついには、先週木曜日、クラス全員が残さず食べた日があった。
 
 昨日も、あった。
 「パイン、きらい!食べれん。」と言っていたK君(他クラス)。
 他の子どもが、「金メダル」「スーパー金メダル!(おかわり1種)」となってきた。
 すると、ゆっくりと食べて、完食。
 おおいにほめた。

 擬似金メダルもない。
 代わりのシールもない。
 ほめる言葉と握手だけ。
 それでも、このように全部食べる子どもは増えていく。
 「ほめる」大切さを、子どもたちからまた教えてもらった。
 
 

ダウト

2009-06-22 21:59:28 | 授業
 1年生は、先生が間違うと最初は笑う。
 やがて、興奮してくる。
 そして、「違う!」「○○だよ」「だから、そうじゃない。」
 そうやって、授業にひきつけていく方法がある。
 教師が間違えて、正しい答えを際立たせる。
 以前、音読ダウトをした。
 教師が間違った読み方をしたら、「ダウト!」と言うのである。
 
 N先生が、カルタで故意に読み間違いをする。
 すると、とり手の子どもたちは、お手つきをした。
 そこで、笑いが起きる。
 子どもは、お手つきをしまいと、注意深く聞くようになる。
 この二つは、「聞く」ことに注意深くなる。
 
 間違いと言うと、向山先生のくっつきの「を」の指導が1番分かりやすい。
 子どもが熱中する。
 知的かつ面白い。
 そういう授業を常にできたら、子供たちはもっと学校が楽しくなると思う。


 

幸せな時間

2009-06-21 22:14:46 | 日常
 20年以上前に担任した子どもたちの保護者と飲んだ。
 毎年のように呼んでいただく。
 めずらしいものも食べた。
 ありがたい。
 感謝、感謝である。
 その子どもたちの様子も聞くことができる。
 時は過ぎ、ある保護者の娘さんの子どもが、勤務校に来ている。
 縁とは不思議だ。

 こうして保護者の方やその地域の方と毎年1回飲めることを幸せに思う。
 これもTOSSのおかげである。
 子どもたちの結婚や出産を聞いて、幸せな気持ちになった
 
 

ICT活用研究会

2009-06-20 09:59:14 | 研修
 T研究会に参加した。
 情報に関する研究が主である。
 ICT活用に関する情報がたくさん学べる。
 英語活動、アンケート、学級崩壊対策もある。
 なんとも楽しい。
 TOSSの情報ももっておられる。O氏のおかげである。
 だから、「TOSS」の話もさらりと出る。
 批判ではなく、よい部分を認めてもらっている感じだ。
 昨日は、「速さ」の授業について発言を求められる。

 また、特別支援の児童の指導について、発言した。
 次回からは5分程度ワンポイントの話をしてほしいと言われた。
 いい機会をいただいた。
 次回も楽しみだ。

 いつも驚くのは、学生の動きだ。
 おもてなし、会場準備・片付けなどがうまい。
 いい動きをしている。 
 すばらしい学生たちだと感心した。

 
 

言葉のかけあい

2009-06-18 23:24:41 | 授業
 1年生の体育で、言葉の掛け合いをする。
 例えば、
 私 だるまさんが
 子 だるまさんが
  (ほんのちょっとの間)
 私 飛行機になった
 子どもたちは飛行機バランスをする。
 間で、指示する。

 これをリズム太鼓で行う。
 今日は、マット型でも次の6つを行った。
 1 石ころになった
 2 ころがった(横ころがり)
 3 ウルトラマン
 4 ひっくりかえってブリッジ
 5 ひっくりかえってえびぞり
 6 ろうそく(肩倒立)

 「ろうそく」が、上手にできたKさんを手本に紹介した。
 拍手をすると、照れていた。

 通常なら、リズム太鼓と指示だけだ。
 しかし、1年生とする時は、この言葉かけでちょっぴり楽しい雰囲気が出る。
 「ころんだ」をすると、どんな動きになるのかと思った。 
 

インタビューの研究授業

2009-06-17 05:37:12 | 授業
 国語には「話す・聞く」でインタビューの教材がある。
 この新教材の教科書を教えたことがなく、がっちり実践したことがない。
 質問・応答のレベルならある。
 それではいけない。
 ここは、「対話」が入る。
 質問者が、答えを聞いて、うなづき、笑顔、感想、ほめる、驚き、例示、予想、詳しく聞く質問などがはいる。
 会話をつなげていく場面だ。

 そのような授業に学年主任H先生が、学校の先頭をきって、新分野の研究授業を昨日された。
 編成があったクラスで、6月に、新教材で、研究授業を行う。
 その姿勢だけですばらしい。
 肝心なのは授業である。
 この教材のアウトラインが自分で分かった(気になった)授業だった。
 意見を言った。
 子どもにスキルを与える方法も、発見させる方法も、授業の大まかな組み立ても。
 よりよい方向になるようにと考え合い、皆が代案を示すのが協議会である。
 若い人は感想程度でもよい。
 私も自分の頭で考えた。
 楽しい研修会だった。
   

1限目の体育

2009-06-16 06:00:57 | 授業
 1限に1年2クラスで体育を行った。
 M先生から、「テンポがよかったです」と感想をいただいた。
 U君や他のやんちゃ君も参加していた。
 Y君はA君のおかげでペア運動もできたそうだ。
 A君をほめてほしくて、担任の教室へ行ったが不在だった。
 放課後、耕運機で土おこし、うねづくりをしている時にお話した。
 
 授業の組み立ては、主に4つ。
 1 鬼ごっこ3種類
 2 基本の運動
 3 全員玉投げドッジ
 4 置き物リレー

 説明は短くした。
 特別支援のK君は、「4」以外は参加できたそうだ。
 「4」はやり方が自分なりによく分からないと、できないそうだ。

 途中でトラブルが起きた。
 やんちゃS君が、U君を蹴った。
 理由は、男の子を「バカ」とU君がいったからだと言う。
 「U君がばかといったことはよくない。それを注意したS君はいい。でも、蹴ったのはよくない。あやまりなさい。U君は男の子に謝りなさい。」と言った。
 S君は黙っていた。U君は「いやだ」と言った。
 この時点で、約40秒。
 これ以上長引くと、全体が崩れる。
 「分かりました。3人は残りなさい。」と言って、全体を動かした。
 最後に、他の子どもたちを教室に向かわせた。
 その3人を残らせた。
 S君は、「(その後に)もう謝った」と言った。U君も「ごめんなさい」と言った。謝ってもらった男の子に確認すると、「いいよ。」となった。
 
 小さなトラブルは、その場で解決する。
 原則どおりにすると、またうまくいった。