またまた雪の朝。
昨日の朝はベタベタ重い雪だったので雪かき中止したんだが今朝の雪はサラサラだが下駄での歩行は無理。軟禁状態から部屋に拘束状態。貧乏老人には恵まれた環境かも。
2月は裸の月と表現した詩人がいたけど、足早に逃げて行く月でもあるみたい。
このところ施設入居者の出入りが激しく結果爺さんは4人しか。ここは女性専用の施設になっちゃった！
テレビを見ていたら今日はバレンタインディとか｡
そう言えば爺さんにチョコが一個もきていない。
入居者のオババさんも義理チョコやる気力も失せた、ということか。
車椅子をかみさんに押してもらって食堂に出て来る老々介護の夫婦者もいる情景ではバレンタインディどころじゃないだろうなぁｰｰｰというわけで今年はホワイトデーに気をつかうこともなくなったがｰｰｰなぜか爺さん､ちょっと寂しい｡
3回目のモデルナを昨日接種したんだが後遺症が半端じゃない。注射部位の痛みは一晩中寝返りさせないし今日は頭痛、筋肉痛!夕方は悪寒までして重ね着する始末。
おかげさま様で何カ月ぶりの休肝日。
厭な予感が的中したわ。
逡巡してうろうろしていたところ、職員さんに背中を押され接種会場へ。
前髪抑えてオデコを出せば
35度?おかしいわね
ちょっと首筋でｰｰ36度
俺は冷血動物か。
まぁ会場は爺さん婆さんの佃煮だぁ
付き添いの嫁さん娘さんに目がいくのは好色爺の習い。
今回の会場は路一つ隔たすぐ前だから仕方なく接種したものの前回みたく町外れの競技場ったらパス確実てしたわ。
今日は紀元節。
白い手袋の校長先生が教育勅語を奉読、教室に戻って紅白のお菓子を貰って校門の日の丸の旗の下を家路についた国民学校。
懐かしい思い出は甘美の匂い。しばし老人ホームの憂さを忘れる。
行きつけのお店で、酒類は提供しないことになりました、と素気なく門前払いされた爺、粉雪舞う中、飲み屋を求めて彷徨する様はヤクギレ患者そのもの｡
もう歳なんだから北京五輪でも見てればいいんだよ！と言う声も聞こえないでもないが、やはり外の灯りが恋しいんだなぁ
朝刊で死去の報に接した。
そして改めて彼の著作の一冊も読んでないことに気付いた｡彼は政治家であって小説家ではないと思っている爺さんを再確認?
勿論関心はあったのだろうが太陽の季節とか弟とか話題になったものにも食指はわかなかった｡
新銀行の失敗や豊洲新市場汚染のいい加減さなど爺さんには負の残像しか残っていないなぁ。