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略式盆立て

2019-04-12 16:10:59 | 茶道
急なお客様で、茶釜でお湯を沸かすのに時間がかかってしまう。お茶室の準備が出来ていない。
そんな時、役立つのが、略式盆点てです。
写真を交えてその手順を記録しました。
お盆の上に、仕組んだ茶碗・茶入れ(棗)・こぼし(陶器の)を乗せ、お湯を沸かしたポット、袱紗を用意します。
※こぼしは熱の伝わりにくい陶器のものが良い。唐銅のこぼしを使用したときは、茶筅とおし、すすぎなどすべて熱いお湯を使用するため、こぼしが過熱されて最後水屋へ持ち帰るころには、持てないくらいに熱くなっていた。
※茶入れに平棗を使用したときは、蓋の形が平らで滑ってお盆の手前縁に架けることが出来なかった。

お盆に道具を乗せたら、袱紗の輪を手前にし、全体を覆います。
茶道口で挨拶(総礼)の後に、道具畳へポット、お盆の順に持ち込みます。

袱紗の手前両端を両手で摘まみ、袱紗をとり払いお盆の先から左を通って左膝上で、袱紗をさばいてたたみ右手に持ち替えます。
こぼしを左手でお盆から取り上げ左体側に置き、左膝脇に進めます。

茶入れを清めお盆の4分割した右上に置き、袱紗をたたみ直して、茶杓を清め、茶入れの先に柄をお盆の縁に架け立て掛けます。茶筅をお盆の4分割した右下に立て、袱紗を反対折りして、お盆の手前を清めその場所に茶巾を置きます。

茶碗を少々手前に引き、たたんだままの袱紗を4分割の左上茶碗の先にお盆の縁に架けて置きます。茶碗に湯を注ぎ茶筅通しを行い、すすぎに使った湯をこぼしにあけ、茶巾で茶碗を拭い、茶巾は中央を摘まんだ形で、元のお盆の手前端に置きます。

茶入れから茶杓で抹茶を茶碗にすくいあけ、茶杓の先の抹茶を払い、茶入れ・茶杓を元の位置に戻します。※注意:茶入れの蓋を開けた時は蓋はお盆の手前左(茶巾の左)にお盆の縁へ立てかけて置きます。
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茶碗の抹茶に湯を注ぎ茶筅を用いて泡立てます。
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茶碗を左手の平の上にとり、先へまわして正面を客に向けて、炉蓋の上に置いて客に勧めます。

客の一口の挨拶に答えて、飲み干すのを待ち、茶碗が帰って来たら、正面を避け手前に回して湯を注ぎ、こぼしにあけ、持ったまま客の次の所望を聞きます。
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お仕舞くださいと言われたら、茶筅通しをして湯をあけます。

茶巾・茶筅の順に茶碗に組み込み、茶杓を清めて茶碗の右上に伏せ置きます。

袱紗をたたんだまま茶入れの上に被せます。

茶碗を左手で持ち、茶入れを袱紗の上からわし掴みにして、お盆の中央に横に並ぶように置き換えます。

こぼしを水屋へ運び、茶碗セット・茶入れをお盆ごと水屋へ運びます。

最後にポットを水屋に運び茶道口で挨拶(総礼)をしてお開きとします。


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