Shopping Center

地域のお店や飲食店を探訪します。

棚ものの棚の位置と風炉の瓦の位置

2019-06-02 01:07:26 | Weblog

7月20日
7月に入って第2回目のお稽古で先生の御宅へ伺いました。
御茶室には茶花として半化粧とリンドウが生けられておりました。
良く毎回、野草いるけれどの様なものを茶花として生けられて居るけれども毎回野にでて探してこられるのは大変だろうと思い先生に伺ったところ、庭に植えてある季節ごとの野草を主に、いけばなで使った季節の花を共にあしらって生けられると言う事でした。
掛け軸は竹の水墨画でした。

棚の置く場所によって、道具の置き場所等に狭いとか遠いとか不自由をきたすのでは?と思って伺いましたが、これも大体この辺という経験的な感で置くわけではなく、きめられた位置があると言う事です。
道具畳を中心で左右二つに割りそれぞれの中心を風炉の瓦や棚の中心と合わせて置くことはもちろんですが、棚の手前の一片は道具畳の右脇の畳の目数にして、13目に合わせ、風炉の瓦はそれより3目手前に手前の一片を合わせて置くとのことでした。この様に決まり通りに置く事によって、後のお点前での茶碗、茶入れの間隔等を丁度良く配置できると言う事です。

今回は棚に茶入れと水差しが飾られているところからのお稽古です。
全体的なお点前の流れが良く頭に入っていることがスムーズな点前の進行に繋がりますので、大きい項目でもう一度整理しました。
①茶碗に茶筅等の組み込まれたものを、道具畳へ持ち込み仮置きする。
②こぼしに柄杓等組まれたものを道具畳へ持ち込む。
③管を下ろす。
④茶入れを棚からおろし右へ置き茶碗を左へ仮置きから移す。
⑤柄杓を鏡に構え蓋置きを3目へ置く
⑥釜の蓋を蓋置きへ下ろし柄杓を釜に縦柄杓で架けろ。
⑦居住まいを正し、こぼしを膝頭よりやや先にあげる。
⑧茶碗を正面に据え、茶入れを左にずらし、茶筅を右にして品の字に置きなおす。
⑨茶入れ、茶杓の順に道具を拭き茶入れの上釜寄り3分の1に茶杓を乗せる。
⑩茶巾を蓋置きの蓋の上に乗せる。
⑪湯を汲み茶筅通しを行う。
⑫茶巾を取り、茶碗を拭き、茶巾を蝶に結んで蓋の上に戻す。
⑬茶杓を取り繰りこんで、なつめを取りなつめの蓋を置き、繰り出した茶杓で抹茶を茶碗に取り出す。
⑭茶器(なつめ)を元の位置に戻し、茶杓をなつめ上に戻す。
⑮柄杓で湯を注ぎ、茶筅で茶を点て、茶筅を戻す。
⑯茶碗を左掌にとり、正面を客側に向け、客に勧める。
⑰客の一口の挨拶のあと、柄杓で水を釜に足す。
⑱客から戻った茶碗を正面に置き湯を注ぎ、こぼしにあけすすぐ。
⑲おしまい下さいの言葉を受け茶碗に水をあけ茶筅通し2回のあとこぼしへあける。
⑳茶巾を取って茶碗に一文字に入れ茶筅を組み込む。
①茶杓をふくさで拭い茶碗に酌み込む。
②茶碗を仮置きし、茶入れをふくさで拭い、茶入れ茶碗を水指に対し品に字に置く。
③水指の蓋を閉める。
④柄杓を鏡に構え風炉の蓋をし、柄杓を持ち直し、蓋置きを右手に持たせ、こぼしを左手に下げ、左回りで二足回りで水屋に戻す。
⑤茶碗と茶入れを取り水屋へ戻す。
⑥水差しを道具畳へ持ち込み、左膝頭に置き、棚から水指を取り出す。
⑦水指の蓋を二手で立てかけ、水差しの注ぎ口の蓋を開け、茶巾を添え、左手で弦を持ち、水をたっぷり注ぎ、水差しの口を拭きあげ茶巾を蓋の上に戻し、口の蓋をする。
⑧水指を棚の上に戻し、水入れを右回り二足回りで水屋に返しに戻る。
⑨持ち物の無い状態で、お点前終了の挨拶をする。
ザット書き直してみましたが、前回同じお点前の練習を記録したものと、同じになっているでしょうか?未だ覚えている最中の記録なので、間違いも多く、前回の記録と手順などに違いが有るかも知れません。

注意点:
【茶入れ(なつめ)が棚の上に有り、茶碗のみ運びこんだとき】
①茶碗は、建具枠戸当たりの前、畳目3目ほど離して仮置きする。
②こぼしを運びこみ、座り管をした後、茶入れを棚から下ろし、水差しの手前右に置く。
③仮置きの茶碗は左手で手前左、右手で右中央、左手で左中央、右手で右手前と4手取りにし、その右手で水差し手前ひだりへ置く。これで、道具の品の字の飾りが完成する訳ですが、茶碗の茶杓は風炉の瓦の手前の辺の延長上より先に出ないよう注意する。
【風炉釜の蓋を蓋置きに置くまで】
①居住まいを正し、こぼしを膝頭よりやや先に上げる。
②柄杓を鏡に構え、右手で蓋置きを風炉瓦の手前壁からも3目の位置に置く。
③右手で柄杓の縁の先を持ち右手の手首近くの掌の中に柄の先が当たる様に持ち右手親指と人差し指で柄をしっかり挟み、蓋置きに柄杓の杓を上向きに置き右手を畳にまで下げ、指を滑らせて柄の端を畳に静かにおとす。このときの柄杓は斜め45度に柄の端は右膝頭前に置く。
④水差しの蓋は中央のつまみ蓋の左中央、蓋の手前中央と3手で持ち替え、客側に蓋の上側を向けこぼしの右に立てかける。
⑤柄杓の柄を先ほど同様右手に持ち、柄杓を鏡に構え、右手で風炉の蓋をつまみ、蓋置きの上に置く。
⑥柄杓は右手を先ほど同様柄杓の端に持ち左手を節の上に持ち替え右手を下から潜らせ節と柄の端の中間に湯を汲むごとく持ち、風炉の開いた口の上に架け縦柄杓で風炉の湯口に架け置く。
⑦右手はこのとき縦柄杓に構えて静かに柄を縁にかける。
⑧このあと茶碗を正面に据え、なつめを拭いて位置を左へ置きなおし、茶筅をその右へ置き茶杓を拭きなつめに乗せ、茶巾を蓋置き場の蓋の上に置き茶筅通しに移る。
【始めに茶杓を拭きとるとき。】
①腰からふくさをぬきとり、ふくささばきの後、三つ折りにし、更に二つ折りにしたふくさは返さずに左掌にのせる。
②茶碗から取った茶杓は、皮の方を向けず身の方を上にふくさの上に乗せ、ふくさで挟み込みながら、茶杓の皮の方を上に向ける。
③茶杓の節をとばして拭き、茶杓側面は皮を客側に向けながら、一気に拭き、もう一度皮を上に向け主をとばして拭き、ふくさは折ったまま左腿上に待たせて、茶杓を茶器の上に釜付きに3分の1のか所に置く。
④ふくさを自然に広げ、右手で裏返し、上になったふくさの端を取り上げ三角の輪を向うに、二つ折りにして、腰に挟み込む。
【しまう前に茶杓を拭くとき】
①ふくさを正面で下げて、三つ折りにし更に二つ折りにし、左掌にのせ、茶杓を拭き終わる前に、茶杓の下になっている身の方から柄の先を左親指と人差し指でつまみ、拭き終わった茶杓を裏に返しながら、茶碗の茶筅の右に置く。
②その作業をしながら左手は、ふくさを二つ折りに挟んだまま、左太股の上に待ち、右手が空いたら、左手をこぼしの上に移動、右手を添えてふくさを広げ、右手で抹茶を払い落す。
③左手は再びふくさを折り、左掌に握ったまま、こぼしをその手で膝影へ引く。
④そのあと正面で、左手の上にふくさを広げ、右手で裏返し、ふくさの上になった端をつまんで三角を二つ折りにし、腰へつける。
【茶巾で茶碗を拭くとき。】
①茶巾を蓋の上から茶碗の中へ持ち込む。
②茶巾のふくらを普通につまみ、茶碗の上に二つ折りの茶巾が垂れた状態で、指先で茶巾を右に回転し茶碗の向こう縁に架ける。
③茶碗の向こう縁に架けた茶巾を持ちあげながら3手で茶碗を回しながら拭く
④茶巾を返しながら、茶碗の中へ置き、蝶につまんで中の字に茶碗内を拭く、
⑤いったん茶巾を茶碗の中に縦に置き茶碗を正面に置き茶巾を右手でつまんで、蓋の上に置く。

※道具の名称
水を釜の右脇の陶器等でできた水瓶の様なものに貯めて置いて、必要に応じ、水を茶碗に酌み茶碗をすすいだり茶釜の湯の不足を補うため水を注ぎたしたりするこの水の容器は水指、水指の水の不足を補うなどの為に水屋から持ってくる薬缶の様な器は水差しと、同じみずさしと言う用語を使いながら、使い方も形も異なった容器があり、水指と水差しの用に漢字での書き方で区別している様で、紛らわしい二つの茶道具が有ります。御流儀によってはもっと判りやすい用語で区別して使っているのでは無いでしょうか?


最新の画像もっと見る

コメントを投稿