一口にウイスキーと言っても、1本数百円から、0が2つ以上多いものまであります。
このようなブログをやっていると銘柄同士の比較をすることも多く、
メーカー毎の「縦」の関係はもちろん、「横」の関係(価格帯)も気になります。
やはり比較するには何か基準があったほうがやりやすいわけで。
そこで、100mlあたりの価格で5つの価格帯に分類してみました。
※国産値上げ、最近の購買傾向を踏まえて修正高価格帯を細分化(16年7月)。
「Daily」価格帯
~180円/700ml
700ml瓶で1300円程度の銘柄までがここにあたります。
代表的なものを挙げればブラックニッカクリア、リッチ、角瓶、ジムビームの白など。
竹鶴政孝の「ハイニッカ」のエピソードに代表されるように、
毎日大量に飲む飲兵衛のデイリーウイスキーという価格イメージですね。
もちろんこの価格でも美味しい銘柄はあるので見逃せません。
「Popular」価格帯
180~270円/100ml
700ml瓶で2000円切りまでの銘柄がここに当てはまります。
Dailyからは1ランク上げて、普及帯とでも言いましょうか。
お手頃な価格で、居酒屋でもよく見かける価格帯の銘柄が多いです。
ブラックニッカディープ、オールド、富士山麓といった大手主力銘柄も揃い、
国内各社はこのセグメントでライト層の取込みを狙っている印象です。
「Rich」価格帯
270~450円/100ml
700mlで3000円超え程度までの銘柄がこの価格帯に当てはまります。
最近流行りのプレミアム・スタンダードとでも言いますか、
「手が届く範囲の贅沢感」の印象を強く持たせる銘柄が多いです。
代表的なものがリザーブ、竹鶴NA、シーバス12年、ジャックダニエル、ジョニ黒等。
国内外問わず多くの銘柄が群雄割拠する、激戦区でもあります。
「Premium」価格帯
450~630円/100ml
4千円台中盤までの銘柄を含んでいます。
このあたりからブレンデッドの年代物やシングルモルトが顔を出し始めます。
山崎、白州、余市、宮城峡のNA、ローヤル、FTB等々、銘柄も豪華です。
ただし、この価格帯は当たり外れがある価格帯でもあり(特に国産)、
今、初心者が手を出すのは難しい価格帯に思います。
(去年版はまるで反対のことを書いていたんですが…)
「Grand」価格帯
630円~/100ml
この価格帯になるとほとんどの人は簡単には手が出せなくなってきます。
あまりウイスキーに全く興味のない人が興味本位で手を出す価格帯でもなく、
コアなウイスキー好きが深みにハマっていく価格帯でもあります。
コスパを考慮、という考え方はほとんどなく、味の絶対値で評価。
また、多少の当たり外れはあれど、酷いものを引く可能性は低く、
ある意味初心者向けと言えるかもしれません。
あくまで当ブログ内での私の主観的な分類ですが、少なくとも国産ウイスキーについては
だいたいこんな分かれ方をしているのではないかな、と思っています。
レビューを読む際の参考にしていただければ幸いです。
ブランデーと比べればいくらか値頃感のあるウイスキーですが、近年の値上がりもあって、
なかなか、選択肢からベストバイを見出すのが難しくなっています。
そんな中、美味しい銘柄、コスパの良い銘柄をご紹介するのもこういったレビューブログだと
思っていますので、今年も少しでも良い1本をご紹介できればと思います。
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ランク分け面白いですね。「Daily」ランクは大学生時代にだいぶお世話になりました。
最近はウイスキーにハマりすぎて「Grand」ランクを結構買っているので自重しないと財布が危ないです(笑)
いつもコメントありがとうございます。
まさに深みにハマっていく過程という感じですね。笑
ちなみに、ブログとしてはDaily~Richの価格帯を充実させたいと考えているのですが、
実際手を出すのはRich~Premiumくらいがボリュームゾーンだったりします。
なかなか難しいものです。