たろおの小屋

昼間は「聖職者」を演じる永遠の若造「たろお」のつぶやき。
仕事のこと,家族のこと,そして脳出血や失語症のこと・・・。

ダイブ(汗)

2009-03-02 23:29:32 | お仕事
(頭から落ちたらまずいよなぁ・・・・)

(体育館には他に誰もいないし。
 落ちて血を流していても,
 助けてくれる人はいないよなぁ・・・・・)

(今,死んだら,
 きっと【まさ】は私のことを
 覚えていないんだろうなぁ・・・・・・)


今日は最初からそんな予感がありました。
(落ちる時は,頭だけは打たないようにしよう!)
と決心して,
一人で作業開始。


「6年生を送る会」の会場準備,
体育館の前壁面にスローガンを貼っていました。
(できるだけ高いところに貼ってやろう♪)
と脚立を開いて
はしごの状態にして立てて・・・・・・。

2階のギャラリーの辺りまで登りましたから,
およそ3m。

それでも,
(頭からは落ちないように。)
と脚立に胸をつけるようにして,
慎重に画鋲を打って,
降りて,
脚立を動かして,
登って・・・・・・


そんなことを3回ほど繰り返し,
画鋲を打とうとした時,
(あれ?! 下がってる?)

足下はエレベーターのように
フッと浮く感じになり,
目前にある脚立の端が,
壁面を加速的に滑り落ち始めました!!

(どうしよう!)

(飛ぶ?)

(いや! バランスを崩すのはまずい!)

(このまま脚立と一緒に足から落ちて・・・)

(あわよくば,
 低いところでジャンプを・・・)

一瞬でそう考えて,

(足の一本ぐらい折っても仕方ない!)

覚悟を決めた瞬間,
滑り落ちていく脚立の足の下に
壁の段差が見えました。

(しめた!)

脚立の足が段差にかかり,
「ガツン!!」
と衝撃が来て,
スライドが止まりました。

しかし,
その瞬間,
左足を踏み外してしまいました。

(しまった!)

落下の速度をそのままに
体が飛ばされるように
横に回転して倒れていき,

(やばっ! 頭から落ちる!!)

最悪の着地を覚悟して
受け身をとろうとした時・・・・・・


真横より少し下向きで,
体が止まりました。
頭の少し下に
ステージが横向きに見えます。
ポケットの中身が,
1mほど下の床に
コトコトと落ちていきます。

一瞬,
何が起こったのか
分かりませんでした。

自分の体を確認すると,
左足首を支点にして
ふくらはぎと腿の横が脚立に引っかかっていました
自分の左足をてこにして,
横向き宙づりの状態になったのです。
ようやく,
落下が止まりました。

(助かったけど,
 降りられないかも・・・・・・)

左足は脚立に絡まった状態のままです。

(このまま落下したら
 受け身がとれない・・・・・・)

しばし静止をして,
脚立の安定を確認。
腹筋と背筋に無理なお願いして,
どうにか脚立に戻って足を抜いて,
ようやく,
地上に戻りました。


確認してみて納得。
「これじゃあ,外れるわけがない。」
上側の脚立の足の先端は,
壁の段差に1cm程食い込んでいました。
「私の代わりに痛い思いをしてくれてありがとう。」

下側の足の先端は,
レクチャー台(司会用の台)が
受け止めてくれていました。
「あなたも助けてくれたのね。
 ありがとう。」

そして,
続きの作業をしようと,
脚立を立て直すと・・・・・・

全体は捻れ,
金具がはまりません。
私の腿がはまった辺りは
完全にへこんでいました。
「私の代わりに折れてくれてありがとう。
 お陰で,私の骨は大丈夫そうだよ。」


結果,
腿とふくらはぎの打撲と擦り傷,
そして,
左足首の捻挫・・・・・・。

なぜか,
右上腕部も痛いけれど,
頭から落ちることや
足を折ることから比べれば,
軽いものですよね♪

それもこれも,
ワックス効きすぎの
床がいけない(怒)
そして,
一人で無茶をした
私がいけない(汗)


そんな「後厄」の私を
助けてくれたみんな,
ありがとう!

DIVE!!〈上〉 (角川文庫) (角川文庫)
森 絵都
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