アートNPO主催による第二回コレクション展が、10月2日から9日にかけて銀座「ギャラリーしらみず美術」にて開催された。企画はアートNPOの御子柴大三及び山下透両名、展覧会会場はNPO活動に理解のある白水真子さんによる無償提供、そして横田海作品のコレクターが自分のコレクションを持ち寄るという三者のボランティアにより実現したもので、一人の作家のために大勢のコレクターが参集するという新しい試みが美術界に話題を提供することとなった。
特に横田海氏は美術団体とは一線を画した制作活動を続ける一匹狼的存在で、こういう実力はありながらめだたない作家の展覧会開催こそアートNPO市民運動に相応しく、現に展示作品も具象、抽象ともレベルが高く、鑑賞に現われた目利き達をおおいに満足させた。
初日のオープニングパーティーは、アートNPOに好意的な「ギャラリー汲美」代表磯良卓志氏の乾杯の音頭、コレクター代表中村文俊氏や画廊オーナー白水御夫妻の挨拶を皮切りにおおいに盛り上がった。なお、DMやポスター制作のデザイナー白石好恵さんや、作品展示・展覧会運営の藤川さんなど画廊スタッフの方々のボランティアによる御支援にも感謝!