夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

百年休まずに

2012-07-13 21:49:25 | 日記・エッセイ・コラム

Dsc04644


今日は伯母の葬儀でした。

享年99才。

大正三年生まれです。

毅然とした意志の強い女性でした。

長女故にしっかり者で、世話焼きで何につけても扇の要になれる人。

明朗活発で、頭の回転が速くて、頑張り屋さん。

50年以上前からボランティア活動をしていました。

花の会。婦人会。老人会等も代表として活動。一人暮らしの老人に食事を10年もの間届けていたそうです。

晩年は4年程寝たきりになってしまいましたが、頭ははっきりしていました。

お行儀がすごく良くて、寝ている時にも口をキチンと閉じて、両手は軽く胸の上に組んでいました。

先生や、看護師さんに名前を呼ばれると「ハイ」とはっきり答えていました。

私はとても真似が出来そうにありません。

頑張り屋の伯母さん一世紀もの間本当にお疲れ様でした。

どうぞゆっくりと好きな姿勢、楽な寝相でお休みくださいね。

伯母さんの晩年に寄り添うことが出来て、母親には出来なかった親孝行の真似も出来ました。

母に良く似た寝顔に何度涙を流したことでしょう。

老いるということの現実も再確認させて頂きました。

若すぎた母親の死も受け入れることが出来るようになりました。

生きるということをとても勉強させて頂きました。

ありがとうごさいました。合掌