廃屋の庭に咲く花 2012-07-18 21:37:53 | 日記・エッセイ・コラム 暑さを避けてホンの少し辺鄙な場所をセニアカーで散歩しました。 以前は住人の居た廃屋の庭先にクチナシの花が私に存在を知らせるかのように香っていました。 純白の花はこの家が家族の笑い声で賑やかだった時を経てこんなに美しく花開きましたが、文字通り何も語りません。 老夫婦が相次いで亡くなったお宅の夏椿もお爺ちゃんの新盆を前に見事な花を咲かせていました。 主を失った花が何時も以上に綺麗に咲くのは、世話をしてくれる人がいなくなったから、しっかりしなくちゃいけないと言う花の気持ちの現れかしら??