昨日に続き、本日は中原中也。
明治40年、医師の長男として山口市に生まれ。
8歳の時に、弟の亜郎が亡くなる。
その死を歌ったのが最初の詩作と中也自身が書いています。
私は、昔、山口市湯田温泉に泊まり、翌朝、中原中也記念館を訪れる予定でありましたが、果たすことができず、今でも残念に思っています。
中原家は、代々毛利家の家臣でありましたが、中也の酒ぐせの悪さは仲間内では有名だったといいます。
さて、以下は、中也の有名な代表作『汚れちまった悲しみに』です。
汚れちまった悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れちまった悲しみに
今日も風さえ吹きすぎる
汚れちまった悲しみに
たとえば狐の皮衣
汚れちまった悲しみは
小雪のかかってちぢこまる
汚れちまった悲しみは
なにのぞむなくねがうなく
汚れちまった悲しみは
倦怠のうちに死を夢む
汚れちまった悲しみに
いたいたしくも怖気づき
汚れちまった悲しみに
なすところもなく日は暮れる
啄木と中也に共通しているのは、挫折の連続の中で、残念ながら早死にしたことです。
私は、作品の中から、案外素直な気持ちが感じられる中也のほうが好きだなぁ。
あなたは、いかがですか?
明治40年、医師の長男として山口市に生まれ。
8歳の時に、弟の亜郎が亡くなる。
その死を歌ったのが最初の詩作と中也自身が書いています。
私は、昔、山口市湯田温泉に泊まり、翌朝、中原中也記念館を訪れる予定でありましたが、果たすことができず、今でも残念に思っています。
中原家は、代々毛利家の家臣でありましたが、中也の酒ぐせの悪さは仲間内では有名だったといいます。
さて、以下は、中也の有名な代表作『汚れちまった悲しみに』です。
汚れちまった悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れちまった悲しみに
今日も風さえ吹きすぎる
汚れちまった悲しみに
たとえば狐の皮衣
汚れちまった悲しみは
小雪のかかってちぢこまる
汚れちまった悲しみは
なにのぞむなくねがうなく
汚れちまった悲しみは
倦怠のうちに死を夢む
汚れちまった悲しみに
いたいたしくも怖気づき
汚れちまった悲しみに
なすところもなく日は暮れる
啄木と中也に共通しているのは、挫折の連続の中で、残念ながら早死にしたことです。
私は、作品の中から、案外素直な気持ちが感じられる中也のほうが好きだなぁ。
あなたは、いかがですか?