父親の眼差し・・・

遊歩道の入り口はすっかり雪が溶けて・・・

　　　　　足元が優しい

　いつもの定位置　　　　えっ！今日はお二人さんだ～

　　　　　　　

　驚かさない様に道の端っこを通る

　お子さんはちょっとお寝むかな・・・　

　　　　　　　　　　　　　　

　少しすると動き始めた

　先頭はお母さん？かな

　気をつけてね　　　　　大丈夫だよ　　そんな会話が聞こえてきそう

　　

　　　　　　　

　　お食事タイムに入ったみたい・・・

　　　笹の葉ムシャムシャ

　遊歩道を歩いてきた常連さんにそっと指を指して

　カモシカさん達、この下におるよ

　あっれ～おるかな　やっと会えたわ～っ　　おっ～～親子やな～　あ～れ嬉しや～

 

　こんな姿まで見せてくれたカモシカさん

　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　

　常連さんがそしゃ行くわ　又帰りよるでなぁ～とカモシカに声を掛け

　私にもそしゃ、ありがとなぁ～教えてくれて　と歩き出して直ぐに私の方を見て柵下を指差す

　ちっちゃい声で　此処にもおる・・・

　えっ？　　そっと常連さんの指す方を見る　柵の下に・・・

　　　　綺麗な姿のカモシカ

　きっとお父さんだ！　

　その眼差しは優しくて穏やかで・・・

　　　　　　　　　　　　

　親子の邪魔をしない様にそっとその場を離れました。