数年前に隣県へ引っ越した年下の友人から久しぶりの電話
おるっ？ おるよっ！
野菜いるっ？ 欲しいっ！
そしゃ、ちょっとだけお邪魔するわ うんっ！待っとるで
久し振りの友は今朝、畑から抜いてきたというネギや人参、大根、白菜を持って来てくれた
旦那さん、どう？ 相変わらずやけどまぁ元気でおってくれるで・・・
そっか・・・
友の旦那さんは１０年程前、出張中の東京で突然倒れた
車椅子で帰ってきた旦那さんは、リハビリで一見治った様に見えた
田舎住まいの良い所はみ～～んなが助けてくれる がみ～～んなの目がこれでもかというくらいでプライベートなんてない事も
結局、友は隣県へ引っ越した 私が知ったのはごめん と書かれたハガキが届いた時だった
友はお洒落でいつも綺麗にお化粧していた
今は、旦那さんの為に一緒に畑をし掛け持ちで仕事をしているが、すっぴんの顔はつやつやで前より綺麗だ
２時間近く、お互い喋り続け そしゃね 又ねと帰っていった
昨日、お隣の叔父ちゃんが亡くなった
病院から戻った叔父ちゃんの顔は穏やかだった
昼過ぎ、何時もと違う道をあるいて銀行へ行った
鮮やかな色が目に飛び込んできた
近くまでいくとリュウキンカだった
艶やかな葉っぱに元気の出る花色
少し元気を貰った・・・