TAMAスケッチ同好会

中村英一先生の指導の下、多摩東京近郊の野外スケッチを楽しんでいます。
活動は第2・4土曜日の例会、毎年の作品展等です。

展示会のご案内

2017年07月15日 | 一般公開情報
今年1回目の展示会を、下記日程で、聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターにて開催させていただきます。
TAMAスケッチ同好会は、主として多摩地域(時には都心、横浜にも遠征)で水彩風景画を
楽しんでいるグループです。
今回は、ここ1年程度の活動の中で作成した、F4、F6の風景画を中心に50点弱展示予定です。
ショッピングセンターのA館とB館を結ぶ5階連絡通路が展示場所ですので、お買い物のついでに
気楽にお立ち寄りいただければ、幸甚に存じます。

開催期間:2017年8月3日(木)~8日(火)
展示時間:10:00~20:00(但し日曜日は19:30、最終日は17:00)
展示会場:多摩市関戸1丁目10−1、聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター 5階A-B館連絡ブリッジギャラリー



2017年7月8日例会報告

2017年07月08日 | 一般公開情報
今日は玉川上水でスケッチ。朝から真夏日を予感させるような天気のなか、19人が東大和市駅に集合。
ここはブログ担当者が、昭和45年就職・上京し初めて住んだ地です。当時は青梅橋という駅名でした。
こんな田舎も東京かと思ったら、東京都下というのだと言われたことがあります。
駅の周辺には何もなく、風が吹くと土埃が舞っていました。
昔の面影は全くなく、当時住んでいた独身寮もなくなっていました。
昔話はさておき、今日のスケッチは、玉川上水沿いの遊歩道を描くか、薬用植物園の中を描くかに別れました。
遊歩道は、木々の緑、光の差し込みをどう描くかということにチャレンジ。蚊にも悩まされました。
「玉川上水の水の流れも描けるのではないか」と誤解していましたが、水は全く見えません。

 

他方植物園は、それなりに変化に富んでいたようですが、暑さに悩まされたようです。
いかに良い日陰を見つけるかが問題だったようです。

 

暑くて早めに切り上げ、お喋りしながら食事をされた方も多かったようです。
またこんな涼しそうな場所で描いている方も、いらっしゃいました。さすが先生は良くご存知です。

 

1時に再集合、先生の講評をいただきましたが、残念ながら「未完成作品は掲載しない」という
方針に基づき、突っ込みどころ満載のブログ担当者の絵はお見せ出来ません。
その後、熱中症予防に必須(?)のビールを飲みに駅近のファミレスに直行。
予想通り暑くなった真夏のスケッチ反省会で本日のスケッチ会は終了いたしました。

2017年6月24日例会報告

2017年06月26日 | 一般公開情報
今日は早稲田大学でスケッチ。参加者は先生を含め25人。30度近い暑さでしたが、梅雨時の蒸し暑さをさほど感じることはありませんでした。それでも熱中症にならないよう皆さん日陰を選びながらスケッチに取り組まれたようです。
何か催しがあったようで、小さなお子さんも結構見受けました。



さて早稲田といえば大隈重信、大隈講堂です。

  

大隈講堂の先端部分をどう描くか、長い建物をどのように絵の中に収めるかが腕の見せどころのようです。
早稲田大学坪内博士記念演劇博物館(通称エンパク)も良く描かれる建物です。今回も多くの方が取り組まれましたが、
写真より樹が繁り、どう構図を取るか苦労されたようです。

今までは、この後皆さんの写真をテーマごとに並べたりして、掲載させていただいていましたが、2~2.5時間の制作時間では未完成品ばかりブログに掲載することになるので、当面例会ブログへの掲載を中止することといたしました。展示会案内ブログには、TAMAスケッチ同好会としての活動成果を掲載させていただきます。読者の皆様、乞うご期待!coming soon



「四季の森公園」お楽しみスケッチ会

2017年06月16日 | 一般公開情報
横浜市緑区のJR中山駅から徒歩15分くらいのところにある「四季の森公園」で、任意参加のお楽しみスケッチ会。
天気予報では30度近くになりそうで、午後はにわか雨も危惧されていましたが、10時集合で12人参加でした。
公園には保育園児、見頃を迎えた花菖蒲を見に来られた年配者、望遠レンズでカワセミを待ち構えている
おじさんフォトグラファー等でウィークデーにもかかわらず結構な人出でした。
 

今日も暑さ対策を考えながらの場所選びとなりました。
  

多くの方が花菖蒲にチャレンジ。
任意参加のスケッチ会なので、先生は不参加、コメントはありません。まだこれから描きこまれる方も多いのでしょうが、「同じようなところを描いても結果はずいぶん違う」とブログ担当者は勉強させていただきました(少しずつでも、身につけばよいのですが)。

その他のスケッチ場所を選ばれた方の絵は、こちらから。

3時ころ雷も鳴り始め、にわか雨も降りました。参加者は雨に遇わなかったでしょうか。私はぎりぎりセーフでした。

2017年6月10日例会報告

2017年06月13日 | 一般公開情報
今回は天候と開催場所へのアクセスの関係で、小石川植物園と関戸公民館の二ヶ所に分かれて例会が行われました。
ブログ担当者は、小石川植物園グループに参加しましたので、まずそちらから報告いたします。

小石川植物園は、約300年前徳川幕府が設けた「小石川御薬園」が基になっており、八代将軍吉宗の頃には、大岡越前守に命じ小石川養生所も設けられ、赤ひげ先生(?)が貧しい人の治療にも当たっておられたようです。
明治10年東京大学が設立された直後に大学の附属植物園となったものだそうです。

30度超えの暑い日でしたが、10時集合で参加者は12人でした。
広い園内で且つ観光植物園ではなく研究用施設であることから、スケッチ場所の選定も難しく、結局殆どの方が、旧東京医学校本館(レンガ色の建物)を選ばれたようです。他のスケッチクラブの方々も同じところを選ばれそれぞれスケッチ場所を定めらていたようです。
ブログ担当者も、いろいろ探しましたが結局同じものを描くことになり、その頃には日陰は全部占領されてしまっていました。(とにかく暑かった)
      

先生は、関戸の公民館で指導に当たっておられましたので、今回コメントはありません。皆さんの感想は、「時間が足りなかった」「暑かった」です。皆さんの絵は、こちらから御覧ください。

他方、関戸公民館で室内制作に取り組んだ出席者は、先生を含め8人でした。
出席者が用意した画題に取り組んだり、過去の各自の作品につき先生にご指導をお願いしたり、更にはデッサン、とりわけ建物の描き方についての講義をいただいたりと、少人数ならではの充実した室内活動だったようです。





「鎌倉お楽しみスケッチ会」報告

2017年06月12日 | 一般公開情報
今年度企画担当のKさんより5月18日に実施された「鎌倉お楽しみスケッチ会」の模様が寄稿されましたので、掲載させていただきます。

「鎌倉お楽しみスケッチ会」報告

当日の参加者は6名。皆さんで、鎌倉文学館へ直行。
新緑とバラが美しく、園内では小田原スケッチ会の方々40名程がすでにスケッチ開始されており、作品を拝見したり、アドバイス頂いたりと幸いでした。
雷と小雨に会いその間文学館の中で、鎌倉ゆかりの文豪の書見とともに、漱石からの手紙が公開されており時間つぶしには充分でした。雨も短時間でしたので、スケッチ再開。涼しい木陰でスケッチを楽しみました。
入館料400円ですが、確認した所再入園できます。最寄駅は、江ノ電、由比ヶ浜です。徒歩で浜の方へ行けますし、夕景もスケッチ出来ますよ。機会がありましたらお出かけください。皆さんの絵は撮​りませんでしたので、写真をご参考まで。
          

緊急連絡:6月10日例会開催方法について

2017年06月08日 | 一般公開情報
6月10日(土)例会の開催場所は、小石川植物園となっていましたが、
①当日の天候が、かなりの高温と見込まれること
②開催場所が、遠隔地であり、且つ最寄りの駅からも少し距離があること
以上2点の理由により、予定の開催場所以外に、関戸公民館創作室も第2開催場所として用意いたしました
当日の天候、ご自身の体調等(その他理由は問いません)を勘案し、
植物園か創作室かいずれかを選び参加いただきますようお願いいたします。
創作室は、9時半までには、開錠予定です。小石川植物園に参加される方は、当初の予定通りです。
また会として画題は用意いたしませんので、各自ご用意願います。
ブリッジギャラリー等に向け、過去の作品仕上げにお取組みいただいてもよろしいのではないかと思います。
なおどちらに参加するか、事前にご連絡いただく必要はございません。
恐縮ですが、各会場の企画担当者は、出席者数のカウントをお願いいたします。
以上



2017年5月13日例会報告

2017年05月14日 | 一般公開情報
昭和記念公園でスケッチ予定でしたが、雨のため室内での例会開催に変更。参加者は、先生を含め23人でした。
画題は、Aグループが用意してくださった下記写真の品等。
   
概ね4グループに分かれ9時半頃から11時半ころまで各自取り組み、その後先生の講評をいただきました。
・ドライヤー、靴などを斜めに置いてスケッチする時に気を付けること。
 ドライヤーは取っ手と送風機が直角になっている。ラフスケッチの途中で画用紙の向きを動かし、
 形が歪んでいないか確認し、変形に気づいたら修正する。
 一対の靴を違う角度(横向き・縦向き・斜め向きなど)に置いて描く時、2足の大きさを間違って描いてしまう
 ことがあるので、気を付けたい。これもラフスケッチ時に確かめ、修正する。
・いろいろな画題を一緒に描く時は、全部をしっかり描くのも良いが、全部同じような調子で描くのではなく、
 メインの物とサブになる物を決めて主題を強調するのも一法。
【皆さんの絵】
・野菜は、並んだところ、重なったところの隙間や下に陰ができている。陰影を描きこむことで立体的に表現できる。
・画題の下の机、台、敷物は構図の中で大事な要素。
 机の奥のラインや敷物などは、安定感や変化をつけるなど、自分の描きたいように構図を決めて描いていく。
・画題の一つひとつを初めから濃い色で塗っていくのではなく、最初は全体的に薄い彩色にとどめ、
 その後から徐々に色合いを強くしたり、陰をつけるなどしながら仕上げていく。
【野菜の絵】
・花の彩色は、すすぎ水が汚れていない早い段階で行うようにする。
 濃い色の筆を何回も洗って汚れた水では花の色がきれいに描けない。
・花の背景をどういう色にするかはなかなか難しいが、それまでに使った絵の具を全部混ぜ合わせ、
 それに少しブルーを加えて塗るのも一つの方法。
 一般的に、花を引き立たせるためには彩度の高い色にせず、控え目の方が良い。
 白や薄い色の花のバックは濃い色を、濃い色の花のバックは薄い色を使うという考え方もある。
【花の絵】 【白い花の絵】

 最後に先生の参考図をご覧ください。 

5月13日例会、会場等変更のご案内

2017年05月11日 | 一般公開情報
13日(土)の例会は、雨天予報のため下記の通り会場等を変更し、室内開催といたします。

・日程:9:30〜12:00
・場所:関戸公民館VITA内多摩女性センター・ワークショップ・ルーム(OPA7階)
・画題担当グループ:Aグループ
以上

2017年4月22日例会報告

2017年04月23日 | 一般公開情報
前々日の天気予報では「雨の心配無きにしもあらず」という感じだったが、屋内スケッチが続いていたので予定通り国指定名勝の「殿ヶ谷戸庭園」でスケッチ決行。
朝から曇り空で、「何とか午後までは降らずに持って欲しい」と願いつつスケッチ開始。
参加者は、先生と入会希望者1名を加え21名。
殿ヶ谷戸庭園は、パンフレットによると、「武蔵野段丘の南縁の『国分寺崖線』と呼ぶ段丘崖と、その下端部付近の礫層から浸出する湧水を利用し、雑木林の風致を生かして作られた近代の別荘庭園です」とある。タモリさんが好きそうな地形に作られた別荘庭園で「崖の上」と「崖の下」に描くポイントがわかれるということです。また散策路、芝生等で立ち入り禁止になっているところでは、道具を並べスケッチが出来ないので、スケッチ個所は限られ皆さんご苦労されたようでした。
 

皆さんのスケッチで最も多かったのは、崖上の芝生庭園から眺めた「本館」でした。先生の作品も本館でした。


スケッチ後の講評は以下の通り。
・建物の屋根は、その色合いにつられて濃い色で塗りたくなるが、空の明るさを受けてほかの部分より色合いは薄い。
 屋根は水で薄く溶いた色にし、暗くなっている庇の下に黒を混ぜた色をしっかり入れる。
・公園木々など風景の向こう側にマンションなどが見えているときは、あまりしっかりした線や色で描きこまない方がよい。
 主題である手前の風景のポイントを弱めてしまうことがある。
・立木が多いときは、幹の色を同じにしないで、近くと遠く、太さ、木の種類などで色に濃淡の変化をつけること。
・手前に人を入れるときは、遠景とのバランスを考えて配置を決めること。
 主題の建物などと重なるとバランスが片寄ってしまう。
本館を狙った皆さんの絵はこちらから:

次に多かったのは、崖下から見上げる形で描いた「紅葉亭」等でした。先生のコメントは以下の通り。
・石垣、石組みは、石一つひとつに陰がある。下側に陰の線を入れると石らしい立体感と面白味を出せる。
・池の周りは水面と接しているところが陰になっているので、陰の部分を暗い色で描写する。
崖下から見上げた作品はこちらから:

季節柄竹林には食材としてはやや成長しすぎですが、絵を描くには良い具合に成長したタケノコがあり、
竹林を描いた方も多かったです。先生のコメントは以下の通り。
・孟宗竹は、1年目の若竹は白っぽく、2年目は緑、3年目は茶色っぽい・・・というように色が変わっていく。
 そういうところをよく見て1本1本の違いを描き分けたい。
 今日はちょうどタケノコが出てきたところで、竹林を描くにはいいチャンスでした。
竹林はこちらから:

その他の作品はこちらから:

講評をいただき、昼食後解散のころポツポツと雨が降り出しました。よかった、よかった!