歩きだしました

メルボルン在住の中国語通訳・翻訳者の日記。母子の海外暮らし、仕事、旅、ブッフェレスストラン、そしてスピリチュアルのこと。

2歳からあまり変わらず

2012年04月30日 09時16分15秒 | 仕事
今回「ワールドニュース」というジャンルを扱って
これまで全く興味がなかった
中東情勢
とか
北朝鮮
とか
以前よりもずっと詳しくなりました。
知らなかったこと、多いですね。

日本では視聴率のこともあって、
私たちにあんまり関係ない
とか
特に面白おかしいわけでない
ニュースはほとんど報道されない
という状況にあることも分かりました。
もちろん流れていても見る人がいなくちゃ市場経済社会にあっては
意味がないんだろうけど、
だけど、
世界のことを知るのはやはり必要かも
と思いました。

知らないから
ニュースで毎日のように小規模ながらもテロだなんだって
騒がれているパキスタンに旅行に行っちゃったりするんですよね。

しかし一番「ふーん」
と思ったのは
世界中の紛争のほとんどは
「これは俺のものだ」
争い。
国境沿いの油田がどっちのものか
とか
島の所有権はどっちにあるか、
とか。


これって人間が2歳の時から
あ、いやもっと前かな
争っていたネタで
なんだ
大人になっても変わらないどころか
国単位でも変わらないんだな~、と。

資源がからんで食料がからんで最終的に
国の富がかかってくるから
バカにもできないし
笑い話にもならないんだけど。

だけどなんつーかな、
社会の問題って割とシンプルと言うかプリミティブというか
あんま成長しないというか。
複雑に見えるけど
子供の争いと同じと言えば同じなんだと思うと
うーん、なんとかならないものか、としみじみ感じたのでした。

あと一日。

2012年04月28日 19時48分50秒 | 仕事
とうとう、ニュースの通訳、残すところあと一日となりました。
明日の午後がとりあえずは最後の仕事。

あー
すごく残念でまだまだやりたかったんだけど
少し、ほんの少しだけ
ほっとしてます。

この5カ月、ほんとに
全部捨ててたもんね。
娘のお弁当(早番の日は菓子パンに)
自分の体重(炭水化物早食い生活でどんどん増える体重)
洋服(何日同じ洋服でも全く構わず…あ、洗濯はするよ)
髪型(美容師さんに「できるだけ手間がかからない」と注文)

などなど。
どっかで
「あー」
と思っていたけど、それでもやりたかったこの仕事。
そしてやったかいはもちろんありました。
これまで同じブースに入るなどあり得なかった
人たちと仕事。
テレビでしか見られなかった人たちとご挨拶。
おまけに中国の看板番組、
「新聞聯播」
に出演してしまった。

それにほとんど一生で初めてくらい
「頑張ったかも」
と言えます。
あ、さすがに浪人した時は大学受験勉強頑張ったから
2回目かな。

「絶対に風邪を引くわけにはいかない」
と思っていたら、本当にひかなかったし。
娘がげっほん、げっほん、咳しまくっていて、
同じ部屋にずっと寝ていてもひかなかった。
人間、精神力だな~とつくづく感じました。

ということで悔いなし。
あ、もちろん頑張って練習続けて
何かあったら呼ばれるようになります。

5月からは字幕翻訳者に華麗に転身、
と行きたいですが、
これもまた一から勉強とのこと。

GWは娘と思いっきり遊んで
また頑張ろう。



人海戦術

2012年04月23日 08時42分51秒 | 仕事
しかし、中国のニュースをやっていて毎回感心するのは
どんな危険な
どんな辺境地帯でも
特派員記者がいること。

テロ事件が毎日のように起こっている
その現場近くとか
名前もよく知らなかったアフリカの国の田舎とか。
どこでもいる。
そこに国交がある限り(なくてもいけるのか?)

しかも女性が多い。
シリアで爆音とかを背景に早口で現地情勢を
伝えているのが女性リポーターだったりすると
本当に
なんというか
すごいなあ
と感心するばかりです。

マイナスも時には。

2012年04月20日 12時40分20秒 | 日記
オーストラリア移住計画が頭に浮かんでから、
でもやっぱりそれは単純な思いつきで
外から見た憧れでしかないかも。

そう思って(いや、そうだろう)
少し現実的にならなくては、と
オーストラリア移住者のブログを探しました。

あるある。
こんなに多くの人がオーストラリアに移住、
あるいはワーホリなどにでているんですねー。

しかしなかなか
「こういうところが問題」
「ここが住みにくい」
などと言うものが見つからない。
実際知りたいのは
どんな問題があって
私に耐えられるか
とかそういうことだけど。

でもま私も考えてみるとブログにそんなに愚痴とか
書かないし
なんだかマイナスなことを文字にするのはやだもんね。

マイナスなことも時には人の役に立つことを知ったのでした。

…ところで
オーストラリアの問題や悪口、愚痴などは
少なかったものの、総じて
「オージーはいい加減、サービスわる」
というのは一致した意見のようです…

不器用な作品

2012年04月19日 08時51分47秒 | 家族、友人
昨日は娘のバレエ発表会のリハーサル。
学校が終わるのを待って即、大荷物を抱えて会場へ。

毎年のことながら一つの大イベントなのでした。

そしてこれも毎年感じるのですが
私は他のお母様たちと違う。

いや、いい意味でじゃないですよ。
ほかのお母様たちが当然のようにやっていることが
全然できていない私。

まず娘の髪型ぐちゃぐちゃ。
もう8年くらい毎年やっていることなのに
娘の髪のおだんごができない。
ポニーテールも決まらない。

そして会場に入るとほかのお子さんたちが
いろいろともたもたしていても、どう手をだしてよいのか
さっぱりわからず見守るだけ。…どうも気の利かないお父さん目線。

考えてみると子供のころからだらしなく、
工作なんか展示するとその作品は一目でわかるほど
際立った不器用。
(思うに、だらしなさと不器用さは比例している気がする)。

で、大人になった今はそれを上手にカモフラージュするすべを身につけたから
外目にはあまり目立たなくなったけど、
それがものすごくデフォルメされて現れるのが子供、
特に母親の場合は娘だっていう気がする。

娘の制服はしわくちゃ(何度言ってもきちんとハンガーにつらない)、
春休みにクリーニングに出したばかりの制服を
3日目にニスだらけにして
今はしみのついたブレザーで登校。
忘れ物王者。
髪の毛ばさばさ。

どれもこれも、私の中学時代のだらしなさをコピー、
というよりデフォルメしてでてきている。
ああこわ。

しかしどうしたもんか。
今からいろいろ注意するのは難しいし
だからといってやってあげると本人はさも当然のような顔をして
自分から何もしなくなる。

子育てって難しい。
だけどやっぱり
私そのものが拡大されてでてきている気がする。