山際の玄関入り口の近くに、大スズメバチ(4センチ)が横たわっている。「其処にいたら踏まれるぞ」とつぶやき、恐るおそる脇の草むらにヘラで移した。

暫くして、葉をどかすと急に動きだして、元気が出てきた。しかし、はばたきまでで飛び立てない、昨日の「霜」に遣られ、冷え切ったのか、朝日で暖を取っていたようだ。
ハチはこのようにして、冬に向い雄蜂は消え去るのだ。たった一匹の女王バチだけが、木の洞や木の割れ目などで、寒さをしのいで来年の春まで、越冬しているのだ。
宿命とは言え、悲しい運命だ。少し前までは、「八王子には大スズメバチはいない」と「ハチ博士」が言っていたが、最近では開発が進み、山が近い山道・公園で見ることもある。
※最後とは言え「堂々とした体格だ」が、動きはにぶく詫びしかった。
昨日は歳時記では“小雪”冬も進み、北国から雪の便りが聞かれる