ゴールデンウィークが始まった初日、高速道路を逆走した車が正面衝突し、
さらには、この事故で停車を余儀なくされた車に、後続のトラックが追突してしまい、
3名の方々が・・・ 残念ながら亡くなられてしまった。
メディアは連日、この事故の主たる要因(逆走に至った原因)について、
逆走車が高速道路に入ったと想定される、事故現場手前のインターチェンジから、
高速道路へ入る一方通行の進入路と、高速道路から出る一方通行の退出路が、
交差していると指摘し、信号で通行調整が行われていることに疑問を投げかけていた。
さらに、毎度お馴染みの街角インタビューでは、
そもそも高速道路での入退出が複雑で、インターチェンジの作り方に問題ありと、
ドライバー責任よりも、他責(JH)にしてしまう声の方が多かったが、
そういった捉え方って・・・ 果たして正しい考え方なんだろうか?
現場を調査したメディアの担当者は、
「一方通行の矢印や、道路に塗られた色分けを見落とすかもしれませんね。」とか、
「夜だったら、確かに見づらくなりますね。」だとか、ふざけたことを言ってたが、
「ちょっと待ってくれ!」それを見落とすようなら・・・ 免許証を返納せよである。
勘違いが生じる可能性がある高速道路の出入り口や、サービスエリアの出入り口には、
これでもかというぐらい案内表示があるはずである。
もっと、もっと、しつこいぐらいに表記せよと云う考えは理解するとしても、
ドライバーたる者・・・ 案内、標識、信号を見落としちゃいけないのである。
高速道路サイドに、改善の余地がないとは言わないものの、
ドライバーの責任を、他責にするような論調は・・・ 恥ずかしくて堪らない。
そしてもう一つ、これは賛否があると思うが、
亡くなった方々3名に、メディアはいずれも「さん」付けで氏名を報道していた。
死者に鞭打つつもりは全く持ってないが、逆走車のドライバーが存命だったら、
彼は危険運転致死罪で現行犯逮捕され、容疑者と呼ばれていたはずである。
さらに逆走したドライバーは、正面衝突の前に接触事故を起こしたにも拘わらず、
接触事故についての対応をすることなく逃走しており、
メディアは気が動転していたのでは・・・ 気遣うコメントをしていたものの、
厳しい物言いで申し訳ないが、真面なドライバーとして扱うには無理がある。
こういったとき、専門家に説明願いたいのは、賠償や保障はどうなるのかである。
逆走して事故を起こした場合・・・ 自動車保険はどうなるのか?
対人、対物の保険金が出るとは思えないが、自動車保険の更新に当たっては、
なにを漏らしちゃいけないのか、責任の重さ(保障)とともに、その説明がほしい。
私が東京から実家の山口に帰郷する際・・・ いつもドキッとして、
慎重に確認しながら運転しているサービスエリアと高速道路の出入り口がある。
その一つは、新東名高速道路下り(名古屋方面行き)の静岡SAである。
このSAは進行方向サイド(左側)になくて、左から進入して高速道の下をくぐり、
出るときは一旦逆方向(東京方面)に走り、高速道の下をくぐって本線に合流するため、
一瞬だけ逆走してるかのような感覚になり、いつもドキッとしていた。
もう一つは、まだ高速道路になってないが、全線が開通したら高速道路となる山陰道の、
三見IC(長門市と萩市の中間)から長門市方面に進入する場合である。
ここは今回事故が起こったICの進入路と似ていて、萩方面から来て三見で降りる車と、
三見から長門方面に向かう道路が交差しているのである。
三見には萩市と長門市が共用の、粗大ゴミの焼却センターがあって、
女房の実家の後片付けをする際に利用していて、
いつもドキドキしながら・・・ 慎重な運転に心掛けていた。
また、これは番外編になるが、スーパーの駐車場に矢印の進入路とは逆から進入し、
他人の迷惑を顧みず、平気で駐車したり出入りするバカ者ドライバーを、
けっこうな頻度で見かけている。
つい昨日も、それでヒヤッとしたんだから・・・ 「マジでいい加減にしろ!」である。
ルールに厳しく、メチャメチャ五月蠅いはずの国民性だと思っていたが、
一般道と私有地の違いこそあれ、指示を平気で無視するドライバーのなんと多いことか、
なんだか・・・ 悲しくなることも多い。
いずれにしても大事な事は、標識や表示を見落とす可能性があろうと、
ドライバーたる者は見落としちゃならないし、
こんなこと言っちゃお叱りを受けるかもしれないが、他責なんて以ての外で、
街角インタビューでも、メディア対応でも、原因を他所に設定しちゃダメなんである。
そして、こういった事故に至ったら、どれだけの責任を負わねばならないのか、
専門家と呼ばれる方々は、責任の重さを訴えながら、
ドライバーに自戒を求めなきゃならないと思うが・・・ 如何なものだろうか?
追伸
gooブログの終了に当たって、リスタートしたブログについては、
終了までは、gooブログと新ブログの双方にダブルで投稿しようと思っており、
勝手で申し訳ないが・・・ 応援していただければありがたい。
リスタートしたブログ → 「時のつれづれ(北多摩のじいさん)」
基本的にメディアは、利用者のサイドに立って物申すので、いかにも正論のように聞こえますが、
口は出すが、カネは出さないので・・・ 良い身分のお仕事だと思います。
とどのつまりは、コストとベネフィットをどう捉えるかに尽きるんじゃないでしょうか。
ここの、コメント欄の方が、正常なメディアの状況ですね~。
異常な社会の総見直しが、必要不可欠ですね~。
仰ってること、ご尤もだと思いますし、私もそうあってほしいと思いますが、
交通量とコストを比較すると、現実的な解はなんなのか、残念ですが理解せざるえないかもしれません。
また、道路サイドでさまざまな対策をとっても、ルールを無視するドライバーがいれば事故は起こるので、
世の中に100%はないと捉えれば、けっして投げやりになってるわけではありませんが、そんなものだと思っています。
>「一方通行の矢印や、道路に塗られた色分けを見落とすかもしれませんね。」とか、
>「夜だったら、確かに見づらくなりますね。」だとか、ふざけたことを言ってたが、
>「ちょっと待ってくれ!」それを見落とすようなら免許証を返納せよである。
それを見落とすような意識の低い人で、免許証を返納する人はいないと思う。
現実は、そのような人が沢山運転していると私は考えます。
理想論を語ってもしかたありません。
私は、そんな人が運転する逆走車とぶつかりたくありません。
なので私はやはり、そんな意識の低い人でも物理的に入ってこられないような道路にしてほしいです。
私が軽井沢で暮らしていたときは、月に3・4回高速道路で東京まで往復してました。
高速道路は恐いです。
高速道路を運転しているとき、心が安定しているときばかりではありません。
仕事で厭なことがあり、そのまま東京に帰るときがありました。
軽井沢暮らしの7年半、事故がなかったことが不思議なくらいです。