長門ゆずきちケーキ

多摩爺の「大人のおやつ（その２２）」

長門ゆずきちケーキ　道の駅・センザキッチン（山口県長門市）

日本海に面した小さな漁港・長門市は、この町出身の童謡詩人・金子みすゞの故郷として、
町おこしされてるが、地味な特産物として「長門ゆずきち」という長門市オリジナルの柑橘があり、
将棋の藤井四冠が、宇部市で竜王戦に勝利した際、
おやつに「長門ゆずきち」を使ったスイーツを食べたこともあって、俄に注目を浴びている。

女房の実家（長門市）にいるうちに、なんとかして「長門ゆずきち」のスイーツを食べようとしたが、
そもそも、この町では・・・　「長門ゆずきち」そのものはスーパーでもどこでも売ってるが、
喫茶店が少ないことから、スイーツとなると探すのがちょっと難しい。

まずは地元の特産が集まる、道の駅にということで「センザキッチン」に行ってみると、
地元の洋菓子店「ルモンド」さんが作っている
「長門ゆずきちケーキ（２１０円）」と、「長門ゆずきちマドレーヌ（２１０円）」があった。

値段も同じだし、どちらにしようか悩んだが、
ケーキの上の方に「長門ゆずきち」を刻んだ欠片が見えたので、「長門ゆずきちケーキ」を買って、
女房たちが買い物してる間に「センザキッチン」の裏手にあるベンチに腰を掛け、
穏やかな日本海の内海を眺めながら・・・　ポカリスエットとともに昼下がりの一服を楽しんだ。

お目当ての「長門ゆずきち」は少しだけだったが、
まろやかな酸味が、若干固めのパウンドケーキに程よくマッチしているので、
意外と言っちゃ失礼だが・・・　けっこう、いけてる（美味い）と思う。

因みに・・・　長門市のホームページによると、
「長門ゆずきち」は、カボスやスダチなどの香酸柑橘の一種で、
山口県オリジナルの柑橘だと紹介されているものの、
これが柚（ゆず）だと・・・　ハッキリ名言されてるわけではない。

さて「長門ゆずきち」とは・・・　いったい何ものなんだろうか？
ネーミングには、柚（ゆず）の文字があるのに、
お役所が、柚（ゆず）ではないような言い回しをしていることが・・・　気になって仕方ない。

「長門ゆずきち」は、「長門ゆずきち」で構わないんだが、
なぜか・・・　ストンと腑に落ちない。


山口県長門市の洋菓子店「ルモンド」さんの「長門ゆずきちケーキ（２１０円）」

日本海の内海を背にした道の駅「センザキッチン」
おそらく・・・　地名の仙崎（せんざき）と、台所（キッチン）を合わせたネーミングだと思うが、
平日でも広い駐車場がいっぱいになるぐらいだから、けっこうな人気スポットでもある。

「センザキッチン」の裏手にはベンチがあって、日本海の内海を眺めて一息つけるが、
なにか食べてると、空からトンビが狙ってるので・・・　危機管理が必須である。