時のつれづれ(北多摩の爺さん)

下り坂を歩き始めたら
上り坂では見えなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、少し我儘に人生は後半戦が面白い。

入梅(つゆいり)

2020年06月11日 | 四季おりおり

多摩爺の「四季おりおり(その9)」
夏の予感 入梅(つゆいり)

お昼の天気予報で、関東甲信地方が梅雨入りしたと発表された。
如月の寒波とともに、大陸からやってきた厄介者(新型コロナウイルス)に怯え、
例年になく早く開花した桜に、季節外れの雪が彩りを添えた弥生の空
萌黄色の若葉が芽吹いた卯月の遊歩道に、今年は子供たちのワイワイガヤガヤが聞こえない。

お上の強い要請に「嫌だ。」と言えず、ひたすら・・・ 巣篭り生活を続けた皐月の日々
緊急事態は、予定より早く解除されたものの、直後に発せられた東京アラートに心痛が続き、
いつしか、感染者数を気にかける日々にも慣れ、早寝早起きがすっかり常態化したこの頃、
規則正しい生活をしてるのに、なにかしらのストレスが気になる水無月も、既に半ばになっていた。

昨夜の天気予報によれば、今朝は目覚めた時から、大粒の雨が降ってるはずだったが、
強い南風に上空の雲はちぎれ、雲間から降りそそぐ夏の日差しと薫風に、深呼吸を繰り返していた。

季節の移ろいは立ち止まることを知らず、
だれに指示された訳でもないのに・・・ 前へ前へと時を進めている。

お昼の天気予報で、関東甲信地方が梅雨入りしたと発表された。
しばらくは湿度の高い日が続き、体感的にも厳しい毎日になるんだろうが、
この雨と、その後にやって来るカンカン照りが、四季の国を育む食の恵みにつながると思えば、
老体と相談しながら・・・ 付き合うしかないのだろう。

どうやら・・・ 今夜あたりに、東京アラートは解除されそうだが、
コロナ禍が気になる夜の町に、客足を躊躇させる雨となれば、梅雨もまた恵みの季節になるだろう。

新型コロナウイルスの早期収束に、淡い期待を持ちつつ
雨の日の、新たな楽しみ方を探してみるのも・・・ 面白いんじゃなかろうか?


あんなに晴れてたのに・・・ 降り出した途端にこれだから、今年の梅雨は大雨に悩まされるかも?

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