skype for Linuxはいろいろ厄介である。Ubuntuでのソフトウェアセンターでskypeを選択しても、ブツが足りずに起動しない。skypeの本体サイトに行って、あれやこれやと必要となる。ubuntuでもだから、lubuntuは更に厄介かと思ったら、ubuntu 12.04 LTS 日本語版に、Skype ソフトウェアをインストールする方法というサイトが参考になる。
コマンドライン入力が目が良ければ苦にならないので、このサイトで紹介されている方法を試してみた。lubuntuのメニューから「アクセサリ」→「LxTerminal」を開いて、以下の３行を入力するだけだ。
- sudo add-apt-repository ppa:upubuntu-com/chat
- sudo apt-get update
- sudo apt-get install skype
これでインターネットというメニューにもメデタクskypeが表示され、起動もできた。最初の一行目には、「Enterを押せ」という英文が出て止まるのだが、ここでEnterを押さないと、インストールはできない。当たり前だが、何が起きるのか不明だから、ちょっと怖いのも確かだ。
ただし、通話がうまくいくかどうかは、試す相手がいないために、まだ確実ではない。ビデオ通話も果たして出来るかどうか。ただ、動画が撮影保存できる点はlubuntuがxubuntuよりも優れている点で、Lenovoの安物IdeaPad内蔵のCCDを使って録画もできるから、当然ビデオ通話も可能だろうと思うのだが、保証はできない。
今回は、インストールしソフトが起動し、どうやら動きそうだ、という点だけである。
実は、メインとして使っているLenovoの安物ノートPCのWindowsが不調なのである。Intelのグラフィックドライバの塩梅が悪く、MicrosoftUpdateも失敗する。同様のIntelのグラフィックドライバの不具合報告は、Webで検索すると相当数に上るのだが、Updateに失敗する理由が不明だという。どうやらドライバのタイムスタンプが想定外のものだ、という原因臭いのだが、実はよく分からない。ついでに、ドルビーサウンドのドライバも動作が不良である。PCの起動時にエラー表示が出るのだが、回避する方法が分からない。
Linuxもunixも、設定は基本的テキストファイルに記述されている。パスワードファイルもテキストだが、パスワード部分はハッシュ化されていて、その文字をそのとおりに打ち込んだからと言って、確実にパスワードとして認識されるというものではない。パスワード設定日時などがキーとなって暗号化されているわけだ。単純にその文字やら記号やらエスケープシーケンスそのものをコピーしたからうまく入り込めるとは限らない。通常は入れるだろうけど、端末でのアクセスでエスケープシーケンスをフリーで透過させるとは思えないから、やっぱり簡単ではないだろうなぁ。
それにくらべてWindowsのレジストリって、その構造の意味が分からない。いや、多分これはこの手の引数で、これが値で、というようなことはわかるのだが、考えるだけ面倒なのである。分かりたくない、というのが本音で、そんなことがわかったから、不具合が起きたから解決できる、というものでもない。しかも、一つのアプリケーションが複数のレジストリの位置で値を持っていたりするから、全部探すとなると「単純に削除」だけならまだしも、不具合の修正という作業にはなじまないのである。
で、そんなWindwsがLinuxと比べて堅牢かといえば、全然そんなことはなく、ヘタレ度合いではWindowsに軍配が挙がることの方が多い。いや、Ubuntuも以前はヘタレだったのだけども、今はどうやらそうした不具合は少なくなっていて、安定した動作が期待できる。lubuntuだって思いのほか安定しているのである。
どうにも、現在のWindowsが、こうしたヘタレ状態が継続するのならば、lubuntuに乗り換え、全面Linux化するということも考えないとなぁ。
ちなみに、以下の方法もあるようである。
- sudo sh -c "echo 'deb http://archive.canonical.com/ubuntu/ precise partner' >> /etc/apt/sources.list.d/canonical_partner.list"
- sudo apt-get update
- sudo apt-get install skype