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The die is cast

寿司割烹 木挽町 佃屋@中央区銀座「純米大吟醸 稲村屋文四郎」

今宵漂着した先は


「佃屋」

「いらっしゃい」

いつも通り

大将の威勢良い声と女将の優しい笑顔に迎えられる


今宵は学生時代の友人と

乾杯!


お酒は女将さんにお任せ

こちらもいつも通り


スタートは「純米吟醸 豊盃」


「鰹」


初鰹といえば ”山口素堂”の句

「目に青葉山ほととぎす初鰹」

「目には青葉山ほととぎす初鰹」

この二つのパターンを目(耳)にするが

さて、どちらが正しいのか?


国立国会図書館によれば


正解は「目には青葉山ほととぎす初鰹」



「角川俳句大歳時記 夏」季語~初鰹~の例句として

目には青葉山郭公(ほととぎす)初鰹 素堂(江戸新道)


「一億人の季語入門」 第一章

目には青葉山ほととぎすはつ松魚 素堂

とある


「は」の謎解きを”素堂”自らが「とくとくの句合」の中でこんな風にしている


「目には青葉といひて、耳には郭公、口には鰹と、おのづから聞ゆるにや」



「目には青葉」と字余りのゆったりした呼吸の中に読者は初夏の青葉の景を思い描く



ややおいて「山ほととぎす初鰹」とテンポよくたたみかけられることによって、読者は自らの耳や口の五感が刺激されて初夏の候を体全体に感じるようになる



という事である

らしい・・・



「青葉」「ほととぎす」「初鰹」はいずれも夏の季語

初夏を代表する風物三つを調子よくよみこんだのが機知にあふれて快く

江戸っ子の人気を博したそうな



嘉味!

ビールからスタートし俳句談義をやっている間にトータル9杯

デザートの女将お手製プリンまでしっかりいただきました

ごちそうさまです

もちろんまた来ます

また飲みすぎた。。。

女将さん お誕生日おめでとう!

☆☆☆(☆☆☆また行きたい ☆☆美味しかった ☆まずまず ×価値なし)
営業時間  11:3014:00 17:3022:00
定休日   日曜日・祝日 土曜日 ランチのみ営業
中央区銀座6-16-6坂口銀座ビル3 03-6264-2241

 
 
 
 
 

コメント一覧

takuya979
@6x6_2008 こんにちは
はっと気づきました
何度も拝見させていただいているあの景色
重ね合わせて味わいたかったです
嗚呼、だから酒は堪らんです
6x6_2008
毎度、素晴らしい酒のオンパレード。

目を引いたのが「亀吉」で、青森県黒石市の「中村亀吉酒造」で造られていて、この造り酒屋の建物が本当に素晴らしいのです。
特に冬になると、歩道部分の庇に引き戸をつけて、歩道を室内廊下のようにするのですが(こみせ通り)、こんなに美しい姿はありません。
僕が黒石に写真を撮りにいく理由は殆どこれです。

追伸:ちなみに酒は同じ亀吉でも旨いのとそうでもないのと・・・・
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