べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

ブラジルはポルトガル語、周りはスペイン語

2016年08月14日 | 社会
日本の金メダルラッシュが続いてて怖いくらい

リオデジャネイロオリンピック。ブラジルの都市ですね。ブラジルの公用語はポルトガル語です。中央アメリカと南アメリカ大陸の他の国々はスペイン語。なぜなんでしょう?

ロンドンオリンピックを楽しんで、世界の国々を学ぼう!


時代が変わってもひとのココロは変わらない。ですがよのなかの状況により、ひとの感覚は大きく変わっていきます。あなたが歴史を学ぶとき、その状況とりわけ現在との違いに着目するとつかみやすいかもしれませんよというお話

わたしたちの”これからに”役立つからね


1492年コロンブス新大陸到達(黄金目指して、石の国)

・支配の確定していない土地は早い者勝ち
・国家自身が権利者となる仕組みがなく、各王室や団体が権利を求めていた
・キリスト教諸国の法的承認をローマ教皇が与えていた
・教皇に対抗できる組織や仕組みはなかった

授業でノート取るべきはこういう状況や背景です。知識は教科書にもまとめて載ってますが、こういった状況はまとまってませんから後からでは分からなくなりますよ(←授業時のポイント!)


トルデシリャス条約とは、1494年スペインとポルトガルで結ばれた条約です

この頃スペインとポルトガルの間で新世界アメリカ大陸の取り合いが始まりました。先にスペイン出身の教皇アレクサンデル6世がスペインに有利な境界線「教皇子午線★」を設定します

ポルトガルはこれを不服としてスペインと直接協議し、境界線を引き直します。これを教皇が承認しました。「トルデシリャス条約★」です

この条約によりアメリカ大陸全域でスペインが優先権を持ちます。ただし条約前に抑(おさ)えた領土はそのまま持っていても良いことにしました。そのためブラジルだけポルトガルが支配しました


勝手ですねえ。「新大陸」ったって先にひとは住んでるわけですし、キリスト教ではない国々はカヤの外で決められちゃってますし

ただよのなかの仕組みはひとが造り出すものですから、先に整えた方が有利には違いありません。だから近代国家はあらかじめ明示した法体系を整備しておくわけです。正しいかどうかは別ですけどね

ブラジルはポルトガル語、他の中南米はスペイン語です。一眠りして深夜オリンピック見よ(藤田)


【ワールドカップ・南アフリカ】南アメリカ大陸、アルゼンチンのこども♪

時事・ニュース~2010年9月|公民・オリンピック・WC・ブラジル


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。