べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

結果がすべて?|ボクたちの失敗

2017年08月20日 | 私から保護者へ
仕事を始めたころ、結果がすべてだと信じてました

理由はひとつではありませんが、まあ研修で学んだことを真(ま)に受けたんでしょう。仕事は結果がすべてだ、お客さんは結果におカネを払うんだ、とね

ボスへの提言2

それで、生徒のテスト結果に一喜一憂し、一番早く結果が得(え)られる手法を選び、保護者に喜んでもらおうと電話で報告をする

いまも信じてますよ。間違いだとは思わないから。仕事の大半は結果です。大前提です。悩むならこれができるようになってから悩め


仕事を始めて三年も経つと業務に慣れてきます。前述の業務も自然にできるようになり、保護者も生徒にも「喜びの声」を頂けるようになりました。役に立てるとうれしいな。やっぱ結果がすべてか

待て待て、断定するにはまだ早い。生徒が増えてくるにつれ状況も変わってきました。一番困惑したのは、「先生にたいへん感謝してます」と言われながら退塾されたとき。多数ではありませんが一定数あります。感謝はただの社交辞令だと思いました。結果がまだ足りない。これもあれも、もっとやらせれば成績はもうひとつ上に上がれる。わたしはなにかを見失ってました。なんでしょう。わかりません

サラリーマン時代はとうとうわかりませんでした。その後さまざまなことを試した末、どうやら結果"だけ"じゃなさそうだとは思い当たりました

考えを変えます。提案型にしました。やらせてることはさほど変わりませんが、生徒も保護者にもやることを提示し選びとってもらいます。押し付けません。期待する選択をしてもらえないこともありますが、それで良いと思ってます。ゴールを決められるのはわたしじゃない

お父さんスイッチ|出番ですよ、お父さん

資格試験や教科や単元を絞って指定された場合は結果が最優先ですし、なんらかの強い要望があればわたしの考えは後回しです。提案型が「正解」なのかいまだにわかりません

わからないまま終わるのかも知れませんね。それでも以前のわたしより役に立てるようになれた気がします。わたしは合意できたゴールへ繋がる結果に全力を尽くすだけです。結果のために相手の意思を無視してムリを押し付けることはしません。生徒も保護者もニコニコしながら卒塾してくれますし

タイムラグと闘え!|ボクたちの失敗

いまは、結果"だけ"じゃなかったんだろうなとは思ってます。結果だけ求めるのは、依頼者の意思よりわたしの考えを押し付けてるってことです。初歩ならそこにズレはありませんが成績がある程度上がるとズレが大きくなります。結果が不可欠なことは間違いないにしても、その結果を得るためにどんな過程をたどったかが満足感を生みますしね。どこまでやるか決めるのはわたしじゃない

わたしがすべきことは見えてきました。答えはひとつじゃありません。だからと言ってなんでも良いわけでもない。特に人間関係はそう単純じゃない。だからさ、ものごとは重層的に捉(とらえ)えましょうよ(藤田)

じゅうそう‐てき
【重層的】〔ヂユウソウ‐〕
[形動]いくつもの層にかさなっているさま。「文化の―な構造」

「大辞泉」より引用


5%だって現実に実を結ぶこともある


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