英語で発想するってなんなんだってばよ!?
もとの日本文の順に英語に置き換えていく逐語(ちくご)訳をやめよう、ということです
[問い]
次の日本文を英文に訳しなさい
外国に行って病気になったとき、自分の症状を医者に的確に伝えることができたら、その人の語学は満点だと聞いた。(信州大)
「神戸文章の英語合格英作文作成法―試験で点がとれる <改訂版>」(学研)
英語で発想する、その一
[文型をヒントに全体をみろ!]
文型なら主語+述語からですね。主語が複数あったり省略されることもあるので、述語から先に見てください。日本文の述語は文末にきます。
(述語)〜と聞いた。
次に述語に合う主語を探ります。主語は「〜は」「〜が」のかたちをとりますからこの問題文には…ありませんね。省略されているのです。前に出てきた主語の繰り返しや「わたしは」「わたしたちは」「かれらは」「人々は」など日本語では省略されやすい主語があります。文中で省略されている主語、意識してはいない主語(主体)を探り出す能力は英語に限らず高等教育の重要な目的のひとつです。主体がハッキリすることで目的や問題点が明確になり、解決策も明確にできるからです。
(主語+述語)わたしは〜と聞いた↓
I heard that
(主語+述語)かれらは〜と言う↓
They say that
別解もできます。英文で日常の習慣・反復的動作や一般的真理・格言は、実際の時間にかかわらず現在形にします。ここでsayを使う場合、時間によらない一般的真理なので現在形です。
英語で発想する、その二
[文末を中心に構文を使え!]
「〜と聞いた。」は書き出しましたから、そこを省いた「外国に行って病気になったとき、自分の症状を医者に的確に伝えることができたら、その人の語学は満点だ」を見ます。
ここでの主語+述語は「その人の語学は満点だ」。この日本文なら「もし〜なら〜だ」の構文が使えそうです。「(もし)自分の症状を医者に的確に伝えることができたら、その人の語学は満点だ」だけ書いてみましょう。
もしかして「的確に」が出てこない?良いんです。飛ばしましょう。文型にも構文にもふくまれない、これは副詞です。副(そ)えることば。大きな減点になりません。
日本文は重要な部分が文末にきます。英文は文頭にきます。「主語+述語。」と「主語+動詞〜」の最大のちがいです。ですから日本文の文頭のことばはさほど重要ではない。逆に英文では文末に近い語は飛ばしても良い。「日本文の順に」逐語訳をやっていると、肝心の文末までたどり着く前に息切れしてしまいます。これは大減点です。
英作文は端(はな)から満点なんて狙いません。ムリです。わたしはムリwあなたがチカラを入れるべきは文型と構文です。採点でここを見られます。
基本英単語と五文型そして重要構文★。最優先です!←ポイント★!!
if you can explain to the doctor how you feel, your language ability is satisfactry.
if you can explain your condition to a doctor , then your language ability is fine.
ここまで書き出しました。見ながら写しても構わない。実際に書き出したよね?
続きます。(塾長)
もとの日本文の順に英語に置き換えていく逐語(ちくご)訳をやめよう、ということです
[問い]
次の日本文を英文に訳しなさい
外国に行って病気になったとき、自分の症状を医者に的確に伝えることができたら、その人の語学は満点だと聞いた。(信州大)
「神戸文章の英語合格英作文作成法―試験で点がとれる <改訂版>」(学研)
英語で発想する、その一
[文型をヒントに全体をみろ!]
文型なら主語+述語からですね。主語が複数あったり省略されることもあるので、述語から先に見てください。日本文の述語は文末にきます。
(述語)〜と聞いた。
次に述語に合う主語を探ります。主語は「〜は」「〜が」のかたちをとりますからこの問題文には…ありませんね。省略されているのです。前に出てきた主語の繰り返しや「わたしは」「わたしたちは」「かれらは」「人々は」など日本語では省略されやすい主語があります。文中で省略されている主語、意識してはいない主語(主体)を探り出す能力は英語に限らず高等教育の重要な目的のひとつです。主体がハッキリすることで目的や問題点が明確になり、解決策も明確にできるからです。
(主語+述語)わたしは〜と聞いた↓
I heard that
(主語+述語)かれらは〜と言う↓
They say that
別解もできます。英文で日常の習慣・反復的動作や一般的真理・格言は、実際の時間にかかわらず現在形にします。ここでsayを使う場合、時間によらない一般的真理なので現在形です。
英語で発想する、その二
[文末を中心に構文を使え!]
「〜と聞いた。」は書き出しましたから、そこを省いた「外国に行って病気になったとき、自分の症状を医者に的確に伝えることができたら、その人の語学は満点だ」を見ます。
ここでの主語+述語は「その人の語学は満点だ」。この日本文なら「もし〜なら〜だ」の構文が使えそうです。「(もし)自分の症状を医者に的確に伝えることができたら、その人の語学は満点だ」だけ書いてみましょう。
もしかして「的確に」が出てこない?良いんです。飛ばしましょう。文型にも構文にもふくまれない、これは副詞です。副(そ)えることば。大きな減点になりません。
日本文は重要な部分が文末にきます。英文は文頭にきます。「主語+述語。」と「主語+動詞〜」の最大のちがいです。ですから日本文の文頭のことばはさほど重要ではない。逆に英文では文末に近い語は飛ばしても良い。「日本文の順に」逐語訳をやっていると、肝心の文末までたどり着く前に息切れしてしまいます。これは大減点です。
英作文は端(はな)から満点なんて狙いません。ムリです。わたしはムリwあなたがチカラを入れるべきは文型と構文です。採点でここを見られます。
基本英単語と五文型そして重要構文★。最優先です!←ポイント★!!
if you can explain to the doctor how you feel, your language ability is satisfactry.
if you can explain your condition to a doctor , then your language ability is fine.
ここまで書き出しました。見ながら写しても構わない。実際に書き出したよね?
続きます。(塾長)